Wi-Fiルーターの買い替えを検討しているけれど、NECのAtermシリーズ「WG2600HS」と「WG2600HS2」のどちらを選べば良いのか迷っていませんか?見た目が似ているため、その違いが分かりにくいと感じる方もいるかもしれません。本記事では、WG2600HSとWG2600HS2の主な違いを詳しく比較し、あなたの利用状況に最適なルーターを選ぶための情報をお届けします。
それぞれのモデルが持つ特徴を理解し、快適なインターネット環境を手に入れましょう。
WG2600HSとWG2600HS2の基本的な概要
NECのAtermシリーズは、長年にわたり多くの家庭で利用されてきた人気のWi-Fiルーターです。WG2600HSとWG2600HS2は、どちらもWi-Fi 5(IEEE802.11ac)規格に対応したスタンダードモデルとして位置付けられています。しかし、発売時期が異なるため、いくつかの重要な点で機能や性能に違いがあります。
まずは、それぞれのモデルがどのようなルーターなのか、基本的な情報から確認していきましょう。
WG2600HSとは?
Aterm WG2600HS(PA-WG2600HS)は、2019年1月にNECプラットフォームズから発売されたWi-Fiルーターです。
このモデルは、Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)に対応し、5GHz帯で最大1733Mbps、2.4GHz帯で最大800Mbpsの高速通信を可能にしています。
IPv6 IPoE方式に対応しており、インターネットの混雑を避けて快適な通信が期待できる点が大きな特徴です。
また、特定の端末に向けて電波を集中させるビームフォーミングや、複数端末との同時通信を可能にするMU-MIMOといった機能も搭載しています。
WG2600HSは、発売当時、スタンダードモデルとして位置づけられ、コストパフォーマンスに優れた選択肢として人気を集めました。
WG2600HS2とは?
Aterm WG2600HS2(PA-WG2600HS2)は、2020年10月に発売されたWG2600HSの後継モデルです。
こちらもWi-Fi 5(IEEE802.11ac)に対応しており、5GHz帯で最大1733Mbps、2.4GHz帯で最大800Mbpsの理論値上の通信速度はWG2600HSと同じです。
しかし、メッシュ中継機能に対応した点が大きな進化といえます。
これにより、対応する中継機と連携することで、家全体にWi-Fiの電波を広げ、より安定した通信環境を構築できるようになりました。
WG2600HS2もIPv6 IPoE方式に対応し、ビームフォーミングやMU-MIMOなどの基本機能はWG2600HSから引き継いでいます。
内部処理性能の改善も図られており、多台数接続時の安定性が向上しているのもポイントです。
WG2600HSとWG2600HS2の主な違いを徹底比較
WG2600HSとWG2600HS2は、見た目や基本的なスペックが似ているため、その違いが分かりにくいと感じるかもしれません。しかし、両者にはいくつかの重要な違いがあり、それが利用体験に大きく影響します。ここでは、それぞれのモデルの具体的な違いを項目ごとに詳しく比較し、どちらがあなたのニーズに合っているのかを明確にしていきます。
発売時期とモデルの位置付け
WG2600HSは2019年1月24日に発売されました。
一方、WG2600HS2は2020年10月8日に発売された後継モデルです。
この約1年9ヶ月の期間は、Wi-Fiルーターの技術進化において決して短くありません。WG2600HSは発売当時、IPv6 IPoE対応のスタンダードモデルとして高い評価を得ました。
WG2600HS2は、そのWG2600HSの基本性能を受け継ぎつつ、現代の家庭環境に合わせた機能強化が図られたモデルとして登場しました。
新しいモデルであるWG2600HS2の方が、より新しい技術や改善点が盛り込まれていると考えるのが自然です。
無線LAN規格と通信速度
WG2600HSとWG2600HS2は、どちらもWi-Fi 5(IEEE802.11ac)規格に対応しています。
理論上の最大通信速度も、5GHz帯で1733Mbps、2.4GHz帯で800Mbpsと同じです。
この点だけを見ると、両者に大きな違いはないように思えるかもしれません。しかし、重要なのは、どちらのモデルも最新のWi-Fi 6(IEEE802.11ax)には対応していないという点です。
Wi-Fi 6対応のデバイスを多く利用している場合、WG2600HSやWG2600HS2ではその性能を最大限に引き出すことはできません。あくまでWi-Fi 5環境での利用を前提としたモデルであると理解しておくことが大切です。
CPU性能と処理能力
Wi-FiルーターのCPU性能は、複数のデバイスを同時に接続したり、大容量のデータを送受信したりする際の安定性や処理速度に直結します。WG2600HS2は、WG2600HSの後継機として、CPUなどの内部処理性能が改善されています。
