留学を控えている皆さん、期待に胸を膨らませる一方で、「何を持っていけばいいんだろう?」という不安もありませんか?特に毎日の生活に欠かせない「食」。慣れない環境で、ふと日本の味が恋しくなる瞬間は必ず訪れます。この記事では、多くの留学経験者が「持って行けばよかった!」と後悔した食べ物を徹底解説。あなたの留学生活を食の面から豊かにする情報が満載です。
留学経験者が語る!本当に「持って行けばよかった」食べ物ランキングTOP5

留学生活が始まると、想像以上に日本の味が恋しくなるものです。現地でも日本食は手に入りますが、種類が少なかったり、驚くほど高価だったりすることも少なくありません。ここでは、多くの先輩留学生が「これだけは持って行くべきだった!」と口を揃える、後悔先に立たずな食べ物ランキングをご紹介します。
第1位:だし・麺つゆ – 日本の味の基本
「とりあえず、これさえあれば何とかなる!」と言っても過言ではないのが、だしの素や麺つゆです。 味噌汁はもちろん、煮物や親子丼など、少し加えるだけで一気に日本の味に近づきます。 現地のスーパーで手に入る醤油だけでは、どうしても物足りなさを感じてしまうもの。粉末タイプや濃縮タイプの麺つゆは、軽くてかさばらないのでスーツケースの隙間に忍ばせておくことを強くおすすめします。特に、白だしはヨーロッパなどでは手に入りにくく、味付けに深みを出したい時に非常に重宝します。
第2位:ふりかけ・お茶漬けの素 – 白米の最強パートナー
勉強や課題で忙しい時、疲れて何も作りたくない時、炊き立てのご飯とふりかけ、あるいはお茶漬けの素があれば、それだけで心もお腹も満たされます。 特に、お米が主食の地域への留学でない場合、白米が貴重なご馳走に感じられることも。そんな時、お気に入りのふりかけがあれば、一瞬で日本にいるかのような安心感を得られます。 小分けパックになっているものなら、お弁当にも使えて便利です。
第3位:インスタント味噌汁・スープ – 心と体を温める一杯
体調を崩した時や、寒い日の朝に飲む温かい味噌汁は、まさに五臓六腑に染み渡ります。 現地で味噌から作るのは少し手間ですが、フリーズドライのインスタント味噌汁ならお湯を注ぐだけ。 日本の「いつもの味」が、ホームシックになった心を優しく癒してくれるでしょう。 わかめスープやたまごスープなど、バリエーションをいくつか持っていくと飽きずに楽しめます。
第4位:お気に入りのインスタント麺 – 罪悪感も吹き飛ぶ故郷の味
海外にもインスタントラーメンはありますが、日本の製品のクオリティの高さと種類の豊富さは世界一と言っても良いでしょう。 特に、豚骨ラーメンや味噌ラーメンなど、濃厚で複雑な味わいのスープは海外ではなかなか見つかりません。 深夜、勉強の合間に食べる日本のカップラーメンの味は格別。「こんなことのために持ってきたんじゃないのに…」と思いながらも、その一口が明日への活力になるはずです。かさばるのが難点ですが、袋麺タイプなら比較的コンパクトに持ち運べます。
第5位:日本ならではのお菓子 – コミュニケーションのきっかけにも
抹茶味のキットカット、柿の種、のり塩味のポテトチップスなど、日本でしか手に入らないお菓子は、自分のためだけでなく、現地の友人やホストファミリーとのコミュニケーションツールとしても大活躍します。 「これ、日本の人気のお菓子なんだ!」と渡せば、自然と会話が生まれるきっかけになります。 特に抹茶フレーバーは海外でも人気が高く、喜ばれること間違いなしです。
【カテゴリ別】スーツケースに入れたい!留学に持っていくべき食べ物リスト

ランキング以外にも、留学生活を豊かにしてくれる日本の食べ物はたくさんあります。ここでは、カテゴリ別に「持って行けばよかった」と後悔しがちな食品をリストアップしました。自分の食生活や留学先の状況に合わせて、持ち物リストをカスタマイズしてみてください。
本章で紹介するカテゴリは以下の通りです。
- 最低限これだけは!必須の調味料
- あると絶対便利!インスタント・レトルト食品
- 心安らぐ一杯!お茶・粉末ドリンク
- 意外な救世主?乾物・その他
最低限これだけは!必須の調味料
自炊をするなら、日本の味を再現するための基本の調味料は欠かせません。現地でも醤油などは手に入りますが、割高だったり味が違ったりすることも。 軽くて持ち運びやすいものを選んで、いくつか持っていくと安心です。
- だしの素(粉末・パック): 和食の基本。これがないと始まりません。
- 麺つゆ(濃縮タイプ): 煮物から丼ものまで、万能な味付けの救世主。
