大切に育てているゴーヤの葉が何者かに食べられていたり、楽しみにしていた実に穴が開いていたり…そんな悲しい経験はありませんか?家庭菜園で人気のゴーヤですが、実は害虫の被害に遭いやすい野菜でもあります。その被害の原因、もしかしたら「ウリノメイガ」という害虫の仕業かもしれません。本記事では、ゴーヤ栽培で多くの人を悩ませる害虫ウリノメイガの正体から、今すぐできる駆除方法、そして今後の発生を防ぐための予防策まで、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説していきます。
あなたのゴーヤは大丈夫?害虫ウリノメイガの被害症状チェックリスト

まずは、あなたのゴーヤがウリノメイгаの被害に遭っていないか、チェックしてみましょう。この害虫は、葉や実、さらには茎にまで被害を及ぼすやっかいな存在です。早期発見が被害を最小限に食い止める鍵となります。
以下に挙げる症状が見られたら、ウリノメイガがいる可能性が高いです。
- 葉が巻かれていたら要注意!幼虫の隠れ家
- 葉や実の周りにある黒い粒は糞のサイン
- ゴーヤの実に開いた謎の穴
- 生育不良や枯れる原因にも
葉が巻かれていたら要注意!幼虫の隠れ家
ウリノメイガの幼虫は、葉を糸で綴り合わせて内側に隠れる習性があります。 葉が不自然に巻かれていたり、二枚の葉がくっついていたりしたら、それは幼虫が潜んでいるサインかもしれません。この巻かれた葉は「巻葉(まきよう)」と呼ばれ、ウリノメイガ被害の典型的な症状の一つです。
幼虫は葉の内側から食べるため、外側からは見つけにくいのが特徴です。 被害が進むと、葉の表面の皮だけを残して食害し、葉が白く透けたように見えることもあります。 このような葉を見つけたら、そっと開いて中を確認してみてください。緑色のイモムシがいれば、それはウリノメイガの幼虫です。
葉や実の周りにある黒い粒は糞のサイン
ゴーヤの葉の上や、株元に黒くて細かい粒が落ちていませんか?それはウリノメイガの幼虫の糞である可能性が高いです。 糞が落ちている場所のすぐ上を探すと、幼虫本人や、幼虫が隠れている巻かれた葉を見つけやすいでしょう。
特に、新芽や若い葉の周りに糞が集中していることが多いです。こまめに株全体を観察し、このサインを見逃さないようにすることが、早期発見・早期駆除に繋がります。
ゴーヤの実に開いた謎の穴
ウリノメイガの被害は葉だけにとどまりません。幼虫はゴーヤの果実にも穴を開けて内部に侵入し、食害します。 小さな穴が開いているだけでなく、その周りが茶色く変色したり、成長が止まって黄色くなってしまったりすることもあります。
せっかく大きくなった実が被害に遭うのは、本当にがっかりしますよね。特に収穫間近の実に穴が開くと、商品価値は大きく下がってしまいます。 実の被害は、収穫量に直接影響するため、特に注意が必要です。
生育不良や枯れる原因にも
被害が深刻になると、株全体の生育に影響を及ぼします。葉が大量に食害されると、光合成が十分に行えなくなり、株の勢いが弱まってしまいます。
さらに、幼虫が茎の中に潜り込んで内部を食い荒らすこともあります。 こうなると、その部分から先が突然しおれたり、最悪の場合、株全体が枯れてしまったりする危険性もあります。外見上は問題なさそうに見えても、急にしおれてきた場合は、茎の内部被害を疑ってみましょう。
害虫ウリノメイガの正体とは?生態を知って対策を!

