いつものコーディネートに新鮮さを加えたい、そんな時に役立つのが「付け襟」です。特にスタンドカラーの付け襟は、上品で知的な印象を演出でき、シンプルなトップスも一気に華やかに変身させます。本記事では、付け襟スタンドカラーの魅力から、必要な材料、そして具体的な作り方までを徹底的に解説します。手作りの付け襟で、あなただけのおしゃれを気軽に楽しみましょう。
付け襟スタンドカラーとは?その魅力と活用シーンを解説

付け襟スタンドカラーとは、首に沿ってまっすぐに立ち上がる襟のことで、折り返しがないのが特徴です。シャツやブラウス、ジャケットなどに見られる立ち襟の総称であり、日本語では「立ち襟」や「立て襟」とも呼ばれます。中国のチャイナ服に見られるマオカラーや学生服の詰襟も、スタンドカラーの一種です。襟元がすっきりとして見えるため、知的でクラシックな印象を与え、普段使いからフォーマルなシーンまで幅広く活躍します。
付け襟は、トップスと一体化している襟とは異なり、単体で身につけるアクセサリーのようなファッションアイテムです。シンプルなTシャツやニット、ワンピースにプラスするだけで、まるで重ね着をしているかのようなおしゃれな雰囲気を手軽に演出できます。 新しい服を買い足すことなく、手持ちの洋服の印象をガラリと変えられるのが大きな魅力です。
また、首元に視線を集める効果があるため、小顔効果やレフ板効果も期待できます。 季節を問わずオールシーズンで使えるため、一つ持っているとコーディネートの幅が大きく広がるでしょう。
準備を始めよう!必要な材料と道具リスト

付け襟スタンドカラー作り方を始める前に、まずは必要な材料と道具を揃えましょう。これらを事前に準備しておくことで、スムーズに作業を進められます。手芸店や100円ショップなどで手に入るものばかりなので、気軽に挑戦できます。
主な材料
- 表生地:付け襟のメインとなる生地です。綿ローン、ブロード、オックスフォードなど、シャツやブラウスに使われるような薄手から中厚手の布がおすすめです。レース生地を使う場合は、裏地も用意すると良いでしょう。
- 裏生地:表生地が薄い場合や、肌触りを良くしたい場合に用意します。表生地と同系色か、透けても問題ない色を選びましょう。
- 接着芯:襟にハリを持たせ、形をきれいに保つために使います。薄手から中厚手の不織布接着芯が扱いやすくおすすめです。
- ボタン:付け襟を留めるためのボタンです。デザインに合わせて、1.0cm~1.5cm程度のボタンを1~3個用意します。スナップボタンやリボンでも代用可能です。
- ミシン糸:生地の色に合わせたミシン糸を用意します。ポリエステル製の普通地用ミシン糸が一般的です。
主な道具
- ミシン:縫製作業の効率を上げるために使います。手縫いでも作成可能ですが、ミシンを使うとよりきれいに、早く仕上がります。
- 裁ちばさみ:生地をきれいに裁断するために使います。布専用のはさみを用意しましょう。
- 糸切りばさみ:細かい糸を切る際に便利です。
- チャコペン(またはフリクションペン):型紙を生地に写す際に使います。時間が経つと消えるタイプや水で消えるタイプがおすすめです。
- まち針(またはクリップ):生地を仮止めする際に使います。
- アイロン:縫い代を割ったり、接着芯を貼ったり、形を整えたりと、縫製工程の要所で使用します。
- アイロン台:アイロン作業に必須です。
- 定規:採寸や型紙作成、生地の裁断時に使います。
- 目打ち:細かい部分を整えたり、角をきれいに返したりする際に便利です。
- 型紙:後述する型紙の準備方法を参考に用意しましょう。
型紙の準備方法:無料ダウンロードから自作まで

