キッチンに潜む恐怖、ゴキブリ。特に冷蔵庫の下は、彼らにとって絶好の隠れ家です。「冷蔵庫をかさ上げすれば、ゴキブリ対策になるって本当?」「でも、どうやってかさ上げすればいいの?危なくない?」そんな疑問や不安を抱えていませんか?この記事では、冷蔵庫のかさ上げがゴキブリ対策に本当に効果的なのか、そのメリット・デメリットから、誰でも安全にできるかさ上げ方法、さらにはかさ上げ以外の徹底的なゴキブリ対策まで、あなたの悩みをすべて解決します。
冷蔵庫のかさ上げはゴキブリ対策に効果があるって本当?

結論から言うと、冷蔵庫のかさ上げはゴキブリ対策に非常に効果的です。なぜなら、ゴキブリが好む環境を根本から破壊できるからです。ゴキブリは、「暗い」「暖かい」「湿気がある」「エサがある」という4つの条件が揃った場所を好みます。 そして、冷蔵庫の下はまさにこの条件が揃った、彼らにとっての天国なのです。
本章では、なぜ冷蔵庫の下がゴキブリの温床になりやすいのか、そして、かさ上げがどのようにしてその環境を改善し、ゴキブリ対策に繋がるのかを詳しく解説します。
- なぜゴキブリは冷蔵庫の下に集まるのか?
- かさ上げがゴキブリ対策に有効な理由
なぜゴキブリは冷蔵庫の下に集まるのか?
冷蔵庫の下がゴキブリにとって最高の住処である理由は、彼らが生きる上で求める条件が完璧に揃っているからです。具体的には、以下の3つの要素が挙げられます。
- モーター熱による暖かさ
冷蔵庫は24時間365日稼働しており、そのモーター部分は常に熱を帯びています。 この熱が、狭い冷蔵庫の下の空間を暖め、寒さが苦手なゴキブリにとって非常に快適な温度を保ちます。 特に冬場でも暖かいこの場所は、彼らにとって格好の越冬場所にもなり得るのです。 - 光が届かない暗闇
ゴキブリは夜行性で、光を嫌い暗い場所を好む習性があります。 冷蔵庫の下は、家具の中でも特に光が届きにくく、一日中暗闇が保たれています。この暗さが、彼らにとって安心できる隠れ家を提供しているのです。 - エサの宝庫と湿気
キッチンは、食べ物のカスや油汚れなど、ゴキブリのエサが豊富な場所です。 冷蔵庫の下には、調理中にこぼれた食材のカスやホコリが溜まりやすく、これらがゴキブリの貴重な食料源となります。 また、冷蔵庫の構造上、結露などによって湿気がたまりやすいことも、湿度の高い環境を好むゴキブリを引き寄せる一因となっています。
これらの条件が揃うことで、冷蔵庫の下はゴキブリが繁殖しやすい「温床」となってしまうのです。
かさ上げがゴキブリ対策に有効な理由
冷蔵庫をかさ上げすることは、ゴキブリが好む環境を破壊し、彼らを寄せ付けなくするための非常に有効な手段です。その主な理由は2つあります。
一つ目は、掃除が圧倒的にしやすくなることです。 冷蔵庫をかさ上げして床との間に隙間を作ることで、これまで手の届かなかった冷蔵庫の下の奥まで、掃除機やモップが簡単に入るようになります。 これにより、ゴキブリのエサとなる食べカスやホコリを定期的に除去でき、彼らが住み着く原因を根本から断つことができます。 衛生的な環境を保つことは、ゴキブリ対策の基本中の基本です。
二つ目は、湿気が溜まりにくくなることです。かさ上げによって風通しが良くなるため、冷蔵庫の下の湿気を効果的に逃がすことができます。ゴキブリは湿度の高い場所を好むため、乾燥した環境を作ることは、彼らにとって居心地の悪い場所に変えることに繋がります。カビの発生を防ぐ効果も期待でき、キッチン全体の衛生環境向上にも貢献します。
このように、「掃除のしやすさ」と「通気性の確保」という2つの大きなメリットによって、冷蔵庫のかさ上げはゴキブリにとって住みにくい環境を作り出し、効果的な対策となるのです。
【メリット・デメリット】冷蔵庫をかさ上げする前に知っておきたいこと

