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【正体はコレ!】家の中の黒いナメクジみたいな虫の危険性と駆除・予防法を徹底解説

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【正体はコレ!】家の中の黒いナメクジみたいな虫の危険性と駆除・予防法を徹底解説
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家の中で、ふと黒くてニョロニョロした、ナメクジのような虫を見つけてゾッとした経験はありませんか?「これはいったい何?」「毒はあるの?」「どうやって駆除すればいいの?」と次々に疑問が浮かび、不安になりますよね。特に小さなお子様やペットがいるご家庭では、その心配はさらに大きくなることでしょう。本記事では、その不快な虫の正体を突き止め、危険性の有無から、今すぐできる駆除方法、そして二度と家の中で出会わないための徹底的な予防策まで、詳しく解説していきます。

目次

家に出る黒いナメクジみたいな虫の正体は?考えられる候補3選

家に出る黒いナメクジみたいな虫の正体は?考えられる候補3選

家の中で遭遇する「黒いナメクジみたいな虫」。その正体は、主に3種類の生物が考えられます。見た目は似ていても、生態や危険性はそれぞれ異なります。まずは、あなたの家に出た虫がどれに当てはまるか、特徴を見比べてみましょう。

本章では、以下の候補について詳しく解説します。

  • コウガイビル
  • ヤスデ
  • ナメクジ

頭の形が特徴的な「コウガイビル」

もし見つけた虫の頭がイチョウの葉やハンマーのような形をしていたら、それは「コウガイビル」の可能性が高いです。 名前に「ヒル」と付いていますが、血を吸うことはありません。 プラナリアの仲間で、非常に強い再生能力を持つのが特徴です。

体は細長く、黒っぽい色をした「クロイロコウガイビル」や、黄色っぽい体に黒い筋模様が入った「オオミスジコウガイビル」などが日本でよく見られます。 普段は湿った土の中や石の下に潜んでいますが、エサとなるナメクジやミミズを求めて、夜間に活動し家の中に侵入してくることがあります。

足がたくさんある「ヤスデ」

体をよく見ると、たくさんの足がうごめいている場合は「ヤスデ」です。ナメクジやコウガイビルのように這うのではなく、無数の足を動かして移動します。ムカデと間違われることもありますが、ヤスデは人を刺したり咬んだりすることはなく、動きも比較的ゆっくりです。

ヤスデは湿気を好み、落ち葉や腐った木などを食べて分解してくれる「森の掃除屋」とも呼ばれる益虫の一面もあります。 しかし、刺激を与えると丸まって臭い液体を出すことがあるため、不快害虫として扱われます。 特に梅雨の時期や秋雨の季節に、雨水から逃れるために家の中に侵入してくることが多くなります。

正真正銘の「ナメクジ」

もちろん、その虫が「ナメクジ」そのものである可能性も十分に考えられます。一般的に見かけるナメクジは茶色っぽいですが、黒っぽい種類も存在します。 体の表面は粘液で覆われており、這った後にはキラキラと光る筋が残るのが大きな特徴です。

ナメクジは殻のない巻貝の仲間で、非常に湿度の高い環境を好みます。 浴室やキッチンなどの水回り、結露しやすい窓際などで見かけることが多いでしょう。夜行性で、日中は植木鉢の下や物陰に隠れています。

特徴コウガイビルヤスデナメクジ
見た目細長く、頭がイチョウの葉やハンマーのような形 細長く、たくさんの足がある ぬめっとしていて、這った跡が光る
動きニョロニョロと這う足をうごめかせて移動するゆっくりと這う
主な生息場所湿った土の中、石や落ち葉の下 落ち葉の下、腐った木の中 植木鉢の下、ジメジメした場所
危険性基本無害だが、寄生虫を持つ可能性あり 無害だが、不快な臭いを出す 寄生虫(広東住血線虫)を持つ可能性あり

【危険?無害?】黒いナメクジみたいな虫が人間に与える害

【危険?無害?】黒いナメクジみたいな虫が人間に与える害

見た目が不快なこれらの虫ですが、実際に人体にどのような影響があるのでしょうか。益虫とされる側面もありますが、注意すべき点も存在します。それぞれの虫の危険性について、正しく理解しておきましょう。

この章では、以下の虫の害について解説します。

  • コウガイビルの危険性
  • ヤスデの危険性
  • ナメクジの危険性

コウガイビルは基本無害だが寄生虫に注意

コウガイビルは、基本的には人間に直接的な害を与えません。血を吸ったり、毒で攻撃してきたりすることはありません。 むしろ、庭の植物を食い荒らすナメクジを食べてくれるため、益虫と見なされることもあります。

しかし、注意点が全くないわけではありません。コウガイビルはナメクジなどを捕食するため、そのナメクジが持っていた「広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)」という寄生虫を体内に保持している可能性があります。 人間に感染すると、重い髄膜炎を引き起こすことがある危険な寄生虫です。 また、ごく稀にフグ毒と同じ「テトロドトキシン」を持つ個体も発見されているため、素手で触るのは絶対に避けるべきです

