かつてドコモのクレジットカードとして親しまれた「DCMX」。そして現在、その役割を引き継ぎ、多くのドコモユーザーやキャッシュレス派に選ばれているのが「dカード」です。
「DCMXとdカードって何が違うの?」「昔DCMXを使っていたけど、今はどうなっているんだろう?」そんな疑問を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。本記事では、DCMXからdカードへの移り変わりから、現在のdカードが持つ魅力やメリットまで、分かりやすく解説していきます。
DCMXとdカードはどこが違う?基本的な関係性を理解しよう

DCMXとdカードは、どちらもNTTドコモが提供するクレジットカードですが、そのサービス内容や機能には大きな違いがあります。この章では、それぞれのカードがどのようなものだったのか、そして両者の関係性について掘り下げていきます。
DCMXとは?dカードへの移行の背景
DCMXは、NTTドコモが2005年から提供を開始したクレジットカードでした。ドコモの携帯電話料金の支払いに利用するとポイントが貯まるなど、ドコモユーザーにとって便利な機能が特徴でした。しかし、2015年11月20日をもって新規の申し込み受付を終了し、その役割を終えています。この背景には、ドコモが「dポイント」という共通ポイントサービスを本格的に展開するにあたり、クレジットカードもdポイントと連携した新しい形へと進化させる必要があったからです。
DCMXは、dポイントが本格的に導入される前の過渡期のカードと言えるでしょう。
dカードとは?dポイントと一体化した新しいクレジットカード
dカードは、DCMXの後継として2015年12月1日に登場したNTTドコモの新しいクレジットカードです。最大の特長は、ドコモが提供する共通ポイントサービスである「dポイント」と一体化している点にあります。これにより、カードの利用でdポイントが貯まるだけでなく、dポイント加盟店でdポイントカードとして提示することで、さらにポイントを貯めたり、貯まったポイントを支払いに使ったりすることが可能になりました。
dカードは、ドコモユーザーはもちろんのこと、ドコモ以外のユーザーでもdポイントを効率的に貯めて活用できる、現代のキャッシュレス決済に欠かせないカードへと進化を遂げたのです。
DCMXとdカードの最も大きな違いは「dポイント」機能
DCMXとdカードの最も決定的な違いは、やはり「dポイント」機能の有無にあります。DCMXでは「DCMX利用ポイント」が貯まり、主に携帯電話端末の購入や商品交換に利用されていました。しかし、dカードでは、より汎用性の高い「dポイント」が貯まるようになり、その使い道も大きく広がりました。街のdポイント加盟店での買い物や、ドコモの各種サービス、さらにはd払いと組み合わせることで、ポイントの二重取りや三重取りも可能になり、日々の生活の中で効率的にポイントを貯められるようになったのです。
このdポイントとの連携こそが、DCMXからdカードへの進化の最大のポイントと言えるでしょう。
DCMXからdカードへの切り替えはどのように行われた?

DCMXの新規受付終了後、既存のDCMXカードはどのようにdカードへと移行していったのでしょうか。この章では、DCMXからdカードへの切り替えプロセスについて詳しく見ていきます。もしDCMXカードをお持ちだった方は、ご自身のカードがどのように変化したのか、確認する良い機会となるでしょう。
ほとんどのDCMXカードは自動的にdカードへ切り替え
DCMXの新規受付終了後、既存のDCMXカードは、有効期限の更新に合わせて順次dカードへと自動的に切り替えられました。特別な手続きをすることなく、新しいdカードが自宅に届く形が一般的でした。この自動切り替えにより、多くのDCMXユーザーはスムーズにdカードへと移行することができました。ただし、一部のケースでは、カード種別の変更を希望する場合や、特定の条件を満たさない場合には、手動での手続きが必要となることもありました。
ドコモは、ユーザーが混乱しないよう、詳細な案内をウェブサイトや郵送で提供していました。
切り替えなかった場合はどうなった?
