アメリカへの渡航を計画し、ESTA(エスタ)の申請を終えたにもかかわらず、「支払い状況の確定ができません」というメッセージが表示されてしまい、不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。せっかくの旅行準備が滞ってしまうのは、とても心配なものです。
本記事では、ESTAの支払い状況が確定できない主な原因を詳しく解説し、その解決方法を具体的にご紹介します。また、申請状況の確認方法やよくある質問にもお答えしますので、安心して渡航準備を進めるための参考にしてください。
ESTAの支払い状況が確定できないとどうなる?
ESTAの申請プロセスにおいて、支払い状況が確定できない状態は、申請が完了していないことを意味します。つまり、申請料の支払いが正常に処理されていないため、米国政府による審査が開始されていない状況です。この状態では、ESTAの承認を得ることができず、アメリカへの渡航許可も下りません。渡航直前にこの問題に直面すると、飛行機への搭乗を拒否される可能性もあるため、早急な対処が求められます。
ESTAの支払い状況が確定できない主な原因

ESTAの支払い状況が確定できない場合、いくつかの原因が考えられます。ここでは、特に多く見られる原因を詳しく見ていきましょう。
- クレジットカード情報の入力ミスや有効期限切れ
- クレジットカードの利用制限や銀行によるセキュリティブロック
- 決済システムの技術的な問題や公式サイトのメンテナンス
- 支払い手続きの中断やブラウザの問題
- 非公式サイトでの申請による高額請求やトラブル
クレジットカード情報の入力ミスや有効期限切れ
最も一般的な原因の一つが、クレジットカード情報の入力ミスです。カード番号、有効期限、セキュリティコード(CVV)などの情報に誤りがあると、支払いは正常に処理されません。特に、有効期限の入力順序は「月/年」が正しい形式であり、日本の一般的な「年/月」とは逆になるため注意が必要です。また、クレジットカードの有効期限が切れている場合も、当然ながら支払いはできません。
入力時には、半角数字で正確に入力されているかを何度も確認することが大切です。
クレジットカードの利用制限や銀行によるセキュリティブロック
クレジットカード自体に問題がなくても、利用制限や銀行のセキュリティブロックが原因で支払いができないケースもあります。例えば、高額な海外決済と判断され、不正利用防止のために一時的にカードがロックされることがあります。また、カードの利用限度額を超えている場合や、PayPalアカウントに十分な残高がない場合も支払いはできません。
心当たりのない支払いエラーが発生した場合は、利用しているクレジットカード会社や銀行に直接問い合わせてみるのが良いでしょう。
決済システムの技術的な問題や公式サイトのメンテナンス
ESTAの公式サイトや決済システム側で一時的な技術的な問題が発生している場合や、メンテナンスが行われている場合も、支払い状況が確定できないことがあります。このような状況は稀ですが、システム障害が原因であれば、時間を置いてから再度試すことで解決する可能性があります。公式サイトで障害情報が公開されていないか確認することも有効な手段です。
支払い手続きの中断やブラウザの問題
支払い手続きの途中でブラウザを閉じてしまったり、誤った操作をしてしまったりすると、支払いが中断され、確定できない状態になることがあります。また、使用しているブラウザのキャッシュやCookieが原因で、正常な決済プロセスが妨げられることも考えられます。この場合は、ブラウザのキャッシュをクリアしたり、別のブラウザやデバイス(スマートフォンアプリなど)を試したりすることで解決することがあります。
非公式サイトでの申請による高額請求やトラブル
ESTAの申請は、米国国土安全保障省(DHS)の公式サイトから行うのが原則です。しかし、検索エンジンの上位に表示されるサイトの中には、公式を模倣した代行業者サイトも存在します。これらのサイトは、公式料金よりも高額な手数料を請求したり、支払いトラブルが発生したりするケースがあるため、注意が必要です。公式サイト以外で申請を進めてしまった場合は、一度手続きを中断し、必ず公式ウェブサイトであることを確認してから再開するようにしましょう。
ESTAの支払い状況を確定させるための具体的な解決方法

支払い状況が確定できない問題に直面した際、どのように対処すれば良いのでしょうか。具体的な解決方法を順を追って説明します。
- 入力情報の再確認と正確な修正
- 別のクレジットカードやPayPalを試す
- カード会社や銀行に直接問い合わせる