敵を知り、己を知れば百戦殆うからず。効果的な対策を行うためには、まずウリノメイガがどのような虫なのか、その生態を理解することが重要です。ここでは、ウリノメイガのライフサイクルや特徴について詳しく見ていきましょう。
この章で解説する内容は以下の通りです。
- ウリノメイガのライフサイクル(成虫・卵・幼虫・蛹)
- 見た目の特徴と見分け方(幼虫と成虫)
- 発生しやすい時期と活動時間
ウリノメイガのライフサイクル(成虫・卵・幼虫・蛹)
ウリノメイガは、正式名称を「ワタヘリクロノメイガ」といい、蛾の一種です。 卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態を行います。
成虫は葉の裏などに1つずつ卵を産み付けます。 孵化した幼虫は、ゴーヤの葉や実を食べて成長します。約2週間ほどで十分に成長した幼虫(老熟幼虫)は、葉を綴り合わせた中で薄い繭を作り、その中で蛹になります。 そして蛹から羽化し、成虫となってまた産卵する、というサイクルを繰り返します。このサイクルが非常に速いため、放置するとあっという間に数が増えてしまうのです。
見た目の特徴と見分け方(幼虫と成虫)
ウリノメイガの特定には、成虫と幼虫それぞれの見た目の特徴を知っておくことが役立ちます。
幼虫
最も被害をもたらす幼虫は、いわゆる「イモムシ」状です。体長は最大で2.5cmほどになります。 体色はツヤのある鮮やかな緑色で、背中に2本の白い縦線が入っているのが最大の特徴です。 この白い線を手がかりに、他のイモムシと見分けることができます。
成虫
成虫は、羽を広げた大きさが3cmほどの小さな蛾です。 羽は半透明の白色で、その周りを黒褐色の帯が縁取っているという、非常に特徴的な模様をしています。 昼間は葉の裏などでじっと休んでいることが多いですが、人が近づくとヒラヒラと不規則に飛んで逃げます。
発生しやすい時期と活動時間
ウリノメイガは、春から秋にかけて、年に数回発生を繰り返します。 特に被害が多くなるのは、気温が高くなる8月から9月にかけてです。 温暖な地域では5月頃から見られることもあります。
成虫は主に夕方から夜間にかけて活動が活発になりますが、昼間に活動することもあります。 昼間は葉の裏などに潜んでいることが多いため、見つけにくいかもしれません。 産卵もこの時間帯に行われるため、夜間の対策も重要になってきます。
今すぐできる!ゴーヤのウリノメイガ駆除方法5選

ウリノメイガの被害を見つけたら、一刻も早く駆除に乗り出しましょう。放置すれば被害はどんどん拡大してしまいます。ここでは、農薬を使わない手軽な方法から、効果的な農薬の使用まで、5つの駆除方法をご紹介します。ご自身の栽培環境や被害状況に合わせて、最適な方法を選んでください。
ご紹介する駆除方法は以下の通りです。
- 【農薬を使わない】手で取り除く原始的だけど確実な方法
- 【農薬を使わない】木酢液や食酢スプレーで追い払う
- 【農薬を使わない】光で誘き寄せる!誘蛾灯トラップ
- 【農薬を使う】幼虫に効果絶大!BT剤(ゼンターリなど)
- 【農薬を使う】即効性も!おすすめの殺虫剤と使い方(トレボン、プレバソンなど)
【農薬を使わない】手で取り除く原始的だけど確実な方法
最も手軽で、確実な方法が幼虫の捕殺です。 虫が苦手でなければ、見つけ次第、手や割り箸などで取り除きましょう。特に、発生初期で数が少ない場合には、この方法が非常に有効です。
幼虫は葉を巻いて隠れていることが多いので、不自然に巻かれた葉を見つけたら、開いて中を確認してください。 また、黒い糞が落ちている上の葉の裏なども要チェックポイントです。 被害がひどい葉は、葉ごと切り取って処分するのも良いでしょう。地道な作業ですが、農薬を使いたくない方にとっては最も安全な方法です。
【農薬を使わない】木酢液や食酢スプレーで追い払う
化学農薬に抵抗がある方には、木酢液を使った防除もおすすめです。 木酢液は木炭を作る際に出る煙を液体にしたもので、植物の代謝を促進する効果とともに、害虫が嫌う匂いで寄せ付けにくくする効果が期待できます。
ただし、木酢液には殺虫効果はなく、あくまで忌避効果(追い払う効果)が中心です。そのため、発生してしまったウリノメイガを完全に駆除する力は弱いと考えた方が良いでしょう。予防的な意味合いで、定期的に散布するのが効果的です。使用する際は、製品に記載されている希釈倍率を必ず守ってください。濃すぎるとゴーヤに害が出る可能性があります。
【農薬を使わない】光で誘き寄せる!誘蛾灯トラップ
成虫対策として、光に集まる習性を利用した誘蛾灯(ゆうがとう)トラップも有効な手段の一つです。 夜間に活動する成虫を光で誘き寄せ、捕獲することで、産卵を防ぎ、次世代の幼虫の発生を抑えることができます。
市販の電撃殺虫器や、ファンで吸い込むタイプの捕虫器などがあります。 これらは農薬を使わずに成虫の数を減らすことができるため、環境への負荷も少ない方法です。ただし、ウリノメイガ以外の益虫も捕獲してしまう可能性がある点には注意が必要です。
【農薬を使う】幼虫に効果絶大!BT剤(ゼンターリなど)
「農薬は使いたいけど、人や環境への影響が心配…」という方におすすめなのが、BT剤です。BT剤(バチルス・チューリンゲンシス剤)は、自然界に存在する細菌を利用した生物農薬で、チョウやガの仲間の幼虫にだけ効果を発揮します。
幼虫がBT剤が付着した葉を食べると、消化液で細菌が活性化し、食欲をなくして死に至ります。 人や鳥、他の昆虫への影響が非常に少なく、有機JAS栽培でも使用が認められているものもあります。 「ゼンターリ顆粒水和剤」などが代表的な製品です。 効果が現れるまでに数日かかりますが、散布後数時間で食害を止めることができるため、被害の拡大をすぐに抑えられます。
【農薬を使う】即効性も!おすすめの殺虫剤と使い方(トレボン、プレバソンなど)
被害が広範囲に及んでしまい、手作業での駆除が追いつかない場合は、化学農薬の使用も検討しましょう。ウリノメイガに効果のある農薬として、「トレボン乳剤」や「プレバソンフロアブル5」、「アファーム乳剤」などが挙げられます。
これらの農薬は速効性があり、害虫に直接かかることで高い殺虫効果を発揮します。 しかし、使用する際は、必ず製品ラベルに記載されている適用作物(ゴーヤが含まれているか)、希釈倍率、使用時期、使用回数を厳守してください。 間違った使い方は、作物への薬害や、人への健康被害に繋がる恐れがあります。また、同じ系統の農薬を連続して使用すると、害虫が抵抗性を持って効きにくくなることがあるため、異なる系統の農薬を交互に使うローテーション散布を心がけましょう。
二度と発生させない!ウリノメイガの徹底予防策