DCMXからdカードへの自動切り替えが行われる際、何らかの理由で切り替え手続きが完了しなかった場合や、ユーザーが切り替えを希望しなかった場合も考えられます。しかし、DCMXは新規発行が終了しているため、有効期限が過ぎたDCMXカードは、原則として利用できなくなります。もし、DCMXカードの有効期限が切れてもdカードへの切り替えが行われなかった場合、そのカードは失効し、クレジットカードとしての機能は停止します。
そのため、DCMXユーザーは、dカードへの切り替えを完了させることが、クレジットカードサービスを継続して利用するための重要な進め方でした。
dカードの主な特徴とメリットを詳しく知ろう

DCMXから進化したdカードは、多くの魅力的な特徴とメリットを持っています。特に、dポイントとの連携やドコモユーザーへの優遇は、他のクレジットカードにはない強みと言えるでしょう。この章では、dカードが提供する主なメリットについて具体的に解説していきます。
基本還元率1%!dポイントが効率よく貯まる仕組み
dカードの最大の魅力の一つは、その高いポイント還元率です。通常のショッピング利用で100円(税込)ごとに1ポイントのdポイントが貯まります。これは多くのクレジットカードと比較しても高水準であり、日常の買い物で効率よくポイントを貯めることが可能です。さらに、dカード特約店での利用や、d払いの支払い方法にdカードを設定することで、ポイント還元率がさらにアップする仕組みもあります。
例えば、d払いとdカード、そしてdポイントカードの提示を組み合わせることで、ポイントの三重取りも夢ではありません。これにより、日々の支出を賢くポイントに変えることができます。
ドコモユーザーに嬉しい特典と優遇
dカードは、NTTドコモが発行するカードであるため、ドコモユーザーにとって特に多くのメリットがあります。特に「dカード GOLD」の場合、毎月のドコモの携帯電話料金やドコモ光の利用料金に対して、10%ものdポイントが還元されます。これは、年間で考えると年会費を上回るポイントを獲得できる可能性があり、ドコモユーザーにとっては非常に大きな魅力です。
また、dカードには、携帯電話の紛失や故障時に最大10万円まで補償してくれる「ケータイ補償」が付帯しており、万が一の時にも安心です。これらの特典は、ドコモユーザーの生活をより豊かに、そして安心なものにしてくれます。
充実した付帯サービスと安心の補償
dカードは、ポイント還元だけでなく、充実した付帯サービスと安心の補償も提供しています。例えば、dカードには電子マネー「iD」が一体化しており、サインやチャージなしでスムーズな支払いが可能です。また、お買い物あんしん保険が付帯しており、dカードで購入した商品が破損したり盗難に遭ったりした場合に補償が受けられます。
さらに、dカード GOLDやdカード PLATINUMといった上位カードでは、海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険、空港ラウンジの無料利用など、より手厚いサービスが提供されます。これらのサービスは、日々の生活から旅行まで、幅広いシーンであなたの助けとなるでしょう。
dカードの種類とあなたに合った選び方
dカードには、利用者のニーズに合わせていくつかの種類が用意されています。年会費無料の一般カードから、ドコモユーザーに特化したゴールドカード、さらに上位のプラチナカードまで、それぞれのカードが異なる特徴とメリットを持っています。この章では、各dカードの種類と、あなたに最適なカードを選ぶための方法を解説します。
年会費永年無料の「dカード」
「dカード」は、年会費が永年無料でありながら、基本還元率1%という高還元率を誇るコストパフォーマンスに優れたクレジットカードです。初めてクレジットカードを持つ方や、年会費を気にせずに利用したい方にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。ドコモユーザーでなくても申し込みが可能で、dポイントを効率的に貯めることができます。
また、電子マネー「iD」機能も搭載されており、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなど、全国のiD加盟店でスムーズな支払いが可能です。日常使いのメインカードとして、幅広い層におすすめできる一枚です。
ドコモユーザー必見!「dカード GOLD」の圧倒的なメリット
「dカード GOLD」は、年会費11,000円(税込)がかかるものの、ドコモユーザーであれば年会費以上のメリットを享受できる可能性が高い、非常に人気の高いカードです。最大の特長は、ドコモの携帯電話料金やドコモ光の利用料金に対して、10%のdポイント還元が受けられる点です。毎月のドコモ利用料金が1万円(税抜)以上であれば、年間で12,000ポイント以上貯まるため、年会費の元を簡単に取ることができます。
さらに、最大10万円のケータイ補償や、国内・ハワイの主要空港ラウンジ無料利用、年間利用額に応じた特典など、充実したサービスが魅力です。ドコモのサービスを多く利用する方には、ぜひ検討してほしい一枚と言えます。
若年層向け「dカード GOLD U」と最上位「dカード PLATINUM」
dカードには、上記以外にも特定の層に向けたカードや、最上位のカードが存在します。「dカード GOLD U」は、18歳以上29歳以下の方を対象としたゴールドカードで、年会費3,300円(税込)という手頃な価格で、ドコモの携帯電話料金・ドコモ光の利用料金が5%還元されるなど、dカード GOLDに近い特典を受けられます。
条件を満たせば年会費が実質無料になる点も、若年層にとって嬉しいポイントです。一方、「dカード PLATINUM」は、年会費29,700円(税込)の最上位カードで、ドコモ利用料金の初年度20%還元、最大20万円のケータイ補償、プライオリティ・パス付帯など、最高峰のサービスを提供しています。
これらのカードは、それぞれのライフスタイルや利用状況に合わせて選ぶことで、よりお得にdカードを活用できるでしょう。
よくある質問

DCMXとdカードに関する疑問は尽きないものです。ここでは、多くの方が抱えるであろう質問とその回答をまとめました。あなたの疑問を解決する助けとなれば幸いです。
- DCMXはまだ使えますか?