- 時間を置いてから再度支払い手続きを行う
- ブラウザやデバイスを変更して試す
- それでも解決しない場合は新規申請も検討する
入力情報の再確認と正確な修正
まずは、入力したクレジットカード情報や個人情報に誤りがないか、再度慎重に確認することが重要です。特に、クレジットカード番号、有効期限(月/年の順)、セキュリティコード(CVV)は、半角数字で正確に入力されているかを確認してください。パスポート情報なども含め、少しでも入力ミスがあれば支払いは完了しません。
別のクレジットカードやPayPalを試す
もし手元に別のクレジットカードがある場合は、そちらを試してみるのも有効な方法です。Mastercard、Visa、American Express、Discover(JCBやDiners Clubも含む)などの国際ブランドに対応しています。また、PayPalでの支払いが可能な場合は、PayPalアカウントの残高を確認し、そちらを利用することも検討しましょう。
異なるカードや支払い方法を試すことで、カード側の問題や銀行のセキュリティブロックを回避できることがあります。
カード会社や銀行に直接問い合わせる
クレジットカード情報に誤りがないにもかかわらず支払いができない場合は、利用しているクレジットカード会社や銀行に直接問い合わせてみましょう。海外での決済と判断され、セキュリティ上の理由で一時的に取引が保留されている可能性があります。カード会社に連絡し、ESTAの支払いであることを伝え、承認を依頼することで、問題が解決することがあります。
時間を置いてから再度支払い手続きを行う
ESTAのシステム側で一時的な問題が発生している場合や、支払い手続きを中断してしまった場合、「後ほど支払う」を選択した際などには、すぐに支払い画面が表示されないことがあります。この場合、数時間から最大24時間程度待つと、支払い画面へのリンクが再度現れることがあります。焦らず、しばらく時間を置いてから再度ESTA公式サイトにアクセスし、支払い手続きを試すようにしてください。
ブラウザやデバイスを変更して試す
現在のブラウザやデバイスに一時的な不具合がある可能性も考えられます。使用しているブラウザのキャッシュやCookieをクリアしたり、Google Chrome、Safari、Firefoxなど別のブラウザを試したりしてみましょう。また、パソコンでうまくいかない場合は、ESTA公式のスマートフォンアプリや別のパソコンから手続きを行うことで、問題が解決する場合があります。
それでも解決しない場合は新規申請も検討する
上記の方法を全て試しても支払い状況が確定できない場合は、現在の申請を諦めて、新たにESTAの申請を行う必要があるかもしれません。支払い未完了の申請は、7日間の猶予期間を過ぎると無効になるため、早めに新規申請を検討するのが賢明です。新しい申請を行う際は、これまでの失敗の原因をしっかり確認し、同じ過ちを繰り返さないように注意しましょう。
ESTA申請状況の確認方法

支払い状況が確定できたか、または現在の申請がどのような状態にあるかを確認することは非常に重要です。ESTAの申請状況は、公式サイトから簡単に確認できます。
申請番号がわかる場合の確認手順
ESTAの申請時に発行される16桁の申請番号が手元にある場合は、以下の手順で確認できます。
- ESTA公式サイトにアクセスします。
- 「既存の申請を続行する」または「ESTAのステータス確認」を選択します。
- 「個人による申請のステータス確認」を選びます。
- パスポート番号、生年月日、そして16桁の申請番号を入力します。
- 「申請の検索」ボタンをクリックすると、現在の申請状況が表示されます。
申請番号は、申請完了時や支払い前に送られてくるメールに記載されていることが多いので、確認してみましょう。
申請番号が不明な場合の確認手順
もし申請番号を忘れてしまったり、控えていなかったりする場合でも、以下の情報があれば申請状況を確認できます。
- ESTA公式サイトにアクセスします。
- 「既存の申請を続行する」または「ESTAのステータス確認」を選択します。
- 「個人による申請のステータス確認」を選びます。
- パスポート番号、生年月日、国籍、パスポートの発行年月日、パスポートの有効期間満了日を入力します。
- 「申請の検索」ボタンをクリックすると、現在の申請状況が表示されます。
これらの情報を正確に入力することで、申請番号がなくても現在のESTAの状態を確認することが可能です。
ESTA申請に関するよくある質問

ESTA申請に関して、多くの方が疑問に思う点をまとめました。
- ESTAの支払いにはどのようなカードが使えますか?