具体的なCPUのクロック数などは公開されていないことが多いですが、一般的に後継モデルでは、より効率的なデータ処理や安定した通信を実現するために、内部チップセットの最適化や性能向上が図られるものです。
これにより、WG2600HS2は、WG2600HSと比較して、多台数接続時や高負荷時の通信の安定性が向上していると期待できます。
その他の機能・スペックの違い
WG2600HSとWG2600HS2の最も大きな違いの一つが、メッシュ中継機能への対応です。
WG2600HS2は、Atermシリーズのメッシュ中継器と連携して、家中にWi-Fiの電波を網目状に広げる「メッシュ中継機能」に対応しています。
これにより、電波が届きにくい部屋や、Wi-Fiが途切れやすい場所でも、安定した通信環境を構築しやすくなります。
WG2600HSは、単体での中継機能は持ちますが、メッシュWi-Fiのような広範囲をカバーする機能は備えていません。
また、WG2600HS2はWi-Fi暗号化の最新技術である「WPA3」や、最新ファームウェアへの自動更新機能にも対応しており、セキュリティ面でも強化されています。
これらの機能は、特に広い家や多くのデバイスを接続する家庭にとって、非常に大きなメリットとなるでしょう。
価格帯とコストパフォーマンス
WG2600HSは2019年1月発売、WG2600HS2は2020年10月発売と、WG2600HS2の方が新しいモデルです。
そのため、一般的にWG2600HS2の方がWG2600HSよりも高価な傾向にあります。しかし、WG2600HSは現在では生産終了しており、新品での入手は難しく、中古品や型落ち品として流通していることが多いです。
WG2600HS2の新品価格は、執筆時点で5,000円台から購入できる場合があります。
WG2600HS2は、メッシュ中継機能やWPA3対応といった機能強化が図られているため、価格差に見合った価値があると考えることもできます。
コストを重視するならWG2600HSの中古品も選択肢に入りますが、長期的な利用や安定性を考慮すると、WG2600HS2の方がコストパフォーマンスに優れるといえるでしょう。
あなたはどちらを選ぶべき?利用シーン別おすすめWG2600HS/HS2

WG2600HSとWG2600HS2の主な違いを理解したところで、次に気になるのは「結局、自分にはどちらが合っているのか?」という点でしょう。あなたのインターネット利用状況や住居環境によって、最適なルーターは異なります。ここでは、具体的な利用シーンを想定し、それぞれのモデルがどのような方におすすめなのかを解説します。
コストを抑えたいならWG2600HS
もしあなたが、とにかく初期費用を抑えたいと考えているなら、WG2600HSが選択肢になるかもしれません。WG2600HSはすでに生産が終了しているため、新品での入手は難しいですが、中古市場やフリマアプリなどで安価に見つけることができます。
WG2600HSでも、Wi-Fi 5(11ac)の高速通信やIPv6 IPoEに対応しているため、一般的なインターネット利用であれば十分な性能を発揮します。
特に、一人暮らしやワンルームマンションなど、比較的狭い空間で利用する方や、Wi-Fiに接続するデバイスが少ない方には、WG2600HSでも快適なインターネット環境を構築できるでしょう。
ただし、中古品の場合は保証がないことや、経年劣化による故障のリスクがあることを考慮する必要があります。
最新の安定性と性能を求めるならWG2600HS2
より新しいモデルの安定性や、将来的な拡張性を重視するなら、WG2600HS2がおすすめです。WG2600HS2は、WG2600HSの機能を受け継ぎつつ、メッシュ中継機能への対応や内部処理性能の改善が図られています。
特に、2階建て以上の戸建て住宅や、部屋数の多いマンションなど、広い範囲で安定したWi-Fi環境を構築したい方には、メッシュ中継機能が大きなメリットとなります。
また、家族で複数のスマートフォンやタブレット、ゲーム機、スマート家電などを同時に接続する機会が多い場合でも、WG2600HS2の向上した処理能力が、より快適な通信を支えてくれるでしょう。
WPA3対応によるセキュリティ強化も、安心してインターネットを利用するための重要なポイントです。
こんな場合は買い替えを検討しよう
現在WG2600HSを利用していて、以下のような状況に当てはまる場合は、WG2600HS2への買い替えを検討する良い機会かもしれません。
- 家の中でWi-Fiの電波が届きにくい場所がある場合:WG2600HS2のメッシュ中継機能は、家全体のWi-Fiエリアを広げるのに役立ちます。
- 家族が増えたり、接続するデバイスの台数が増えたりした場合:WG2600HS2の処理性能の向上により、多台数接続時の安定性が期待できます。
- オンラインゲームや高画質動画視聴などで通信の安定性を重視したい場合:WG2600HS2の内部改善が、より快適な体験につながる可能性があります。
- セキュリティを最新の状態に保ちたい場合:WG2600HS2はWPA3に対応しており、より強固なセキュリティ対策が可能です。