ヤスデは臭いが問題!アレルギーにも注意

ヤスデは、人体に直接的な危害を加えることはありません。しかし、危険を感じると体を丸め、体液を分泌します。 この体液が非常に臭く、皮膚に付着するとヒリヒリとした痛みや水ぶくれを引き起こすことがあります

また、ヤスデの死骸やフンが乾燥して空気中に舞い、それを吸い込むことでアレルギー症状を引き起こす可能性も指摘されています。大量発生した場合は、特に注意が必要です。見た目の不快感と臭いが、ヤスデの主な害と言えるでしょう。

最も注意すべきはナメクジ!広東住血線虫のリスク

3種類の中で、最も注意が必要なのがナメクジです。ナメクジは「広東住血線虫」の中間宿主として知られています。 この寄生虫に汚染されたナメクジに触れた手で食事をしたり、ナメクジが這った後の野菜を生で食べたりすることで、経口感染するリスクがあります。

広東住血線虫は、人の体内に入ると脳や脊髄に移動し、激しい頭痛、発熱、嘔吐などを伴う好酸球性髄膜脳炎を発症させることがあります。 日本でも死亡例が報告されており、決して軽視できない危険性です。 ナメクジを見つけても、絶対に素手で触らず、もし触れてしまった場合は石鹸で念入りに手を洗いましょう

今すぐできる!家の中の黒い虫の正しい駆除方法

今すぐできる!家の中の黒い虫の正しい駆除方法

家の中で不快な虫を見つけたら、一刻も早く駆除したいですよね。しかし、間違った方法で対処すると、かえって事態を悪化させてしまうことも。ここでは、虫の種類に応じた安全で効果的な駆除方法を紹介します。

この章では、以下の駆除方法について解説します。

  • コウガイビルの駆除方法:切断はNG!
  • ヤスデの駆除方法:殺虫剤か熱湯で
  • ナメクジの駆除方法:塩や熱湯が効果的
  • 駆除業者に依頼するのも一つの手

コウガイビルの駆除方法:切断はNG!

コウガイビルを駆除する際に絶対にやってはいけないのが、切ったり潰したりすることです。コウガイビルは驚異的な再生能力を持っており、体がちぎれるとそれぞれが再生して個体数が増えてしまいます。

最も安全な駆除方法は、割り箸などでつまんで屋外に捨てることです。もし殺処分したい場合は、塩をかけるか、熱湯をかけるのが効果的です。ナメクジ用の駆除剤も有効とされています。

ヤスデの駆除方法:殺虫剤か熱湯で

ヤスデは、市販の不快害虫用殺虫スプレーで簡単に駆除できます。 薬剤を使いたくない場合は、熱湯(60℃以上)をかけるのも非常に効果的です。掃除機で吸い取る方法もありますが、吸い取った後にヤスデが臭いを発する可能性があるため、すぐにゴミを密閉して捨てるようにしましょう。

大量に発生している場合は、家の周りに粉剤タイプの忌避剤を撒いておくと、新たな侵入を防ぐことができます。

ナメクジの駆除方法:塩や熱湯が効果的

ナメクジ駆除の定番といえば塩をかける方法です。ナメクジの体の水分が浸透圧で奪われ、縮んで死滅します。熱湯をかけるのも即効性があり確実です。

また、ナメクジはビールの匂いを好むため、ビールを入れた容器を置いておくと、おびき寄せられて溺死させることができます。 市販のナメクジ専用駆除剤も効果が高く、植物の周りなどに設置する誘引殺虫タイプが便利です。

駆除業者に依頼するのも一つの手

「虫が苦手で自分で駆除できない」「大量発生して手に負えない」という場合は、プロの害虫駆除業者に依頼するのも賢明な選択です。 専門家であれば、虫の種類を正確に特定し、原因を突き止めた上で、最も効果的な方法で駆除・予防を行ってくれます。

料金はかかりますが、再発防止策まで含めて徹底的に対策してくれるため、根本的な解決と安心感を得ることができます。まずは無料で見積もりを出してくれる業者に相談してみるのがおすすめです。

二度と見たくない!虫の侵入を防ぐ徹底予防策

二度と見たくない!虫の侵入を防ぐ徹底予防策

一度駆除しても、虫が住みやすい環境がそのままだと、またすぐに侵入されてしまいます。最も大切なのは、虫を寄せ付けない環境を作ること。ここでは、今日から実践できる具体的な予防策をご紹介します。