一度ウリノメイガを駆除しても、対策を怠れば再び発生する可能性があります。大切なゴーヤを来シーズンも守るためには、日頃からの予防が何よりも重要です。ここでは、ウリノメイガを寄せ付けないための予防策を具体的にご紹介します。
ご紹介する予防策は以下の通りです。
- 物理的にシャットアウト!防虫ネットの正しい使い方
- 産卵させない環境づくり(風通し、雑草処理)
- ゴーヤを元気に育てるのが一番の予防(水やり・肥料)
- 天敵を味方につける?
物理的にシャットアウト!防虫ネットの正しい使い方
最も効果的な予防策の一つが、防虫ネットでゴーヤ全体を覆うことです。 成虫の飛来と産卵を物理的に防ぐことができるため、被害を根本から断つ効果が期待できます。
ウリノメイガの成虫は比較的小さいため、1mm目合い程度の目の細かいネットを選ぶのがおすすめです。 設置する際は、ネットの裾に隙間ができないように、土で埋めたり、重しを置いたりして、完全にシャットアウトすることが重要です。特に、苗が小さいうちからネットをかけておくと、初期の被害を大幅に減らすことができます。
産卵させない環境づくり(風通し、雑草処理)
ウリノメイガは、風通しが悪く、湿気がこもるような場所を好みます。 葉が茂りすぎて混み合っていると、成虫が隠れやすく、産卵の絶好の場所となってしまいます。
定期的に整枝や摘葉を行い、株全体の風通しを良くしましょう。 また、株の周りの雑草も、害虫の隠れ家や発生源になることがあります。 こまめに除草を行い、ゴーヤの周りを清潔に保つことを心がけてください。こうした地道な管理が、害虫の住みにくい環境を作ります。
ゴーヤを元気に育てるのが一番の予防(水やり・肥料)
人間と同じで、植物も健康であれば病気や害虫に対する抵抗力が高まります。 適切な水やりと施肥でゴーヤの株自体を元気に育てることが、何よりの害虫対策になります。
ゴーヤは水を好む植物ですが、水のやりすぎは根腐れの原因にもなります。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。 また、生育期には肥料切れを起こさないように、定期的に追肥を行うことも大切です。 健康な株は、多少害虫に食べられても回復する力を持っています。
天敵を味方につける?
自然界には、害虫を食べてくれる「天敵」が存在します。ウリノメイガの明確な天敵として紹介されることは少ないですが、一般的にクモやカマキリ、テントウムシなどは、様々な害虫の幼虫を捕食してくれます。
農薬、特に殺虫成分の範囲が広い化学農薬は、こうした益虫にも影響を与えてしまうことがあります。 むやみに農薬を使わず、天敵となる虫が活動しやすい環境を維持することも、長期的な視点で見れば害虫の発生を抑制することに繋がります。畑で見かけたクモなどを、むやみに駆除しないようにしましょう。
ゴーヤの害虫はウリノメイガだけじゃない!注意すべき他の害虫