冷蔵庫のかさ上げはゴキブリ対策に有効ですが、実行する前にはメリットとデメリットの両方をしっかりと理解しておくことが重要です。 良い面だけを見て安易に設置してしまうと、思わぬトラブルに見舞われる可能性もあります。安全で快適なキッチン環境を実現するために、ここでメリットとデメリットを比較検討してみましょう。
本章で解説する内容は以下の通りです。
- 冷蔵庫をかさ上げする4つのメリット
- 冷蔵庫をかさ上げする3つのデメリット
冷蔵庫をかさ上げする4つのメリット
冷蔵庫のかさ上げには、ゴキブリ対策以外にも嬉しいメリットがたくさんあります。 生活をより快適にする4つのメリットをご紹介します。
- ゴキブリ対策(掃除のしやすさ)
最大のメリットは、やはりゴキブリ対策です。 冷蔵庫の下に空間ができることで、掃除機やフローリングワイパーが奥まで届き、ゴキブリのエサとなるホコリや食べこぼしを簡単に掃除できます。 これまで大掃除の時にしかできなかった場所が日常的に清掃可能になり、清潔な環境を維持しやすくなります。 - 放熱効果の向上による電気代節約の可能性
冷蔵庫は、側面や背面から熱を放出することで庫内を冷やしています。かさ上げによって冷蔵庫周りの風通しが良くなると、この放熱効率がアップします。 放熱がスムーズに行われると、冷蔵庫のコンプレッサーにかかる負担が減り、結果として消費電力が抑えられ、電気代の節約に繋がる可能性があります。 - 湿気・カビ対策
冷蔵庫の下は湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所でもあります。 かさ上げで通気性を確保することは、湿気を逃し、床や冷蔵庫本体のカビを防ぐ効果が期待できます。特に湿気の多い梅雨の時期には、その効果を実感しやすいでしょう。 - 振動・騒音の軽減
防振ゴムやマットを兼ねたかさ上げ台を使用することで、冷蔵庫の運転時に発生する振動や騒音を軽減する効果があります。 特に集合住宅にお住まいの方や、夜間の運転音が気になる方にとっては、静かな生活環境を保つための有効な対策となります。
冷蔵庫をかさ上げする3つのデメリット
多くのメリットがある一方で、冷蔵庫のかさ上げには注意すべきデメリットも存在します。 安全に関わる重要なポイントもあるため、必ず確認しておきましょう。
- 転倒のリスク
最も注意すべきデメリットは、地震や衝撃による転倒のリスクが高まることです。 かさ上げによって冷蔵庫の重心が高くなるため、安定性が低下します。 特に背の高い大型冷蔵庫や、小さなお子様やペットがいるご家庭では、ぶつかったりよじ登ったりすることで転倒する危険性が増すため、十分な注意が必要です。耐震マットや転倒防止ベルトを併用するなど、確実な地震対策が必須となります。 - 設置の手間と費用
冷蔵庫のかさ上げには、専用の台やグッズを購入するための費用がかかります。また、重量のある冷蔵庫を持ち上げて設置する作業は、大きな手間と労力を要します。 安全に作業するためには、必ず2人以上で行う必要があり、一人暮らしの方にとってはハードルが高いかもしれません。 - 冷蔵庫の高さが変わることによる使い勝手の変化
かさ上げによって冷蔵庫全体の高さが変わるため、これまでと同じ感覚で使えなくなる可能性があります。 特に、最上段の棚や天面にある電子レンジなどが、身長によっては届きにくくなることも考えられます。購入前に、かさ上げ後の高さをシミュレーションしておくことが大切です。
【実践】安全に冷蔵庫をかさ上げする方法とおすすめグッズ

冷蔵庫のかさ上げを決めたら、次は安全かつ確実な方法で実践することが大切です。間違った方法で行うと、冷蔵庫の転倒や床の損傷、ご自身の怪我に繋がる危険性があります。ここでは、かさ上げグッズの選び方から、安全な作業手順までを具体的に解説します。
本章で解説する内容は以下の通りです。
- STEP1: かさ上げグッズを選ぶ
- STEP2: 安全な作業手順
STEP1: かさ上げグッズを選ぶ
