「イ・ソジン主演の韓国ドラマ『トラップ』、衝撃的な展開で面白かったけど、なんだか中途半端に終わったような…もしかして打ち切り？」
そんな風に感じている方はいませんか？全7話という短い話数や、あまりにもショッキングな結末から、一部の視聴者の間で「打ち切り説」が囁かれている韓国ドラマ『トラップ』。しかし、ご安心ください。結論から言うと、『トラップ』は打ち切りではありません。
本記事では、なぜ『トラップ』に打ち切り説が浮上したのか、その真相と理由を徹底的に解説します。さらに、ドラマのあらすじやキャスト、気になるシーズン2の可能性まで、あなたの疑問にすべてお答えします。この記事を読めば、『トラップ』に関するモヤモヤがすっきり解消されるはずです。
【結論】韓国ドラマ『トラップ』は打ち切りではない！
多くの方が気になっている「韓国ドラマ『トラップ』は打ち切りになったのか？」という疑問。結論として、このドラマは打ち切りではありません。全7話という話数で、物語はきちんと完結しています。では、なぜ打ち切りではないと言い切れるのでしょうか。その理由は、このドラマが特別なプロジェクトの一環として制作された点にあります。
この章では、以下の点について詳しく解説していきます。
- 『トラップ』が打ち切りではない明確な理由
- 「OCNドラマティックシネマ」プロジェクトとは何か
最初から全7話構成の企画だった
韓国ドラマ『トラップ』が打ち切りではない最大の理由は、最初から全7話で完結する作品として企画・制作されたからです。 一般的な韓国ドラマは16話構成が多いですが、『トラップ』はそれとは一線を画すプロジェクトでした。
このドラマは、韓国のケーブルテレビ局OCNが新たに立ち上げた「ドラマティックシネマ」プロジェクトの記念すべき第1弾作品なのです。 このプロジェクトは、映画の迫力ある演出と、ドラマの緻密なストーリー展開を融合させ、これまでにないハイクオリティな作品を生み出すことを目的としています。 そのため、短い話数で凝縮された、まるで映画のような密度の濃い物語が展開されるのが特徴です。
実際に、制作には映画『白夜行 -白い闇の中を歩く-』のパク・シヌ監督や、ドラマ「TEN」シリーズのナム・サンウク脚本家、そして総括プロデューサーとして映画『王の涙－イ・サンの決断－』のイ・ジェギュ監督など、映画とドラマのトップクリエイターが集結しました。 このように、豪華な制作陣が意図して作り上げた全7話の作品であり、視聴率不振などによる打ち切りとは全く事情が異なります。
なぜ『トラップ』に打ち切り説が浮上したのか？3つの理由
『トラップ』が打ち切りではないことはご理解いただけたかと思います。しかし、ではなぜこれほどまでに「打ち切り説」が広まってしまったのでしょうか。それには、いくつかの理由が考えられます。視聴者が「打ち切りかも？」と感じてしまうのも無理はない、いくつかの要因が重なっていたのです。
この章では、打ち切り説が浮上した主な理由を3つのポイントに絞って掘り下げていきます。
- 理由1：全7話という話数の短さ
- 理由2：衝撃的で後味の悪い結末
- 理由3：韓国ドラマ特有の「打ち切り」事情
理由1：全7話という話数の短さ
打ち切り説が浮上した最も大きな理由は、やはり全7話という韓国ドラマとしては異例の短さでしょう。 多くの視聴者は、韓国ドラマといえば全16話、あるいは週末ドラマなどでは50話以上の長編をイメージします。そのため、全7話と聞くと「何か問題があって途中で終わってしまったのでは？」と勘ぐってしまうのも自然なことです。
