中学校生活のビッグイベント、スキー教室!真っ白なゲレンデを滑ることを想像すると、ワクワクしますよね。でも、その前に立ちはだかるのが「持ち物準備」という大きな壁。「何を持っていけばいいの?」「忘れ物をして、みんなに迷惑をかけたらどうしよう…」そんな不安を抱えている中学生や保護者の方も多いのではないでしょうか。
初めてのスキー教室なら、なおさらです。本記事では、そんな不安を解消するために、スキー教室に必要な持ち物を網羅した完全チェックリストを作成しました。レンタルすべきか購入すべきかの判断基準から、女子ならではの必需品、あると便利なアイテムまで、これさえ読めば準備は万端!忘れ物の心配なく、最高の思い出を作ってきましょう!
【結論ファースト】中学校のスキー教室 持ち物完全チェックリスト

まずは、何よりも先に知りたい「持ち物リスト」を結論としてご紹介します。学校からの指定も確認しつつ、このリストをベースに準備を進めてください。印刷して、準備ができたらチェックを入れていくのがおすすめです!
この章では、以下の内容を詳しく解説します。
- スキー用品のチェックリスト
- 衣類のチェックリスト
- 生活用品・その他のチェックリスト
スキー用品・ウェア関連
スキーを楽しむための専用アイテムです。特に肌に直接触れるものや、安全に関わるものは慎重に選びましょう。
持ち物 | レンタル/購入の目安 | ポイント |
---|---|---|
スキー板・ブーツ・ストック | レンタル推奨 | 学校で一括レンタルの場合が多いです。今後もスキーを続けるか分からないうちはレンタルで十分でしょう。 |
スキーウェア(上下) | レンタル or 購入 | レンタルも可能ですが、デザインにこだわりたい、サイズが心配な場合は購入も検討しましょう。 |
グローブ(手袋) | 購入推奨 | 防水性の高いスキー専用のものが必須です。濡れると手がかじかんで楽しめません。 |
ゴーグル | 購入推奨 | 雪や風、紫外線から目を守ります。レンタルできない場合も多いので、用意しておくと安心です。 |
ニット帽 or ヘルメット | 購入必須 | 防寒と安全のために必ず必要です。耳まで隠れる暖かいものを選びましょう。 |
ネックウォーマー | 購入必須 | マフラーは引っかかると危険なのでNG。輪っか状のネックウォーマーを用意してください。 |
スキー用靴下 | 購入必須 | 厚手で、ブーツとの摩擦からすねを守るために膝下までの長いものが必要です。 複数枚あると安心。 |
ウェアの中の服・宿泊用の衣類
ゲレンデで快適に過ごすため、そして宿舎でリラックスするために必要な衣類です。「重ね着」が重要なポイントになります。
持ち物 | 枚数の目安(2泊3日の場合) | ポイント |
---|---|---|
インナー(肌着) | 2〜3枚 | 汗をかいても乾きやすい化学繊維のものがおすすめ。綿素材は汗で冷えるので避けましょう。 |
ミドルレイヤー(中間着) | 1〜2枚 | フリースや学校のジャージなど。体温調節の要です。 |
タイツ・レギンス | 2〜3枚 | スキーウェアの下に履きます。防寒性の高いものが良いでしょう。 |
普段着・部屋着 | 2セット | 宿舎で過ごすためのリラックスできる服。スウェットやジャージが便利です。 |
下着・靴下 | 3〜4日分 | 濡れたり汗をかいたりするので、少し多めに持っていくと安心です。 |
パジャマ | 1セット | 部屋着と兼用でもOKです。 |
生活用品・その他
スキー以外で必要になる、こまごまとしたアイテムたち。忘れがちなので要注意です!