- 本みりん: 砂糖とは違う、まろやかな甘みと照りを出すために。現地では手に入りにくいことが多いです。
- ポン酢: 鍋物はもちろん、サラダのドレッシングや和え物にも使えて便利。
- チューブタイプの香辛料(柚子胡椒、七味唐辛子など): 料理のアクセントに。少量で味が引き締まります。
- カレールー: 日本のカレーはもはや国民食。現地のルーとは全くの別物です。疲れた時に食べたくなる味。
あると絶対便利!インスタント・レトルト食品
疲れている時や時間がない時に、お湯を注いだり温めたりするだけで食べられる食品は、留学生の強い味方です。渡航直後、まだ現地の生活に慣れない時期にも重宝します。
- インスタント味噌汁・お吸い物: 日本の食卓に欠かせない汁物。フリーズドライが軽くておすすめです。
- お茶漬けの素: 食欲がない時でもサラサラと食べられます。
- パスタソース(和風フレーバー): たらこやきのこバター醤油など、日本ならではの味は現地では見つかりません。パスタを茹でて和えるだけで完成。
- レトルトご飯: 渡航初日など、すぐにお米が炊けない状況で非常に役立ちます。
- カップ麺・袋麺: お気に入りのラーメンやうどん、そばをいくつか。
心安らぐ一杯!お茶・粉末ドリンク
海外のカフェ文化も素敵ですが、時には慣れ親しんだ日本のお茶が飲みたくなるもの。ティーバッグや粉末タイプなら手軽に楽しめます。
- 緑茶・ほうじ茶・麦茶のティーバッグ: 海外の”Green Tea”は砂糖入りが多いので注意。日本のお茶が一番です。
- 昆布茶: 飲むだけでなく、料理の隠し味としても使えます。
- 粉末のスポーツドリンク: 体調を崩した時の水分補給に。海外のものは味が濃すぎることがあります。
- 龍角散のど飴: 空気の乾燥や気候の変化で喉を痛めやすい時に。
意外な救世主?乾物・その他
軽くて日持ちする乾物は、スーツケースの隙間を埋めるのに最適。いざという時に「持ってきてよかった!」と思えるアイテムです。
- 塩昆布: ご飯に混ぜたり、野菜と和えたりするだけで立派な一品に。
- 切り干し大根・乾燥わかめ: 水で戻すだけで使える便利な食材。味噌汁の具や和え物に。
- 海苔: おにぎりを作る時に必須。味付け海苔はおやつにもなります。
- フリーズドライの納豆・長芋: 日本の味が恋しくなった時の最終兵器。賛否は分かれますが、好きな人にはたまりません。
知っておきたい!食品の持ち込みルールと注意点

せっかく日本から持ってきた食べ物が、空港の検疫で没収されてしまったら悲しいですよね。そうならないためにも、食品を持ち込む際の基本的なルールと注意点をしっかり確認しておきましょう。国によって規制は異なるため、渡航前には必ず留学先の国の最新情報を大使館や検疫所のウェブサイトで確認することが重要です。
本章で解説する内容は以下の通りです。
- 多くの国で制限されるもの
- 国別の持ち込み規制の例
- パッキングのコツと申告の重要性
多くの国で制限されるもの
一般的に、多くの国で持ち込みが厳しく制限、または禁止されているのは以下の品目です。これらは現地の生態系や農業に影響を与える可能性があるため、厳しいルールが設けられています。
- 肉製品および肉エキスを含む製品: 生肉、加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン)はもちろん、肉エキスが入ったカップ麺やカレールー、スナック菓子なども対象になる場合があります。 これは最も注意が必要な項目の一つです。
- 卵・乳製品: 生卵や牛乳だけでなく、マヨネーズや乳成分を多く含むお菓子なども規制の対象となることがあります。
- 生の果物・野菜、種子: 病害虫の侵入を防ぐため、ほとんどの国で持ち込みが禁止されています。
- 米: 国によっては持ち込みが禁止されていたり、許可が必要だったりします。
特にアメリカやオーストラリア、ニュージーランドは検疫が厳しいことで知られています。 例えば、アメリカでは肉エキスを含む製品の持ち込みが非常に厳しく、没収されるケースが多く報告されています。 成分表示をよく確認し、少しでも肉の成分が入っているものは避けるのが無難です。
国別の持ち込み規制の例
規制は国によって大きく異なります。ここでは主要な留学先の例をいくつか挙げますが、必ずご自身で最新情報を確認してください。
- アメリカ: 肉製品(エキス含む)、卵、乳製品、生の果物・野菜に厳しい規制があります。 魚介類は比較的緩やかですが、申告は必要です。
- カナダ: 肉製品、乳製品、果物、野菜など、多くの農産物に関して持ち込みが制限または禁止されています。