付け襟スタンドカラー作り方で最も重要な工程の一つが型紙の準備です。型紙があれば、初心者の方でもバランスの取れたきれいな形の付け襟を作れます。ここでは、いくつかの型紙の準備方法をご紹介します。
無料型紙の探し方
インターネット上には、無料でダウンロードできる付け襟の型紙が多数公開されています。手芸用品メーカーのウェブサイトや、ハンドメイドブログなどで見つけられます。スタンドカラーの付け襟に特化した型紙だけでなく、丸襟やフリル襟など、さまざまなデザインの型紙が見つかるので、好みに合わせて選んでみましょう。 ダウンロードした型紙は、A4用紙などに印刷し、貼り合わせ線に沿ってカットして使用します。
既存の服から型紙を作る方法
お気に入りのシャツやブラウスの襟元を参考に、自分で型紙を作ることも可能です。襟の形を紙に写し取り、付け襟として独立させるための縫い代を加えて調整します。この方法は、自分の体型や好みにぴったり合った付け襟を作りたい場合に有効です。特に、サイズアウトしてしまったシャツの襟をリメイクして付け襟にする方法もあります。
シャツの襟周りを切り取り、端を処理してゴムを付けるだけで、手軽に付け襟風にリメイクできます。
型紙なしで直線縫いするコツ
「型紙を作るのが面倒」「もっと手軽に作りたい」という方には、型紙なしで直線縫いを活用する方法もあります。この方法は、主に長方形の布を組み合わせてスタンドカラーの形を作るため、比較的簡単に挑戦できます。例えば、布を長方形に裁断し、首回りのカーブを直接描いてカットする方法や、既存の服の襟ぐりを参考に布をカットする方法などがあります。
型紙がない分、縫い代の取り方やカーブの処理に注意が必要ですが、シンプルなデザインであれば初心者でも十分作れます。
基本の付け襟スタンドカラー作り方ステップバイステップ

ここからは、付け襟スタンドカラーの基本的な作り方をステップバイステップで解説します。ミシンを使った縫製が前提ですが、手縫いでも丁寧に作業すればきれいに仕上がります。焦らず、一つ一つの工程を丁寧に進めましょう。
生地の裁断と接着芯の貼り付け
まず、用意した型紙を使って表生地と裏生地を裁断します。チャコペンで型紙の線を正確に写し、裁ちばさみで丁寧にカットしましょう。この時、縫い代の指示がある場合は、その通りに縫い代を付けて裁断します。次に、表生地の裏側に接着芯を貼ります。アイロンの温度を接着芯の指示に合わせて調整し、生地にしっかりと密着させましょう。
接着芯を貼ることで、襟にハリが出て、仕上がりが格段にきれいになります。
襟部分を縫い合わせる
裁断した襟の表生地と裏生地を中表(生地の表側同士が内側になるように)に合わせ、まち針で固定します。襟の外周部分をミシンで縫い合わせますが、返し口として数センチ縫い残しておきましょう。縫い終わったら、縫い代を5mm程度にカットし、カーブの部分には細かく切り込みを入れます。角がある場合は、縫い目を切らないように斜めにカットすると、表に返した時にきれいに仕上がります。
返し口から表に返し、アイロンで形を整えます。
台襟部分を縫い合わせる
次に、台襟(だいえり)部分を縫い合わせます。台襟の表生地と裏生地を中表に合わせ、上端と両サイドを縫い合わせます。この時も、返し口を数センチ残しておきましょう。縫い代をカットし、カーブに切り込みを入れたら、返し口から表に返してアイロンで形を整えます。台襟は襟を立たせるための土台となる部分なので、しっかりと形を整えることが大切です。
襟と台襟を結合する
表に返した襟と台襟を結合します。台襟の返し口を縫い閉じる前に、襟の縫い代を台襟の間に挟み込むようにして仮止めします。この時、襟の中心と台襟の中心をしっかりと合わせることが重要です。ミシンで襟と台襟を縫い合わせ、最後に台襟の返し口をまつり縫いなどで閉じます。この工程は、付け襟の仕上がりを左右する大切な部分なので、慎重に作業を進めましょう。
ボタンホールとボタン付け
付け襟を留めるためのボタンホールを作り、ボタンを付けます。ボタンホールはミシンのボタンホール機能を使うと簡単ですが、手縫いでも作れます。ボタンホールの位置は、付け襟の中心や、着けた時にバランスが良い位置に決めましょう。ボタンホールができたら、対応する位置にボタンをしっかりと縫い付けます。ボタンの代わりにスナップボタンやリボンを使用する場合は、それぞれの取り付け方法に従って付けましょう。
仕上げのアイロンと整え方
全ての縫製が終わったら、最後にアイロンで全体を丁寧に整えます。縫い代が落ち着き、付け襟全体の形が美しく仕上がります。特に、襟のカーブや台襟の立ち上がり部分を意識してアイロンをかけると、よりプロフェッショナルな印象になります。細部にまで気を配ることで、手作りの付け襟が既製品のような完成度になります。
初心者でも失敗しない!きれいに仕上げるためのコツ