特に、日本のBS放送などで視聴した場合、放送枠の都合で全10話に編集されているケースもあり、話数が中途半端に感じられた視聴者もいたかもしれません。しかし前述の通り、これは「OCNドラマティックシネマ」というプロジェクトの特性であり、意図された話数設定でした。 映画のようなクオリティを追求するために、あえて短い話数で濃密なストーリーを描くという新しい試みだったのです。
理由2：衝撃的で後味の悪い結末
2つ目の理由として、あまりにも衝撃的で、視聴者によっては後味が悪いと感じる結末が挙げられます。 物語は、主人公である国民的アナウンサー、カン・ウヒョン（イ・ソジン）が、実は一連の事件の被害者ではなく、恐ろしい計画を企てた張本人であったことが終盤で明らかになります。
この大どんでん返しは多くの視聴者に衝撃を与えましたが、同時に「これで終わり？」「何も解決していないのでは？」というモヤモヤ感を残すことにもなりました。 特に、主人公が完全な悪として断罪されるわけではなく、含みを持たせた終わり方をするため、視聴者としてはスッキリしない感覚が残ります。 このような消化不良感が、「もしかしたら、本当はもっと続きがあって、打ち切りになったのではないか？」という憶測を生む一因となったと考えられます。
理由3：韓国ドラマ特有の「打ち切り」事情
最後に、韓国ドラマ業界特有の「打ち切り」が実際に存在することも、噂に拍車をかけた要因と言えるでしょう。韓国では、視聴率が極端に低い場合や、出演者の不祥事などがあった場合に、当初の予定よりも話数を短縮して放送を終了する、いわゆる「早期終映（チョギジョンヨン）」という措置が取られることがあります。
過去には、人気俳優を起用したドラマでも視聴率が振るわず、全16話の予定が12話に短縮された例もあります。 このような事例を知っている韓ドラファンであればあるほど、『トラップ』の短い話数や衝撃的な結末を見て、「これも打ち切りだったのでは？」と考えてしまうのは無理もないことかもしれません。しかし、『トラップ』の視聴率は決して悪いものではなく、最終回では最高視聴率を記録しているため、視聴率不振による打ち切りには該当しません。
韓国ドラマ『トラップ』の基本情報｜あらすじとキャスト
ここまで『トラップ』の打ち切り説について解説してきましたが、ドラマそのものの魅力についても触れておきましょう。『トラップ』は、単なるサスペンスにとどまらない、人間の深層心理に迫る衝撃的な物語です。まだご覧になっていない方や、内容を再確認したい方のために、本作の基本情報をご紹介します。
この章では、以下の内容をお届けします。
- 衝撃のあらすじ
- 主要キャスト紹介
衝撃のあらすじ
物語は、国民的キャスターとして尊敬を集めるカン・ウヒョン（イ・ソジン）が、全身に大怪我を負った状態で病院に搬送されるシーンから始まります。 意識を取り戻した彼は、結婚10周年の記念旅行で訪れた山で、正体不明のハンターたちに襲われ、妻と息子を連れ去られたと証言します。それは「人間狩り」という、あまりにもおぞろしい事件でした。
事件の捜査を担当するのは、引退間近のベテラン刑事コ・ドングク（ソン・ドンイル）。 彼は、天才プロファイラーのユン・ソヨン（イム・ファヨン）と共に、事件の真相を追い始めます。 しかし、捜査を進めるうちに、被害者であるはずのウヒョンの言動に不可解な点が浮かび上がり、事件は誰も予測できなかった驚愕の方向へと展開していくのです。 信じていた正義が覆され、被害者と加害者が入れ替わる戦慄の罠（トラップ）。その先に待ち受ける真実とは一体何なのでしょうか。
主要キャスト紹介
『トラップ』の重厚な物語を支えるのは、韓国を代表する実力派俳優たちです。それぞれの鬼気迫る演技が、作品に圧倒的な緊張感と深みを与えています。
- カン・ウヒョン役：イ・ソジン