- イギリス: EU圏外からの肉製品や乳製品の持ち込みは基本的に禁止されています。
- オーストラリア・ニュージーランド: 世界で最も検疫が厳しい国の一つです。食品全般に対して厳しく、申告が義務付けられています。特に肉、卵、乳製品、果物、蜂蜜などは厳禁です。 未申告には高額な罰金が科される可能性があります。
パッキングのコツと申告の重要性
食品を持ち込む際は、いくつかのコツがあります。まず、液体物(醤油、みりんなど)は、万が一漏れても被害が広がらないように、ビニール袋で二重、三重に包み、さらにタオルで巻くなどの対策をしましょう。 密封ボトルタイプの容器を選ぶのもおすすめです。
そして最も重要なのが、正直に申告することです。入国時に渡される税関申告書には、食品を持ち込んでいるかどうかを記入する欄があります。 たとえ持ち込みが許可されているものであっても、正直に「Yes」にチェックを入れ、係官に中身を見せて判断を仰ぎましょう。隠して見つかった場合、没収だけでなく高額な罰金や入国拒否につながる恐れもあります。
「これは大丈夫かな?」と少しでも迷うものがあれば、必ず申告する。これが鉄則です。事前に英語で食品名を言えるように準備しておくと、スムーズに検査を終えることができます。
現地調達も賢く!日本食が恋しくなった時の対処法

いくら日本から食べ物を持っていっても、いつかは底をついてしまいます。でも、心配はいりません。多くの国では、現地で日本の食材を手に入れたり、日本の味に近いものを見つけたりする方法があります。日本食が恋しくなった時のために、現地での対処法を知っておくと、留学生活の食の選択肢がぐっと広がります。
この章では、以下の方法について解説します。
- アジアンスーパーや日本食料品店を活用する
- 現地のスーパーで代用品を探す
- 日本食レストランで心を癒す
アジアンスーパーや日本食料品店を活用する
大きな都市であれば、アジア系の住民が多く住むエリアにアジアンスーパーマーケットがあることが多いです。 中国系、韓国系のスーパーでも、日本の醤油や味噌、豆腐、お米、インスタントラーメンなど、基本的な食材や調味料は見つかります。 もちろん、日本食専門の食料品店があれば、さらに品揃えは豊富になります。
ただし、価格は日本で購入するよりも割高になることがほとんどです。 日本の2倍から3倍の値段がすることも珍しくありません。 そのため、日本から持ってきた食品を基本にしつつ、どうしても必要なものだけを現地のアジアンスーパーで買い足す、という使い分けが賢い方法です。また、オンラインで日本の食材を注文できるサービスもありますので、調べてみると良いでしょう。
現地のスーパーで代用品を探す
アジアンスーパーが近くにない場合でも、現地の一般的なスーパーマーケットで代用できる食材を探す楽しみもあります。近年は健康志向の高まりから、欧米のスーパーでも豆腐(Tofu)や枝豆(Edamame)、味噌(Miso Paste)などが置かれていることがあります。
- お米: 日本米に近い食感の「カルローズ米」や「寿司ライス(Sushi Rice)」といった名前で売られていることがあります。タイ米などとは食感が異なるので、パッケージをよく見て選びましょう。
- 肉類: 海外では薄切り肉があまり売られていません。塊肉を買ってきて自分で薄くスライスするか、冷凍コーナーを探してみると、しゃぶしゃぶ用として薄切り肉が売られていることがあります。
- 野菜: 白菜は「Chinese Cabbage」、大根は「Daikon Radish」や「Mooli」として売られていることがあります。
現地の食材を使って、工夫しながら日本食を作るのも留学の醍醐味の一つです。 完璧な再現は難しくても、自分なりの「なんちゃって和食」を開発するのも楽しい経験になります。
日本食レストランで心を癒す
どうしても本格的な日本の味が恋しくなったら、最終手段として日本食レストランに行くのも良いでしょう。 寿司やラーメン、天ぷらなど、海外でも日本食は人気が高く、多くの都市にレストランがあります。
もちろん、外食なので費用はかかりますが、頑張った自分へのご褒美や、気分転換をしたい時に利用するのは、精神的な健康を保つ上でとても効果的です。 現地の友人を誘って、「これが日本の本物の味だよ!」と紹介するのも、良い文化交流の機会になるでしょう。
よくある質問

ここでは、留学に持っていく食べ物に関して、多くの人が疑問に思うことをQ&A形式でまとめました。出発前の不安を解消しておきましょう。
肉エキス入りのカップ麺は持ち込めますか?