冷蔵庫のかさ上げには、様々な専用グッズが販売されています。 それぞれに特徴があるため、ご自宅の環境や目的に合ったものを選びましょう。代表的なグッズを3種類ご紹介します。
1. かさ上げ台(置き台タイプ)
最も一般的で安定感があるのが、このタイプです。プラスチック製やステンレス製などがあり、サイズ調整が可能なものも多く販売されています。
- メリット: 安定性が高く、耐荷重が大きい製品が多い。キャスター付きのものは、掃除や模様替えの際の移動が非常に楽になります。
- デメリット: 設置に手間がかかる。キャスター付きのものは、固定が甘いと地震の際に動いてしまう可能性があります。
- 選び方のポイント: 必ず冷蔵庫の重量に耐えられる耐荷重のものを選びましょう。また、設置スペースに収まるか、幅や奥行きのサイズ確認も必須です。
2. 防振ゴム・ブロックタイプ
冷蔵庫の四隅の脚の下に敷くだけのシンプルなタイプです。振動吸収効果が高いものが多く、騒音対策も兼ねたい場合におすすめです。
- メリット: 設置が比較的簡単で、価格も手頃なものが多い。振動や音を吸収する効果が高い。
- デメリット: 高さをあまり出せない製品が多い。ブロックタイプは、床に傷をつける可能性があるため、保護シートとの併用が推奨されます。
- 選び方のポイント: 必要な高さと、防振性能をチェックしましょう。ゴムの硬さや素材によって効果が変わります。
3. レンガやブロック(非推奨)
DIYでコストを抑えたいと考える方もいるかもしれませんが、レンガや木製ブロックの使用は基本的におすすめできません。
- 危険な理由:
- 安定性の欠如: 同じ高さのものを揃えるのが難しく、少しのズレが不安定さに繋がります。
- 耐久性の問題: 長期間重い冷蔵庫を支えることで、レンガが欠けたり、木材が腐食したりする危険性があります。
- 床へのダメージ: 硬い素材が直接床に接するため、フローリングなどを傷つける原因になります。
安全性を最優先に考え、必ず家電用として販売されている専用のかさ上げグッズを使用してください。
STEP2: 安全な作業手順
グッズを選んだら、いよいよ設置作業です。冷蔵庫は非常に重く、倒れると大変危険です。 以下の手順と注意点を必ず守り、安全第一で進めてください。
【重要】作業は必ず2人以上で行う!
一人での作業は絶対に避けてください。冷蔵庫を持ち上げたり支えたりする際には、必ずもう一人の補助が必要です。
【作業手順】
- 準備
- 電源プラグを抜く: 作業中の感電や故障を防ぐため、必ずコンセントからプラグを抜いてください。
- 中身を空にする: 冷蔵庫を軽くするため、中の食材や飲み物は全て取り出しておきましょう。
- 床の掃除と保護: 冷蔵庫を動かす前に、床を掃除しておきます。必要であれば、床に傷がつかないよう毛布やダンボールを敷いて保護しましょう。
- 冷蔵庫を動かす
- 冷蔵庫の下部にある調節脚を回して少し浮かせると、キャスターが床に接して動かしやすくなる機種もあります。
- 二人で冷蔵庫の側面をしっかりと持ち、ゆっくりと手前に引き出します。
- かさ上げグッズの設置
- 冷蔵庫を少し傾け、その隙間に一人がかさ上げグッズを差し込みます。片側ずつ、確実に行ってください。
- 四隅全てに設置したら、冷蔵庫をゆっくりと元の位置に戻します。
- 最終確認
- 水平の確認: 水平器などを使って、冷蔵庫が傾いていないか確認します。傾いていると、ドアの開閉不具合や異音の原因になります。
- ぐらつきの確認: 冷蔵庫を軽く揺すり、ぐらつきがないか最終チェックします。
- 耐震対策: 最後に、転倒防止ベルトや耐震マットを設置して完了です。
焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行うことが、安全な設置への一番の近道です。