- 「後ほど支払う」を選択した場合、いつまでに支払いを完了すれば良いですか?
- ESTAの申請料金はいくらですか?
- ESTAの申請から承認までどのくらい時間がかかりますか?
- ESTA申請後にパスポート情報などを間違えてしまったらどうすれば良いですか?
- ESTAが承認されたら、必ずアメリカに入国できますか?
ESTAの支払いにはどのようなカードが使えますか?
ESTAの公式ウェブサイトでは、Mastercard、Visa、American Express、Discover(JCBおよびDiners Clubも含む)などの主要な国際ブランドのクレジットカードやデビットカードが利用できます。また、PayPalでの支払いも可能です。
「後ほど支払う」を選択した場合、いつまでに支払いを完了すれば良いですか?
「後ほど支払う」を選択した場合、支払い手続きを7日以内に完了させる必要があります。この期間を過ぎると、申請は無効となり、再度新規で申請を行う必要が生じます。
ESTAの申請料金はいくらですか?
ESTAの申請料金は、現在(2026年1月時点)21米ドルです。ただし、2025年9月30日からは40米ドルに改定される予定です。申請時には、公式サイトで最新の料金を確認するようにしましょう。
ESTAの申請から承認までどのくらい時間がかかりますか?
ESTAの申請から承認までの審査は、通常24時間以内に完了しますが、場合によっては最大72時間(3日)かかることがあります。渡航直前の申請はリスクがあるため、少なくとも渡航日の72時間以上前には申請を完了させておくことが推奨されています。
ESTA申請後にパスポート情報などを間違えてしまったらどうすれば良いですか?
ESTA申請後、パスポート番号、国籍、発行国といった重要な情報に誤りがあった場合、これらの情報は修正できません。この場合は、新たにESTAを申請し直す必要があります。ただし、米国滞在中の住所やメールアドレスなどの軽微な情報は、申請後に更新が可能です。
ESTAが承認されたら、必ずアメリカに入国できますか?
ESTAの承認は、アメリカへの入国を保証するものではありません。ESTAはあくまでビザ免除プログラムを利用して渡航する資格があることを示すものであり、最終的な入国の可否は、米国到着時の入国審査官の判断によって決定されます。
まとめ
- ESTAの支払い状況が確定できない場合、申請は完了しておらず、審査も開始されていません。
- 主な原因は、クレジットカード情報の入力ミス、カードの利用制限、決済システムの不具合、支払い手続きの中断などが挙げられます。
- クレジットカードの有効期限は「月/年」の順で入力し、半角数字で正確に入力することが大切です。
- 支払いエラーが発生したら、まず入力情報を再確認し、別のカードやPayPalを試すのが良いでしょう。
- カード会社や銀行に直接問い合わせて、セキュリティブロックの解除を依頼することも有効な解決策です。
- 一時的なシステムの問題であれば、数時間から24時間程度時間を置いてから再度試すと解決する場合があります。
- ブラウザのキャッシュクリアや、別のブラウザ、ESTA公式アプリの使用も検討しましょう。
- 非公式サイトでの申請は高額請求やトラブルの原因となるため、必ず米国国土安全保障省の公式サイトを利用してください。
- 全ての解決策を試しても支払い状況が確定しない場合は、新規でESTAを申請し直す必要があります。
- ESTAの申請状況は、公式サイトで申請番号またはパスポート情報を使って確認できます。
- 「後ほど支払う」を選択した場合、7日以内に支払いを完了しないと申請は無効になります。
- ESTAの申請料金は現在21米ドルですが、2025年9月30日からは40米ドルに改定される予定です。
- 申請から承認までは通常72時間以内ですが、渡航の72時間以上前には申請を終えるのがおすすめです。
- パスポート情報などの重要な入力ミスは修正できないため、新規申請が必要です。
- ESTAの承認は入国を保証するものではなく、最終的な判断は入国審査官が行います。