多くの国、特にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどでは、肉エキス(Meat Extract)や肉パウダーが含まれている製品の持ち込みは禁止されています。 成分表示をよく確認し、「ポークエキス」「チキンエキス」などの記載があるものは避けるのが賢明です。魚介系のスープや野菜ベースのスープのラーメンを選ぶと良いでしょう。
液体状の調味料(醤油など)はどうやって持っていけばいいですか?
液体物はスーツケースに入れる(預け荷物にする)必要があります。機内持ち込みはできません。漏れ対策として、まずキャップ部分をラップやテープでしっかりと密封します。その上で、ジップロックのような密閉できる袋に数枚重ねて入れ、さらにタオルや衣類で包むと安心です。 最近では、酸化を防ぐ密封ボトルタイプの醤油なども販売されており、持ち運びに便利です。
現地で日本食は買えますか?値段は高いですか?
大都市であれば、アジアンスーパーや日本食料品店で基本的な日本の食材や調味料を購入できることが多いです。 しかし、品揃えは限られており、価格は日本の2倍から4倍程度とかなり高額になるのが一般的です。 そのため、軽くてかさばらない調味料や乾物、お気に入りのインスタント食品などは、できるだけ日本から持っていくことをおすすめします。
ホストファミリーへのお土産におすすめの食べ物はありますか?
ホストファミリーへのお土産には、日本らしさが感じられ、かつ好き嫌いが分かれにくいものが喜ばれます。 例えば、抹茶味のチョコレートやクッキー、見た目も美しい和柄のパッケージに入ったおかきや煎餅などが人気です。 小分けに包装されているものだと、家族みんなで分けやすく便利です。 相手の宗教や食文化に配慮し、肉やアルコールを含むものは避けた方が無難でしょう。
「いらなかった」と後悔した食べ物はありますか?
意外と「いらなかった」という声が聞かれるのが、かさばるお菓子や、現地でも簡単に手に入るような基本的なスナック菓子です。 また、賞味期限が短いものや、留学先の気候に合わないもの(例:暑い国にチョコレートを大量に持っていくなど)も、持て余してしまう可能性があります。スーツケースのスペースは限られているので、本当に必要で、かつ現地での入手が難しいものを優先的に選ぶことが大切です。
まとめ

- 留学先では日本の味が恋しくなるため、食の準備は重要です。
- だし、麺つゆ、ふりかけは日本の味を再現する必需品です。
- インスタント味噌汁やラーメンは心と体を癒してくれます。
- 日本のお菓子は自分用にも、友人作りにも役立ちます。
- 調味料は和食の基本。軽くて濃縮タイプが便利です。
- レトルト食品は忙しい時や渡航直後に重宝します。
- お茶のティーバッグは手軽に日本の味を楽しめます。
- 塩昆布や乾物は軽くて日持ちし、料理の幅を広げます。
- 肉製品や肉エキス入りの食品は持ち込みが厳しい国が多いです。
- 食品を持ち込む際は、必ず正直に税関で申告しましょう。
- 液体物は漏れないように厳重にパッキングすることが大切です。
- 現地のアジアンスーパーで日本食は買えますが、割高です。
- 現地のスーパーで代用品を探し、料理を工夫するのも楽しみの一つです。
- 持ち込みルールは国によって違うため、事前の確認が必須です。
- 後悔しないよう、自分の食生活に合った食品を選びましょう。