かさ上げだけじゃない!冷蔵庫周りの徹底ゴキブリ対策

冷蔵庫のかさ上げは非常に効果的なゴキブリ対策ですが、それだけで万全とは言えません。ゴキブリは非常にしぶとく、わずかな隙間からも侵入してきます。 かさ上げと合わせて他の対策を行うことで、より完璧な「ゴキブリゼロ」のキッチンを目指しましょう。ここでは、「侵入させない予防策」と「発生した場合の駆除方法」の2つの側面から、徹底的な対策をご紹介します。
本章で解説する内容は以下の通りです。
- 侵入させない!予防策
- 発生してしまった場合の駆除方法
侵入させない!予防策
ゴキブリ対策で最も重要なのは、そもそも家の中に侵入させないことです。 彼らが好む環境を作らない、侵入できる経路を塞ぐ、という2つのアプローチで予防しましょう。
1. 冷蔵庫周りのこまめな掃除
かさ上げで掃除しやすくなった環境を最大限に活かし、冷蔵庫周りはこまめに掃除しましょう。 食べ物のカスやホコリはゴキブリの餌になります。 週に1回程度は、冷蔵庫の下や裏側も掃除機をかける習慣をつけるのが理想です。
2. 食べ物や生ゴミの管理
ゴキブリを惹きつける最大の要因は「餌」です。
- 食品の密閉保存: 使いかけの食材や乾物は、必ず密閉容器に入れて保管しましょう。
- 生ゴミの処理: 生ゴミは蓋付きのゴミ箱に捨て、こまめに処分することが重要です。 特に夏場は臭いが発生しやすいため、袋の口をしっかり縛り、できれば毎日捨てるのが望ましいです。
3. 侵入経路を塞ぐ
ゴキブリは数ミリの隙間があればどこからでも侵入してきます。 考えられる侵入経路を徹底的に塞ぎましょう。
- 排水口・排水溝: キッチンのシンクや床の排水口には、使わない時は蓋をするか、専用のフィルターを取り付けましょう。
- 換気扇・通風口: 換気扇の隙間やエアコンのドレンホースの出口には、防虫ネットやストッキングを被せると効果的です。
- 壁の隙間: 配管が壁を貫通している部分などに隙間があれば、パテなどで埋めておきましょう。
これらの予防策を地道に続けることが、ゴキブリのいない快適な生活を守る鍵となります。
発生してしまった場合の駆除方法
どんなに予防していても、ゴキブリが発生してしまうことはあります。見つけたら、慌てず迅速に、そして根本から駆除することが大切です。一匹見つけたら他にも潜んでいる可能性を考え、徹底的に対処しましょう。
1. ベイト剤(毒餌)の設置
最も効果的で、巣ごと駆除できる可能性があるのがベイト剤です。
- 仕組み: ベイト剤を食べたゴキブリが巣に戻り、フンをしたり死んだりします。そのフンや死骸を仲間のゴキブリが食べることで、毒が連鎖し、巣にいるゴキブリも駆除できるという仕組みです。
- 設置場所: 冷蔵庫の下や裏、シンクの下、コンロ周りなど、ゴキブリが通りそうな暗くて暖かい場所に複数設置するのがコツです。
2. くん煙剤の使用
部屋の隅々まで殺虫成分を行き渡らせ、隠れているゴキブリをまとめて駆除する方法です。
- 使用時の注意:
- 食品や食器はビニールで覆うか、別の部屋に移動させる必要があります。
- 火災報知器が反応しないよう、カバーをかけるのを忘れないでください。
- 使用中はペットや植物も部屋の外に出し、数時間は入室できません。
- ポイント: ゴキブリの卵には効果がないため、2〜3週間後にもう一度使用すると、孵化した幼虫も駆除できてより効果的です。
3. 専門業者への依頼
「自分で対策するのは限界」「大量に発生してしまった」という場合は、無理せずプロの害虫駆除業者に相談するのも一つの手です。 専門的な知識と薬剤で、根本的な原因の特定から徹底的な駆除、再発防止策まで行ってくれます。
よくある質問

ここでは、冷蔵庫のかさ上げやゴキブリ対策に関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。
冷蔵庫の下にゴキブリがいるか確認する方法は?