持ち物 | ポイント |
---|---|
大きなカバン | 2泊3日なら50L程度が目安。キャリーケースかボストンバッグ。 |
サブバッグ(リュックなど) | バス移動中や、ゲレンデに貴重品を持っていく際に使います。 |
洗面用具 | 歯ブラシ、歯磨き粉、洗顔料など。宿に備え付けがない場合も。 |
お風呂セット | シャンプー、リンス、ボディソープなど。こちらも備え付けを確認。 |
タオル類 | バスタオル、フェイスタオルを数枚。汗拭き用もあると便利。 |
常備薬 | 普段飲んでいる薬、酔い止め薬、絆創膏など。 |
保険証のコピー | 万が一の怪我や病気に備えて必ず持参しましょう。 |
日焼け止め・リップクリーム | 雪の照り返しは強烈!男女問わず必須です。 |
ティッシュ・ハンカチ | ポケットティッシュは多めに。 |
ビニール袋 | 濡れたものや汚れ物を入れるのに数枚あると重宝します。 |
スキーウェア・小物はレンタル?購入?失敗しない選び方

スキー用品は高価なものも多く、すべてを揃えるのは大変です。賢くレンタルを利用しつつ、自分に必要なものだけを購入するのが賢い選択。ここでは、アイテムごとのレンタル・購入の判断基準と、購入する場合の選び方のコツを解説します。
この章では、以下の持ち物について詳しく解説します。
- スキーウェア(上下)
- グローブ(手袋)
- ゴーグル
- ニット帽・ヘルメット
- ネックウォーマー
スキーウェア(上下)|防水性とサイズ感が命!
スキーウェアは、レンタルか購入か悩むアイテムの代表格です。学校によってはレンタルが必須の場合もありますが、選択できるならそれぞれのメリット・デメリットを理解しておきましょう。
レンタルのメリットは、なんといっても費用の安さです。 今後スキーをするか分からない場合は、レンタルで十分でしょう。デメリットは、デザインを選べない可能性があること、サイズがピッタリ合わない場合があることです。
一方、購入するメリットは、好きなデザインを選べること、自分に合ったサイズで快適に過ごせることです。最近はサイズ調整機能が付いたウェアも多く、2〜3年は着られるものもあります。 デメリットは初期費用がかかることです。
購入する場合に最も重要なのは「耐水圧」です。最低でも5,000mm、できれば10,000mm以上あると安心です。 これだけの性能があれば、雪の上に座ったり転んだりしても、水が染み込んでくるのを防いでくれます。また、少し大きめのサイズを選び、袖や裾の長さを調整できる機能があると、成長期の中学生でも長く使えて経済的です。
グローブ(手袋)|5本指タイプがおすすめ
グローブは、衛生面からも購入をおすすめします。レンタルがないスキー場も多いです。 選ぶ際は、必ず「防水性」の高いスキー・スノーボード用のものを選んでください。雪遊び用の毛糸の手袋では、すぐに濡れてしまい、手が冷たくてスキーどころではなくなってしまいます。
形状は、指が動かしやすい5本指タイプがおすすめです。ストックを握ったり、ブーツのバックルを締めたりする細かい作業がしやすくなります。ミトンタイプは保温性に優れていますが、作業がしにくいのが難点です。両方の良いところをとった3本指タイプも人気があります。
ゴーグル|曇り止め機能は必須
ゴーグルも、グローブ同様に購入がおすすめのアイテムです。 ゲレンデは雪からの照り返しで紫外線が非常に強く、雪や風が直接目に入るのを防ぐためにもゴーグルは必須です。サングラスでも代用は可能ですが、転んだ時に壊れたり、ずれたりしやすいので、フィット感の高いゴーグルが安全です。
選ぶ際のポイントは、「曇り止め加工」がされていることと、顔にフィットすること。視界が曇ると滑るのが怖くなってしまいます。また、天候によってレンズの色を変えると、より快適に滑ることができます。晴天用、曇天用などありますが、中学生のスキー教室であれば、どんな天候でもある程度対応できるオールラウンドなレンズカラー(オレンジ系やピンク系)が一つあれば十分でしょう。
ニット帽・ヘルメット|安全と防寒のために必ず用意
ニット帽やヘルメットは、必ず自分で用意しましょう。一番の目的は、転倒した際に頭を守ることです。特に初心者は予期せぬ転び方をすることがあるため、安全対策は万全に。また、耳までしっかり覆うことで、冷たい風から頭や耳を守る防寒具としても非常に重要です。
デザインは好きなもので構いませんが、ゴーグルとの相性も考えて選ぶと良いでしょう。ゴーグルをつけたときに、帽子とゴーグルの間に隙間ができておでこが露出しないか、試着して確認するのがおすすめです。最近では、より安全性の高いヘルメットを着用する人も増えています。
ネックウォーマー|マフラーは危ない!