- dカードへの切り替えで何か手続きは必要でしたか?
- dカード GOLDに切り替えるメリットは何ですか?
- dカードの年会費はいくらですか?
- dカードのポイント還元率はどれくらいですか?
- dカードの審査は厳しいですか?
DCMXはまだ使えますか?
いいえ、DCMXは2015年11月20日をもって新規発行を終了しており、有効期限が切れたカードは利用できません。DCMXカードをお持ちだった方は、順次dカードへと自動的に切り替えられています。
dカードへの切り替えで何か手続きは必要でしたか?
ほとんどのDCMXカードは、有効期限の更新時に自動的にdカードへと切り替えられました。そのため、特別な手続きは不要な場合が多かったです。ただし、カード種別の変更を希望する場合や、一部のケースでは手動での手続きが必要となることもありました。
dカード GOLDに切り替えるメリットは何ですか?
dカード GOLDに切り替える最大のメリットは、ドコモの携帯電話料金やドコモ光の利用料金が10%還元される点です。これにより、ドコモユーザーは年会費(11,000円)以上のポイントを獲得できる可能性があります。他にも、最大10万円のケータイ補償、空港ラウンジ無料利用、年間利用額に応じた特典など、充実したサービスが受けられます。
dカードの年会費はいくらですか?
dカード(一般カード)の年会費は永年無料です。dカード GOLDは11,000円(税込)、dカード GOLD Uは3,300円(税込)、dカード PLATINUMは29,700円(税込)の年会費がかかります。
dカードのポイント還元率はどれくらいですか?
dカードの基本ポイント還元率は1%です(100円につき1ポイント)。dカード特約店での利用やd払いとの組み合わせにより、さらに還元率がアップする場合があります。dカード GOLDの場合、ドコモの携帯電話料金・ドコモ光の利用料金は10%還元となります。
dカードの審査は厳しいですか?
dカード(一般カード)の審査難易度は、比較的厳しくないとされています。安定した収入があれば、アルバイトやパート、専業主婦の方でも申し込みが可能です。dカード GOLDも、流通系クレジットカードと同程度の審査難易度と言われています。
まとめ
- DCMXは2015年11月20日に新規受付を終了したドコモの旧クレジットカード。
- dカードはDCMXの後継として2015年12月1日に登場した。
- DCMXとdカードの最大の違いはdポイント機能の有無。
- dカードはdポイントと一体化し、より汎用性が高い。
- ほとんどのDCMXカードは有効期限更新時にdカードへ自動切り替えされた。
- 切り替えなかったDCMXカードは有効期限切れで利用不可となる。
- dカードの基本還元率は1%で、日常使いでポイントが貯まりやすい。
- dカード特約店やd払いとの併用でさらにポイントアップが可能。
- ドコモユーザーはdカード GOLDで携帯・ドコモ光料金10%還元。
- dカード GOLDには最大10万円のケータイ補償が付帯する。
- dカード GOLDは年間利用額100万円で特典がある。
- dカード(一般カード)は年会費永年無料。
- dカード GOLD Uは若年層向けで年会費3,300円。
- dカード PLATINUMは最上位カードで高額な年会費と手厚い特典。
- dカードの審査は比較的厳しくなく、幅広い層が申し込み可能。
- dポイントはドコモサービスや加盟店で幅広く利用できる。