国民的キャスターでありながら、非情な罠に落ちる主人公。 バラエティ番組で見せる親しみやすい姿とは180度違う、冷徹で多面的な顔を見せ、視聴者に衝撃を与えました。 - コ・ドングク役：ソン・ドンイル
事件の真相を執念で追い続けるベテラン刑事。 人情味あふれる父親役のイメージが強い彼が、本作では鋭い洞察力と執念を持つ刑事を見事に演じきっています。 - ユン・ソヨン役：イム・ファヨン
ドングクとタッグを組む冷静沈着なプロファイラー。 ウヒョンの嘘を見抜き、事件の核心に迫っていく重要な役割を担います。 - シン・ヨンス役：ソ・ヨンヒ
ウヒョンの妻。事件の鍵を握る悲劇の女性。
『トラップ』の評価は？視聴者のリアルな感想
『トラップ』は、その斬新な試みと衝撃的な内容から、視聴者の間でも様々な意見が交わされました。打ち切り説が出るほど物議を醸した一方で、そのクオリティの高さを絶賛する声も少なくありません。ここでは、実際にドラマを観た人たちのリアルな感想を、高評価と低評価の両面から見ていきましょう。
この章では、以下の口コミや感想を紹介します。
- 高評価の口コミ・感想
- 低評価の口コミ・感想
高評価の口コミ・感想
高評価の意見で最も多かったのは、「映画のようなクオリティと息もつかせぬ展開」に対する称賛です。 「OCNドラマティックシネマ」プロジェクトの狙い通り、映像美や演出、俳優陣の演技力は高く評価されています。
- 「7話とは思えないほど内容が濃くて、毎回2時間映画を見ているような満足感があった。」
- 「イ・ソジンのサイコパスな演技が鳥肌もの。いつもの笑顔とのギャップがすごい。」
- 「二転三転するストーリーから目が離せない。最後まで犯人が分からず、見事に騙された。」
- 「ただのサスペンスではなく、人間の本質を問うような深みのある作品だった。」
特に、主演イ・ソジンのキャリア史上最もダークとも言える役柄への挑戦は、多くの視聴者に新鮮な驚きを与え、高く評価されました。
低評価の口コミ・感想
一方で、低評価の意見も存在します。その多くは、「後味の悪さ」と「ストーリーの非現実性」に関するものです。
- 「結末が衝撃的すぎて、ただただ胸糞が悪い。スッキリしたい人には向かない。」
- 「主人公が不死身すぎたり、ご都合主義な展開が多くて感情移入できなかった。」
- 「伏線が回収されないまま終わった感じがして、モヤモヤが残る。」
- 「残忍なシーンが多くて、観ていて辛くなった。」
特に、主人公カン・ウヒョンが舌を切られてもすぐに話せるようになるなど、現実離れした描写に違和感を覚えたという声も見られました。 このように、賛否両論を巻き起こすほど、視聴者に強烈なインパクトを残した作品であることは間違いないでしょう。
『トラップ』シーズン2（続編）の可能性はある？
衝撃的な結末を迎えた『トラップ』。打ち切りではないと分かると、次に気になるのは「シーズン2の可能性」ではないでしょうか。あの含みを持たせたラストシーンを見ると、続編を期待してしまうファンも少なくないはずです。 果たして、コ・ドングク刑事とサイコパス、カン・ウヒョンの戦いはまだ続くのでしょうか。
結論から言うと、現時点で『トラップ』シーズン2の制作に関する公式な発表はありません。
可能性としては、低いと言わざるを得ない状況です。その理由として、まず物語が一応の結末を迎えている点が挙げられます。 主人公カン・ウヒョンの罪は暴かれ、彼自身もコ・ドングク刑事が仕掛けた新たな「トラップ」にはまり、逃れられない状況に追い込まれました。
また、「OCNドラマティックシネマ」プロジェクトは、その後も『他人は地獄だ』など、個別の作品を制作しており、必ずしもシリーズ化を前提とした企画ではないようです。