手作りの付け襟スタンドカラー作り方で、初心者の方がつまずきやすいポイントや、よりきれいに仕上げるためのコツをご紹介します。これらのコツを押さえることで、失敗を減らし、満足のいく作品を作れます。
縫い代の処理を丁寧に行う
縫い代の処理は、仕上がりの美しさに直結します。特にカーブの部分は、縫い代に細かく切り込みを入れることで、表に返した時に生地が引きつれず、滑らかなカーブになります。また、角の部分は縫い目を切らないように斜めにカットすると、きれいに角が出ます。縫い代を割る、または片倒しにする際も、アイロンを使ってしっかりと癖付けましょう。
この一手間が、付け襟の完成度を高める重要なポイントです。
アイロンをこまめに使う
縫製工程の節目節目でアイロンをこまめに使うことが、きれいに仕上げるためのコツです。縫い代を割ったり、生地の折り目をつけたり、接着芯を貼ったりする際に、アイロンでしっかりと形を整えることで、次の工程が格段に進めやすくなります。特に、襟や台襟のように立体的なパーツは、アイロンでしっかりと形を整えることで、美しいシルエットが生まれます。
仮縫いや仮止めを活用する
特に初心者の方は、いきなりミシンで縫い始めるのではなく、仮縫いやまち針、クリップなどを使ってしっかりと仮止めすることをおすすめします。特に、襟と台襟を結合する際や、ボタンホールを作る位置を決める際には、仮止めをして一度試着してみると良いでしょう。これにより、縫い間違いや位置のずれを防ぎ、安心して本縫いを進められます。
生地選びのポイント
付け襟に適した生地を選ぶことも、きれいに仕上げるためのコツです。初心者の方には、縫いやすく、形が安定しやすい綿ブロードやオックスフォードなどの、ハリのある生地がおすすめです。薄すぎる生地や、伸縮性のある生地は、縫製が難しくなる場合があります。また、柄物の生地を選ぶ際は、柄の向きや配置を考慮すると、よりおしゃれな付け襟になります。
アレンジで広がる可能性:デザインのアイデア集

基本的な付け襟スタンドカラー作り方をマスターしたら、次は自分だけのオリジナルデザインに挑戦してみましょう。生地や装飾を変えるだけで、付け襟の印象は大きく変わります。ここでは、いくつかのデザインアイデアをご紹介します。
レースやフリルで華やかに
襟の縁にレースやフリルをあしらうと、一気に華やかでフェミニンな印象になります。縫い合わせる際にレースやフリルを挟み込んだり、完成した付け襟の縁に後から縫い付けたりする方法があります。ギャザーを寄せたフリルや、繊細な刺繍レースなど、さまざまな種類のレースやフリルを試して、自分好みのデザインを見つけてみましょう。
生地を変えて印象チェンジ
使用する生地の素材や色、柄を変えるだけでも、付け襟の雰囲気は大きく変わります。例えば、クラシックな印象にしたいなら白のコットン生地、カジュアルにしたいならデニム生地、秋冬にはウールやツイード、春夏にはリネンやシフォンなど、季節や合わせる洋服に合わせて生地を選んでみましょう。 柄物の生地を使えば、シンプルなトップスも個性的な装いに早変わりします。
ボタンやリボンの選び方
付け襟を留めるボタンやリボンも、デザインの重要な要素です。アンティーク調のボタンや、パールボタン、くるみボタンなど、ボタンの種類を変えるだけで印象は大きく変わります。また、リボンで結ぶタイプの付け襟にすれば、より可愛らしい雰囲気を演出できます。リボンの素材や色、太さによっても表情が変わるので、全体のバランスを考えて選ぶのがコツです。
刺繍やアップリケで個性をプラス
無地の付け襟に、手刺繍やアップリケでオリジナルのデザインを施すのもおすすめです。花柄やイニシャル、幾何学模様など、自分のセンスを活かして世界に一つだけの付け襟を作れます。刺繍糸の色やステッチの種類を変えるだけでも、さまざまな表情が生まれます。
よくある質問