首元の防寒には、ネックウォーマーが絶対におすすめです。マフラーは、リフトなどに引っかかって大きな事故につながる危険性があるため、ほとんどのスキー場で使用が禁止されています。
フリース素材などの暖かいネックウォーマーを用意しましょう。鼻や口元まで引き上げて覆うことができる、少し長めのタイプだと、吹雪になったときにも顔を守ることができて便利です。これも高価なものではないので、ぜひ用意しておきたいアイテムの一つです。
寒いのはNG!スキーウェアの中身(インナー)の正解コーデ

「スキーウェアさえ着ていれば暖かい」と思っていませんか?実は、ウェアの中の服装こそが、快適にスキーを楽しむための鍵を握っています。汗をかいて、それが冷えてしまう「汗冷え」は、体力を奪い、風邪の原因にも。ここでは、汗冷えを防ぎ、常に快適な状態を保つための「重ね着(レイヤリング)」の基本を解説します。
この章では、以下の内容について詳しく解説します。
- 1層目:ベースレイヤー(肌着)
- 2層目:ミドルレイヤー(中間着)
- 3層目:アウターレイヤー(スキーウェア)
- やってはいけないNGな服装
1層目:ベースレイヤー(肌着)
肌に直接触れる一番下の層が「ベースレイヤー」です。ここでの最も重要な役割は、かいた汗を素早く吸い取り、肌から遠ざけることです。スキーは意外と汗をかくスポーツ。かいた汗が肌の上に残っていると、リフトに乗っている時などに急激に冷え、体温を奪ってしまいます。
素材は、ポリエステルなどの化学繊維でできた、速乾性の高いスポーツ用のインナーが最適です。 ユニクロのヒートテックなども人気ですが、汗をかきやすい人は、よりスポーツに特化した吸汗速乾性の高いものを選ぶと、さらに快適に過ごせます。 上下ともに、体にフィットするサイズを選びましょう。
2層目:ミドルレイヤー(中間着)
ベースレイヤーとスキーウェアの間に着るのが「ミドルレイヤー」です。この層の役割は、空気の層を作って保温性を高めること、そしてベースレイヤーが吸い上げた汗をさらに外に逃がすことです。
具体的なアイテムとしては、フリースや薄手のダウン、学校指定のジャージなどが適しています。 ポイントは、気温や運動量に合わせて着脱し、体温調節ができるようにすること。例えば、滑り始めは寒くても、体を動かして暑くなってきたらミドルレイヤーを脱いでリュックにしまう、といった調整が可能です。厚手のセーターなどは、汗を吸って重くなったり、乾きにくかったりするのであまりおすすめできません。
3層目:アウターレイヤー(スキーウェア)
一番外側に着るのが、スキーウェアである「アウターレイヤー」です。この層の役割は、雪や風、雨といった外からの刺激をシャットアウトすることです。防水性や防風性の高いウェアが、中のベースレイヤーやミドルレイヤーを濡れから守り、保温性を維持してくれます。
また、ウェア内部の湿気を外に逃がす「透湿性」も重要な機能です。この機能がないと、汗がウェアの内側にこもってしまい、結局濡れて冷えてしまいます。このように、3つの層がそれぞれ異なる役割を果たすことで、暖かく、かつドライな快適な状態を保つことができるのです。
やってはいけないNGな服装
快適なスキー体験のために、避けるべき服装があります。それは「綿(コットン)素材の肌着やTシャツ」です。綿は吸水性に優れていますが、一度濡れると乾きにくいという性質があります。汗をかくと、その水分をずっと保持してしまうため、気化熱でどんどん体温が奪われ、「汗冷え」の最大の原因となります。
「寒いから」といって、厚手の綿のトレーナーなどを着込むのも逆効果。動きにくくなる上に、汗をかいたら最後、乾かずに重く冷たい塊になってしまいます。スキー教室では、「綿は避ける」「動きやすい速乾性の服を重ねる」という2つのルールを徹底しましょう。
スキー以外で必要な持ち物【宿泊・移動・お風呂】

スキー教室は、ゲレンデで滑る時間だけではありません。バスでの移動時間や、宿舎での生活も大切な時間です。ここでは、スキー以外の場面で必要になる持ち物を、うっかり忘れがないようにリストアップして解説します。
この章では、以下の持ち物について詳しく解説します。
- バッグは2種類用意しよう(メインバッグとサブバッグ)
- 普段着・部屋着・パジャマ
- 下着・靴下(多めに!)