しかし、ファンの間では続編を望む声も根強くあります。 あのラストシーンは、解釈によっては新たな戦いの始まりとも捉えられます。もし視聴者からの熱い要望が高まれば、スペシャルドラマや映画といった形で、その後の物語が描かれる可能性もゼロではないかもしれません。今後の公式情報に期待したいところです。
よくある質問
ここでは、韓国ドラマ『トラップ』に関して、多くの方が疑問に思う点や、さらに詳しく知りたい情報をQ&A形式でまとめました。
韓国ドラマ『トラップ』の最終回の結末は？（ネタバレ注意）
最終回では、一連の事件の真犯人が被害者と思われていたカン・ウヒョンであったことが完全に明らかになります。 彼は、自身の息子を事故で死なせた者たちへの復讐と、自らの歪んだ正義を実現するために、人間狩りという残忍な計画を企てていました。
刑事のコ・ドングクは、ウヒョンの計画を阻止し、彼を追い詰めます。しかし、ウヒョンは法では裁かれない形で生き延びようとします。そこでドングクは、ウヒョンに最後の「トラップ」を仕掛けます。それは、ウヒョンが生きるために定期的に摂取しなければならない解毒剤をコントロールするというものでした。 これにより、ウヒョンはドングクから逃れられない、永遠の罠にはめられることになります。ラストは、刑事を辞めてボクシングジムを始めたドングクと、解毒剤を求めて彼の前に現れるであろうウヒョンの、終わらない戦いを予感させて幕を閉じます。
韓国ドラマ『トラップ』の視聴率はどうだった？
『トラップ』の視聴率は、ケーブルテレビ局のドラマとしては好調な数値を記録しました。 初回の視聴率は約2.4%でスタートし、回を重ねるごとに上昇。 最終回である第7話では、最高視聴率となる約4.0%（ニールセン・コリア調べ）を記録しています。 このことからも、視聴率不振による打ち切りではなかったことが分かります。むしろ、多くの関心を集めた人気作であったと言えるでしょう。
韓国ドラマ『トラップ』はどこで見れる？
韓国ドラマ『トラップ～最も残酷な愛～』は、様々な動画配信サービスで視聴可能です（2025年7月時点）。主な配信先は以下の通りです。
- U-NEXT
- Hulu
- Lemino
配信状況は変更になる可能性があるため、各サービスの公式サイトで最新の情報をご確認ください。レンタルDVDもリリースされています。
「OCNドラマティックシネマ」とは何ですか？
「OCNドラマティックシネマ」とは、韓国の映画専門チャンネルOCNが2019年に始動したプロジェクトです。 このプロジェクトの目的は、映画の鋭く迫力のある演出と、ドラマの持つ密度の高いストーリーテリングを融合させ、これまでにない高品質な作品を制作することです。
映画制作のスタッフとドラマ制作のスタッフが協力し、企画段階から映画化も視野に入れて制作されるのが特徴です。 『トラップ』はその記念すべき第1弾作品であり、その後もイム・シワンとイ・ドンウクが主演した『他人は地獄だ』など、骨太なジャンルドラマを世に送り出し、高い評価を得ています。
まとめ
- 韓国ドラマ『トラップ』は打ち切りではない。
- 最初から全7話で企画された作品である。
- 「OCNドラマティックシネマ」プロジェクトの第1弾。
- 映画とドラマの長所を融合させた企画だった。
- 打ち切り説の理由は話数の短さにある。
- 衝撃的で後味の悪い結末も噂の一因。
- 韓国ドラマ特有の打ち切り事情も背景にある。
- 主演はイ・ソジンとソン・ドンイル。
- 被害者と加害者が入れ替わるサスペンス。
- 視聴率は好調で、最終回に最高を記録した。
- 評価は「高品質」という声と「後味悪い」という声で賛否両論。
- シーズン2の公式発表は現時点ではない。
- 続編の可能性は低いと見られている。
- 結末は真犯人ウヒョンが新たな罠にはまる。
- 動画配信サービスやDVDで視聴可能である。