ゴーヤを栽培していると、ウリノメイガ以外にも様々な害虫に遭遇することがあります。せっかくなので、ここで代表的な害虫とその特徴も簡単にご紹介します。害虫の種類を正しく見分けることが、適切な対策への第一歩です。
ここで紹介する害虫は以下の通りです。
- アブラムシ
- ウリハムシ
- ハダニ(葉に糸がつく場合)
- ヨトウムシ
アブラムシ
体長1~3mm程度の小さな虫で、新芽や葉の裏にびっしりと群生します。 植物の汁を吸って株を弱らせるだけでなく、排泄物が原因で「すす病」という病気を引き起こしたり、ウイル病を媒介したりすることもあります。 見つけ次第、テープなどで取り除くか、牛乳スプレーや薬剤で駆除しましょう。
ウリハムシ
体長1cm弱のオレンジ色をした甲虫です。 その名の通りウリ科の植物を好み、成虫は葉を円形に食害して穴だらけにします。 幼虫は土の中で根を食べるため、株の生育が悪くなる原因にもなります。 成虫はすぐに飛んで逃げるため捕まえにくいですが、見つけ次第捕殺するのが基本です。
ハダニ(葉に糸がつく場合)
葉の裏に寄生する0.5mmほどの非常に小さな害虫です。 汁を吸われた葉は、白い小斑点が無数にでき、かすれたようになります。 大量に発生すると、クモの巣のような細い糸を張るのが特徴です。 ハダニは乾燥を好むため、定期的に葉の裏にも水をかける「葉水」が予防に効果的です。
ヨトウムシ
「夜盗虫」という名前の通り、夜間に活動して葉や実を食い荒らす蛾の幼虫です。 昼間は株元の土の中に隠れているため見つけにくいのが特徴です。 被害はウリノメイガと似ていますが、ヨトウムシは葉を巻くことはあまりありません。もし夜間に葉が食べられている形跡があれば、ヨトウムシの可能性も疑いましょう。
よくある質問

ウリノメイガに食われたゴーヤは食べられますか?
はい、食べられます。ウリノメイガの幼虫自体に毒はありません。食害された部分や、虫が侵入した穴の周りを大きく取り除けば、残りの部分は問題なく食べることができます。 ただし、穴が開いた果実は傷みやすいので、早めに収穫して調理しましょう。見た目が気になるかもしれませんが、味に大きな影響はありません。
ウリノメイガの成虫を見つけたらどうすればいいですか?
成虫は直接ゴーヤを食害しませんが、卵を産み付けて被害を拡大させる原因となります。 見つけたら捕殺するのが理想ですが、素早く飛んで逃げるため難しい場合が多いです。捕虫網を使ったり、夜間に誘蛾灯を設置したりして捕獲するのが効果的です。 1匹の成虫が多くの卵を産むため、見かけたら放置せず、何らかの対策を講じることが重要です。
農薬は収穫の何日前まで使えますか?
農薬を使用できる期間は、製品によって「収穫前日まで」「収穫7日前まで」などと定められています。これは「使用時期(収穫前日数)」として、農薬のラベルに必ず記載されています。 この期間を守らないと、収穫したゴーヤに基準値を超える農薬が残留してしまう恐れがあります。安全に食べるためにも、ラベルの記載を必ず確認し、ルールを守って使用してください。
ゴーヤの葉にクモの巣のような糸が…これは何ですか?
ゴーヤの葉や茎にクモの巣のような細い糸が張られていたら、それは「ハダニ」が大量発生しているサインです。 ハダニは0.5mm程度と非常に小さく、肉眼では見つけにくい害虫です。乾燥した環境を好むため、特に梅雨明け後や、ベランダなど雨が当たりにくい場所で発生しやすくなります。水に弱いので、ホースなどで勢いよく洗い流したり、葉の裏にも水をかける「葉水」を行ったりするのが効果的です。
木酢液の作り方と使い方は?
木酢液は園芸店やホームセンターで購入できます。製品によって濃度が異なるため、必ず記載されている希釈倍率を守って水で薄めてから使用してください。 一般的には200~500倍程度に薄めて、スプレーボトルなどに入れて葉の表裏にまんべんなく散布します。殺虫効果はないため、予防目的で1~2週間に1回程度、定期的に散布するのがおすすめです。雨が降ると流れてしまうので、雨上がりに散布し直すと良いでしょう。
まとめ

- ウリノメイガはゴーヤの葉や実を食害する害虫。
- 幼虫は緑色で背中に白い線があり、葉を巻いて隠れる。
- 成虫は白と黒褐色の特徴的な模様の蛾。
- 被害のサインは巻かれた葉、黒い糞、実の穴。
- 発生初期は手で取り除くのが確実。
- 農薬を使わないなら木酢液や誘蛾灯も有効。
- 農薬は幼虫に効くBT剤がおすすめ。
- 被害がひどい場合はトレボン乳剤なども検討。
- 農薬の使用はラベルの指示を必ず守ること。
- 予防には防虫ネットが最も効果的。
- 風通しを良くし、株周りを清潔に保つ。
- 適切な水やりと肥料でゴーヤを健康に育てる。
- ウリノメイガ以外の害虫(アブラムシ、ウリハムシ等)にも注意。
- 食害されたゴーヤも、被害部を取り除けば食べられる。
- 害虫対策は早期発見と日々の観察が重要。