- 洗面用具・お風呂セット
- タオル類
バッグは2種類用意しよう(メインバッグとサブバッグ)
スキー教室の荷物は多くなるため、バッグは2種類用意するのが基本です。
一つは、着替えや生活用品など、宿舎で使うものを全て入れるメインバッグ。2泊3日であれば、容量50L〜60L程度のボストンバッグやキャリーケースがおすすめです。 冬服はかさばるので、少し大きめのものを選ぶとパッキングが楽になります。
もう一つは、バスでの移動中に使うものや、貴重品を入れるサブバッグです。リュックサックなどが便利でしょう。酔い止め薬、お菓子、スマホ(持ち込みが許可されている場合)、本など、バスの中で快適に過ごすためのアイテムを入れておきます。また、ゲレンデに財布やスマホを持っていく際にもこのサブバッグが役立ちます。
普段着・部屋着・パジャマ
宿舎に到着してから、就寝までの時間や食事の時間などに着る服です。スキーウェアやジャージのまま過ごすのはリラックスできないので、必ず用意しましょう。動きやすいスウェットやTシャツ、ジャージなどが適しています。
パジャマは、部屋着と兼用でも構いません。 荷物を減らしたい場合は、スウェットなどをそのままパジャマとして使いましょう。ただし、暖房が効きすぎて暑い場合や、逆に寒い場合も想定されるため、半袖と長袖の両方があると体温調節がしやすく便利です。
下着・靴下(多めに!)
下着や靴下は、「宿泊日数+1〜2日分」と、少し多めに持っていくと安心です。スキーで汗をかいたり、雪で濡れてしまったりと、着替える機会が意外と多くあります。
特に靴下は、スキー用の厚手のものとは別に、宿舎で過ごすための普段用のものも必要です。濡れた靴下を履き続けるのは不快なだけでなく、しもやけの原因にもなります。替えが十分にあるという安心感は、スキー教室を心から楽しむためにも重要です。
洗面用具・お風呂セット
歯ブラシ、歯磨き粉、洗顔フォーム、ヘアブラシなどは、普段使っているものを小さなケースに入れて持っていきましょう。宿泊施設によっては、歯ブラシなどのアメニティが用意されていないこともあります。 事前に学校からの案内を確認しておくと良いでしょう。
お風呂で使うシャンプー、リンス、ボディソープも同様です。備え付けがある場合が多いですが、肌が弱い人や、使い慣れたものを使いたい人は、旅行用の小さなボトルに移して持参しましょう。 これらをまとめて入れておける防水のポーチがあると、お風呂場への持ち運びにも便利です。
タオル類
タオルも忘れがちなアイテムの一つです。お風呂で使うバスタオル、洗顔や手拭きに使うフェイスタオルは必須です。それぞれ最低でも1〜2枚は用意しましょう。
それに加えて、汗拭き用にスポーツタオルが1枚あると、スキーの後やお風呂上がりに重宝します。濡れた髪をまとめるのにも使えますね。タオル類は意外とかさばるので、速乾性のあるマイクロファイバータオルなどを選ぶと、荷物をコンパクトにできます。
あると絶対便利!スキー教室の快適度がアップする持ち物リスト

必須ではないけれど、「あ、持ってきてよかった!」と心から思える。そんな、スキー教室の快適さを格段にアップさせてくれる便利なアイテムを紹介します。ちょっとした準備で、周りと差がつく快適なスキー教室を送りましょう!