- 付け襟の作り方で簡単なのは?
- 付け襟の型紙はどこで手に入りますか?
- 付け襟はどんな生地で作るのがおすすめですか?
- 付け襟のスタンドカラーってどういう意味ですか?
- 付け襟のボタンはどうやってつけますか?
- 付け襟の襟ぐりの測り方は?
- 付け襟の型紙なしで作る方法は?
- 付け襟のメリットは何ですか?
付け襟の作り方で簡単なのは?
付け襟の作り方で簡単なのは、型紙なしで直線縫いを活用する方法や、既存のシャツの襟をリメイクする方法です。また、無料型紙を利用して、丸襟やフラットカラーといったシンプルなデザインから始めるのもおすすめです。
付け襟の型紙はどこで手に入りますか?
付け襟の型紙は、手芸用品メーカーのウェブサイトで無料ダウンロードできるものや、ハンドメイドブログで公開されているものがあります。また、手芸店で販売されている型紙や、付け襟テンプレートを利用する方法もあります。
付け襟はどんな生地で作るのがおすすめですか?
付け襟には、綿ローン、ブロード、オックスフォードなど、薄手から中厚手でハリのある生地がおすすめです。レース生地やリネン、シフォンなども使えますが、初心者の方には縫いやすい綿素材が良いでしょう。
付け襟のスタンドカラーってどういう意味ですか?
スタンドカラーとは、襟の折り返しがなく、首に沿ってまっすぐに立ち上がる襟の総称です。日本語では「立ち襟」や「立て襟」とも呼ばれ、知的で上品な印象を与えます。
付け襟のボタンはどうやってつけますか?
付け襟のボタンは、まずボタンホールを作り、その位置に合わせてボタンを縫い付けます。ミシンのボタンホール機能を使うと簡単ですが、手縫いでも可能です。スナップボタンやリボンで代用することもできます。
付け襟の襟ぐりの測り方は?
付け襟の襟ぐりを測る際は、合わせたい服の襟ぐりの長さを測るのが一般的です。首回りに沿ってメジャーを当て、ゆとりを持たせた長さに調整します。型紙を使用する場合は、型紙の指示に従いましょう。
付け襟の型紙なしで作る方法は?
付け襟を型紙なしで作るには、長方形の布を組み合わせてスタンドカラーの形を作る方法や、既存の服の襟元を参考に直接布をカットする方法があります。シンプルなデザインであれば、直線縫いを活用して手軽に作れます。
付け襟のメリットは何ですか?
付け襟のメリットは、シンプルな服の印象を簡単に変えられること、重ね着風のおしゃれを楽しめること、小顔効果やレフ板効果が期待できること、そして季節を問わずオールシーズンで使えることです。
まとめ
- 付け襟スタンドカラーは、首元に沿って立ち上がる襟で、上品で知的な印象を与える。
- シンプルなトップスにプラスするだけで、手軽にコーディネートの雰囲気を変えられる。
- 小顔効果やレフ板効果も期待でき、オールシーズン活躍するファッションアイテム。
- 材料は表生地、裏生地、接着芯、ボタン、ミシン糸などが基本となる。
- 道具はミシン、裁ちばさみ、アイロン、チャコペンなどを用意する。
- 型紙は無料ダウンロード、既存の服からの自作、型紙なしの直線縫いなど多様な方法がある。
- 作り方は、生地の裁断、接着芯貼り付け、襟部分の縫製、台襟部分の縫製、襟と台襟の結合、ボタン付け、仕上げのアイロンの順に進める。
- きれいに仕上げるコツは、縫い代処理の丁寧さ、こまめなアイロン、仮縫いや仮止めの活用。
- 初心者には縫いやすい綿ブロードやオックスフォード生地がおすすめ。
- レースやフリル、異なる生地、ボタンやリボンの変更で多様なアレンジが可能。
- 刺繍やアップリケでオリジナリティを出すこともできる。
- 無料型紙は手芸サイトやブログで探せる。
- 型紙なしでも直線縫いを活用すれば簡単に作れる。
- 付け襟は服の印象を変えたい時や、重ね着を楽しみたい時に便利。
- 襟ぐりの測り方は、合わせる服の首回りを参考にすると良い。
- 手作りの付け襟で、自分だけのスタイルを楽しめる。