冷蔵庫を動かさずにゴキブリの存在を確認する確実な方法はありませんが、いくつかのサインで推測することは可能です。最も分かりやすいのは「フン」の存在です。懐中電灯で冷蔵庫の下を照らし、黒い砂粒のようなもの(1〜2mm程度)が落ちていないか確認してみてください。これがゴキブリのフンで、数が多いほど多くのゴキブリが潜んでいる可能性があります。また、夜中にキッチンで物音がした際に、冷蔵庫の下あたりに素早く隠れる黒い影を見かけた場合も、ゴキブリがいる可能性が高いでしょう。
冷蔵庫のかさ上げは何センチがおすすめ?
目的によって推奨される高さは異なりますが、一般的には5cm〜10cm程度のかさ上げがおすすめです。掃除のしやすさを重視するなら、お使いの掃除機のヘッドやフローリングワイパーが入る高さを確保することが重要です。市販のかさ上げ台もこのあたりの高さの製品が多くあります。 ただし、あまり高くしすぎると冷蔵庫の安定性が損なわれ、転倒のリスクが高まるため注意が必要です。 また、ご自身の身長で冷蔵庫の最上段が使いにくくならないかも考慮して高さを決めましょう。
賃貸でも冷蔵庫のかさ上げはできる?
はい、賃貸住宅でも冷蔵庫のかさ上げは可能です。ただし、床を傷つけないように配慮することが重要です。かさ上げ台を設置する際は、必ず床との間に保護マットやシートを敷くようにしましょう。特に、重量のある冷蔵庫を長期間置くと、かさ上げ台の脚の部分が床に食い込んで凹みや傷ができてしまうことがあります。退去時のトラブルを避けるためにも、床の保護は徹底してください。キャスター付きの台を選ぶ場合も、ストッパー付きでしっかりと固定できるものを選び、地震などで動いて壁や床を傷つけないように注意が必要です。
かさ上げにレンガを使っても大丈夫?
いいえ、レンガの使用は推奨されません。 ホームセンターなどで手軽に入手できるため使いたくなるかもしれませんが、多くのリスクが伴います。レンガは表面がザラザラしており、床を傷つける可能性が非常に高いです。また、長期間重さがかかることで、もろくなって割れたり欠けたりする危険性もあります。 何よりも、工業製品のように均一な高さではないため、冷蔵庫が傾いて不安定になり、転倒のリスクを高めます。安全のため、必ず家電用に設計された専用のかさ上げ台や防振ゴムを使用してください。
冷蔵庫のゴキブリはどこから入ってくる?
冷蔵庫自体からゴキブリが湧くわけではなく、家の外から侵入してきます。主な侵入経路は以下の通りです。
- 玄関や窓: 人の出入りの際に一緒に入ってくることがあります。
- 換気扇や通気口: 作動していない時のわずかな隙間から侵入します。
- エアコンのドレンホース: 屋外につながるホースは格好の侵入経路です。
- 排水口: キッチンや洗面所、お風呂の排水管を伝って上がってきます。
- 段ボール: 宅配便などの段ボールに卵が付着しているケースも少なくありません。
これらの侵入経路を把握し、隙間を塞ぐなどの対策を講じることが重要です。
まとめ

- 冷蔵庫のかさ上げはゴキブリ対策に効果的。
- ゴキブリは暖かく暗い冷蔵庫の下を好む。
- かさ上げで掃除がしやすくなり、餌を除去できる。
- 通気性が向上し、湿気を嫌うゴキブリを遠ざける。
- メリットは掃除のしやすさ、放熱効果、防音など。
- デメリットは転倒リスク、設置の手間、費用。
- かさ上げには専用の「かさ上げ台」や「防振ゴム」を使う。
- 安全のため、レンガやブロックの使用は避ける。
- 作業は必ず2人以上で行い、安全を確保する。
- かさ上げと併せて、侵入経路を塞ぐ対策も重要。
- 生ゴミの管理や食品の密閉保存を徹底する。
- 発生時はベイト剤(毒餌)で巣ごと駆除するのが効果的。
- くん煙剤は隠れたゴキブリに有効だが、卵には効かない。
- 賃貸でも床を保護すればかさ上げは可能。
- 困ったときはプロの害虫駆除業者に相談するのも手。