- 日焼け止め・リップクリーム: 雪山の紫外線は夏の砂浜以上とも言われます。雪の照り返しで、晴れの日はもちろん曇りの日でも日焼けします。 スティックタイプの日焼け止めなら、手を汚さずにサッと塗れて便利。唇の乾燥や日焼けを防ぐリップクリームも男女問わず必須です。
- 防水スプレー: スキーウェアやグローブに、出発前にスプレーしておくだけで防水効果が格段にアップします。 濡れにくくなることで、冷えを防ぎ、快適さが持続します。
- 使い捨てカイロ: 寒さが苦手な人の強い味方。ポケットに入れておくだけでなく、お腹や背中に貼るタイプもおすすめです。特にリフトに乗っている時の寒さ対策に効果絶大です。
- モバイルバッテリー: スマホの持ち込みが許可されている場合、寒い場所では電池の減りが早くなるため、あると安心です。 友達と写真を撮ったり、連絡を取ったり、いざという時に電池切れでは困りますよね。
- ちょっとしたお菓子: バスの中や部屋での休憩時間に。小腹が空いた時に手軽に糖分補給できるチョコレートや飴、グミなどがおすすめです。友達とのコミュニケーションのきっかけにもなります。
- 小銭入れ・リフト券ホルダー: 自動販売機でジュースを買ったり、ちょっとしたお土産を買ったりする時に、大きなお財布からお金を出すのは面倒です。小銭だけを入れておける小さな財布があると便利。リフト券をウェアに直接つけられるパスケースも、紛失防止に役立ちます。
- ビニール袋(大小数枚): 濡れたタオルや下着を入れたり、脱いだ服をまとめたり、ゴミ袋として使ったりと、何かと用途の多い万能アイテム。大小さまざまなサイズを数枚カバンに忍ばせておくと、必ず役立ちます。
- 酔い止め薬: バスでの長距離移動に不安がある人は、必ず持っていきましょう。 楽しいスキー教室が、バス酔いで台無しになってしまっては悲しすぎます。
- ウェットティッシュ: 食事の前に手を拭いたり、何かをこぼしてしまった時にサッと拭いたりと、あると何かと便利です。除菌タイプのものだと、さらに安心ですね。
【女子必見】これだけは押さえたい!特別な持ち物と注意点

男子とは少し違う、女子ならではの持ち物や準備のポイントがあります。デリケートな悩みも、しっかり準備しておけば安心。ここでは、女子生徒がスキー教室を快適に、そして安心して楽しむための特別な持ち物リストと注意点をまとめました。
この章では、以下の持ち物について詳しく解説します。
- 生理用品
- ヘアケア用品
- 基礎化粧品・保湿グッズ
- 防寒インナー・カイロ
生理用品
スキー教室の期間と生理が重なってしまいそうな人はもちろん、周期が不規則な人も必ず準備していきましょう。慣れない環境や寒さで、急に生理が始まることも考えられます。普段使っているナプキンを、昼用・夜用ともに多めに持っていくと安心です。ポーチに入れておけば、持ち運びもスマート。
また、体を冷やさないように、お腹や腰にカイロを貼るのもおすすめです。痛み止めを普段服用している人は、忘れずに持参しましょう。万が一、現地で足りなくなったり、急に必要になったりした時のために、保健の先生に相談できるかどうかも事前に確認しておくと、より心強いですね。
ヘアケア用品
スキー中はニット帽やヘルメットをかぶるので、髪がぺたんこになったり、癖がついたりしがちです。また、ゲレンデは空気が乾燥しているので、髪がパサつくことも。お風呂上がりに使える洗い流さないトリートメントや、ヘアオイルがあると、髪のダメージをケアできます。
長い髪の人は、滑走中に髪が邪魔にならないように、ヘアゴムやヘアピンは必須アイテムです。いくつか予備を持っていくと、切れたり失くしたりしても安心。朝の準備時間を短縮するために、寝ぐせ直しのミストなどを持っていくのも良いでしょう。
基礎化粧品・保湿グッズ
ゲレンデの乾燥は、お肌にとっても大敵です。普段使っている化粧水や乳液、クリームなどを、旅行用の小さな容器に移して必ず持っていきましょう。 特に、お風呂上がりや洗顔後は念入りに保湿することが大切です。
日中の乾燥対策として、メイクの上からでも使えるミスト状の化粧水や、保湿力の高いリップクリームもおすすめです。また、手荒れを防ぐためにハンドクリームも忘れずに。無香料のものなら、周りを気にせず使えます。慣れない環境で肌トラブルが起きないよう、万全の保湿対策を心がけましょう。
防寒インナー・カイロ
冷えは女子にとって大敵です。特に生理中は、体を冷やすと体調不良につながりやすくなります。通常のインナーに加えて、腹巻や、保温性の高いキャミソール、毛糸のパンツなどを一枚プラスするだけで、お腹周りの冷えを効果的に防げます。
使い捨てカイロも、お腹や腰、足先など、冷えやすい場所に貼っておくと、一日中暖かく過ごせて快適です。寒さを我慢していると、スキーを心から楽しめません。自分なりの防寒対策をしっかりして、万全の体調でスキー教室に臨みましょう。
中学生のスキー教室 よくある質問

スマホやお金は持っていってもいい?