この章では、以下の予防策について解説します。

  • 侵入経路を徹底的に塞ぐ
  • 家の周りの環境を整備する
  • 湿気対策でジメジメをなくす

侵入経路を徹底的に塞ぐ

虫は、私たちが思う以上にわずかな隙間から侵入してきます。まずは、家の中と外をつなぐ隙間がないか、徹底的にチェックしましょう。

  • 窓やサッシの隙間:隙間テープを貼って塞ぎましょう。網戸の破れはすぐに補修が必要です。
  • エアコンのドレンホース:ホースの先端に防虫キャップを取り付けると効果的です。100円ショップなどでも購入できます。
  • 換気扇や通気口:専用のフィルターやカバーを取り付けましょう。
  • 排水口:使わないときはフタをする、こまめに掃除するなどを心がけましょう。長期間家を空ける際は、排水トラップの水が蒸発しないように注意が必要です。

家の周りの環境を整備する

家の周りに虫の隠れ家やエサになるものがあると、自然と虫は集まってきます。庭やベランダを定期的に見直し、虫が住みにくい環境を整えましょう。

  • 落ち葉や雑草の掃除:これらはヤスデやナメクジの絶好の隠れ家であり、エサにもなります。こまめに掃除して、風通しを良くしましょう。
  • 植木鉢やプランターの管理:鉢皿に水が溜まったままになっていませんか?鉢を直接地面に置かず、台に乗せるなどして風通しを確保しましょう。
  • 不要なものを片付ける:使っていない石や木材、古いダンボールなどは虫の住処になりやすいです。不要なものは処分しましょう。

湿気対策でジメジメをなくす

今回紹介した3種類の虫は、いずれも湿った環境を強く好みます。 家の中の湿度をコントロールすることが、非常に効果的な予防策になります。

  • こまめな換気:天気の良い日は窓を開けて、家の中に風を通しましょう。特に湿気がこもりやすいキッチン、浴室、洗面所は意識的に換気扇を回すことが大切です。
  • 除湿器やエアコンの活用:梅雨の時期など、換気だけでは湿度が下がらない場合は、除湿器やエアコンのドライ機能を活用しましょう。
  • 結露の拭き取り:窓や壁に発生した結露は、こまめに拭き取りましょう。放置するとカビの原因にもなり、それをエサにする別の虫を呼び寄せることにも繋がります。

よくある質問

よくある質問

黒いナメクジみたいな虫の卵はどんな形ですか?

ナメクジの卵は、直径2〜3mmほどの透明や乳白色の球体が集まったような形をしています。 落ち葉の下や植木鉢の裏など、湿った場所に産み付けられます。コウガイビルやヤスデの卵は土の中に産み付けられることが多く、普段目にする機会はほとんどありません。

この虫は夜行性ですか?

はい、コウガイビル、ヤスデ、ナメクジはいずれも基本的に夜行性です。 日中は湿った暗い場所に隠れていて、夜になるとエサを探して活動的になります。そのため、朝になると家の中で発見されるケースが多くなります。

虫除けハーブは効果がありますか?

ミントやローズマリー、ラベンダーなどのハーブには、一部の虫を忌避する効果があると言われています。ナメクジは銅イオンを嫌うため、鉢の周りに銅線を巻くのも予防策として知られています。 しかし、これらの効果は限定的であり、完全に侵入を防ぐのは難しいかもしれません。他の予防策と組み合わせて行うのが良いでしょう。

賃貸物件で虫が出た場合、誰が駆除費用を負担しますか?

賃貸物件での害虫駆除の費用負担は、その原因によって異なります。建物の構造上の欠陥(大きな隙間やひび割れなど)が原因の場合は大家さん(貸主)の負担、入居者の生活スタイル(ゴミの放置や掃除不足など)が原因の場合は入居者(借主)の負担となるのが一般的です。まずは管理会社や大家さんに相談してみましょう。

まとめ

まとめ
  • 家に出る黒いナメクジみたいな虫の正体は主にコウガイビル、ヤスデ、ナメクジ。
  • コウガイビルは頭がイチョウの葉のような形で、切ると増えるので注意。
  • ヤスデは足がたくさんあり、刺激すると臭い液体を出す。
  • ナメクジは這った跡が光り、寄生虫のリスクが最も高い。
  • どの虫も素手で触るのは危険。特にナメクジは広東住血線虫に注意が必要。
  • 駆除は熱湯や塩、市販の殺虫剤が効果的。
  • コウガイビルは切断してはいけない。
  • 予防の基本は「侵入経路を塞ぐ」「家の周りを清潔にする」「湿気対策」。
  • 窓のサッシやドレンホースの隙間は要チェック。
  • 落ち葉や雑草は虫の隠れ家になるため、こまめに掃除する。
  • 換気や除湿器で家の中の湿度を下げることが重要。
  • ナメクジはビールでおびき寄せて駆除できる。
  • ヤスデは梅雨時期に大量発生しやすい。
  • 手に負えない場合は無理せずプロの駆除業者に相談する。
  • 虫の卵を見つけたら、成虫と同様に駆除することが再発防止に繋がる。
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