スマホやお金の持ち込みについては、学校のルールによって大きく異なります。 「原則禁止」「移動中のバス内のみOK」「自由時間のみOK」など、学校ごとに細かく決められている場合がほとんどです。まずは、学校から配布される「しおり」をよく確認しましょう。もし許可されている場合でも、ゲレンデで滑走中に落として壊したり、失くしたりするリスクは非常に高いです。防水ケースに入れたり、ストラップでウェアに繋いだりするなどの対策が必須です。 お金については、お土産代や自動販売機で飲み物を買うために、少額の持ち込みが許可されることが多いです。 その場合も、高額にならないようにし、管理は自己責任であることを忘れないようにしましょう。
お小遣いはいくらくらい必要?
お小遣いの金額も、学校から上限が指定されていることがほとんどです。一般的には、2,000円から5,000円程度が目安とされています。 主な使い道は、休憩中の飲み物代、お土産代、友人との写真代などでしょう。お土産をたくさん買いたい、など目的がある場合は少し多めに、特に買う予定がなければ最低限の金額で十分です。大きなお金で持っていくのではなく、千円札や小銭を混ぜて、使いやすいように準備しておくと便利です。お財布を落とすのが心配な場合は、小分けにして複数の場所に保管するのも一つの方法です。
100均で揃えられるものはある?
はい、たくさんあります。賢く利用すれば、準備費用をかなり抑えることができます。 例えば、以下のようなアイテムは100円ショップで手に入ることが多いです。
- カイロ
- ネックウォーマー(薄手のもの)
- 厚手の靴下
- ニット帽
- ゴーグルケースや小物入れ用のポーチ
- 衣類圧縮袋
- 旅行用のシャンプーボトル
- ビニール袋
ただし、グローブやゴーグル本体など、専門性や安全性が求められるものは、品質が十分でない可能性があるため、スポーツ用品店での購入をおすすめします。
持ち物を入れるバッグはどんなものがいい?
2泊3日程度のスキー教室であれば、容量50L〜80L程度のバッグが一般的です。 冬服はかさばるため、少し余裕のあるサイズを選ぶと荷造りが楽になります。バッグの種類としては、ボストンバッグかキャリーケースが主流です。バスのトランクに預けることを考えると、柔らかい素材のボストンバッグの方がスペースに融通が利きやすい場合があります。また、バス移動中や貴重品を持ち歩くためのリュックサックなどのサブバッグも必ず用意しましょう。
スキー教室でいらない持ち物は?
学校のルールで禁止されているものはもちろんですが、それ以外にも「持っていったけど使わなかった」となりがちなものがあります。例えば、ゲーム機や漫画、大量のお菓子、高価なアクセサリーなどです。 これらは紛失や盗難のリスクがあるだけでなく、集団行動の輪を乱す原因にもなりかねません。また、ドライヤーは宿泊施設に備え付けられていることがほとんどなので、持っていく必要はないでしょう。 荷物はできるだけコンパクトにするのが基本。本当に必要かどうかをよく考えて、荷造りをしましょう。
事前にしておくべき準備は?
持ち物の準備以外にも、いくつかやっておくと良いことがあります。一つは、体力づくりです。スキーは全身運動なので、普段運動不足だと筋肉痛になったり、すぐに疲れてしまったりします。軽いランニングやストレッチをして、体を慣らしておきましょう。もう一つは、爪を切っておくことです。長い爪は、ブーツの中で当たって痛くなったり、グローブをはめる際に邪魔になったり、最悪の場合割れてしまったりする可能性があります。安全に楽しむためにも、爪は短く切っておくのがマナーです。
まとめ

- スキー教室の準備はチェックリスト活用が成功のコツ。
- スキー板やブーツはレンタルが基本で経済的。
- グローブとゴーグルは自分で購入するのがおすすめ。
- ウェアの中は「重ね着」で汗冷え対策を徹底する。
- インナーは綿素材を避け、速乾性の高いものを選ぶ。
- マフラーは危険!首元の防寒はネックウォーマーで。
- バッグはメインとサブの2種類を用意すると便利。
- 女子は生理用品や保湿グッズなど特別な準備を忘れずに。
- 雪山の紫外線は強烈なので日焼け止めは必須アイテム。
- スマホやお金のルールは学校のしおりで必ず確認する。
- お小遣いは2,000円〜5,000円程度が一般的な目安。
- カイロや圧縮袋など100均で揃えられるものも多い。
- 忘れ物防止のため、持ち物には全て名前を書くこと。
- 万が一に備え、保険証のコピーは必ず持参する。
- 最高の思い出を作るため、事前の準備を万全にしよう。