もちろん、WG2600HSでも問題なく利用できているのであれば、無理に買い替える必要はありません。しかし、上記のいずれかの悩みを抱えているのであれば、WG2600HS2への買い替えは、その悩みを解決するための有効な方法となるでしょう。
WG2600HS/HS2を最大限に活用するコツ

WG2600HSやWG2600HS2を導入したら、その性能を最大限に引き出して快適なインターネット環境を構築したいものです。ルーターの性能を活かすためには、いくつかのコツがあります。ここでは、誰でも簡単に実践できる、ルーターを最大限に活用するための方法をご紹介します。
設置場所の工夫
Wi-Fiルーターの性能は、設置場所によって大きく変わります。電波は障害物に弱いため、できるだけ見通しの良い場所に設置することが大切です。具体的には、以下の点を意識してみましょう。
- 家の中心に設置する:電波を家全体に均等に届けるため、家の中心に近い場所に置くのが理想です。
- 床から1~2mの高さに置く:床に直接置くと電波が遮られやすいため、棚の上など少し高い場所に設置するのがおすすめです。
- 障害物を避ける:壁や家具、家電製品(特に電子レンジやコードレス電話など2.4GHz帯を使用するもの)の近くは避けましょう。
- 水槽や金属製の物の近くを避ける:水や金属は電波を吸収・反射しやすいため、通信速度が低下する原因になります。
これらのコツを実践するだけで、Wi-Fiの電波状況が大きく改善される可能性があります。
ファームウェアの更新
Wi-Fiルーターのファームウェア(内部ソフトウェア)は、定期的に更新されることがあります。ファームウェアの更新には、セキュリティの脆弱性対策や、機能の改善、パフォーマンスの向上が含まれていることが多いです。
WG2600HS2には、最新のファームウェアに自動更新を行う「自動バージョンアップ(時間指定)」機能が搭載されています。
この機能を活用することで、常にルーターを最新の状態に保ち、セキュリティリスクの軽減や安定した動作を維持することができます。
手動で更新する場合も、メーカーのウェブサイトで最新情報を確認し、定期的に更新作業を行うようにしましょう。
セキュリティ設定の確認
快適なインターネット環境には、セキュリティ対策も欠かせません。Wi-Fiルーターのセキュリティ設定は、不正アクセスや情報漏洩からあなたのネットワークを守るために非常に重要です。以下の点を確認しましょう。
- 強力なパスワードを設定する:初期設定のパスワードから、推測されにくい複雑なパスワードに変更しましょう。
- 暗号化方式を確認する:WG2600HS2はWPA3に対応しています。 WPA3は最新の暗号化方式で、より強固なセキュリティを提供します。 WG2600HSもWPA2に対応しており、こちらも十分な強度があります。
- ゲストWi-Fi機能を活用する:来客時にメインのネットワークとは別にゲスト用のWi-Fiを提供することで、自宅のネットワークの安全性を高めることができます。
- こども安心ネットタイマー機能を利用する:WG2600HS2には、子供のインターネット利用時間を制限できる機能が搭載されています。
これらの設定を適切に行うことで、安心してインターネットを利用できる環境を整えることができます。
よくある質問

ここでは、WG2600HSとWG2600HS2に関するよくある質問とその回答をまとめました。ルーター選びや利用の際の疑問を解決する手助けになれば幸いです。
- WG2600HS2はWi-Fi 6に対応していますか?
- WG2600HSからWG2600HS2に買い替えるメリットはありますか?
- NECのAtermシリーズはどんな人におすすめですか?
- ルーターの寿命はどのくらいですか?
- 自分の家に合ったルーターの選び方を教えてください。
WG2600HS2はWi-Fi 6に対応していますか?
いいえ、WG2600HS2はWi-Fi 6(IEEE802.11ax)には対応していません。WG2600HS2は、一つ前の世代であるWi-Fi 5(IEEE802.11ac)に対応したモデルです。
Wi-Fi 6対応のルーターを探している場合は、別のモデルを検討する必要があります。
WG2600HSからWG2600HS2に買い替えるメリットはありますか?
はい、買い替えるメリットはいくつかあります。主なメリットは、WG2600HS2がメッシュ中継機能に対応している点です。
これにより、家全体にWi-Fiの電波を広げやすくなります。また、内部処理性能の改善やWPA3対応によるセキュリティ強化もメリットとして挙げられます。
特に、広い家で電波の届きにくさに悩んでいる方や、より多くのデバイスを安定して接続したい方には、買い替えの価値があるでしょう。
NECのAtermシリーズはどんな人におすすめですか?
NECのAtermシリーズは、安定した通信性能と使いやすさを重視する方におすすめです。特に、IPv6 IPoE方式への対応が早くから進んでおり、混雑しにくい快適なインターネット環境を求めるユーザーに適しています。
また、設定が比較的簡単で、初心者でも導入しやすい点も評価されています。
日本メーカーならではのきめ細やかなサポートを期待する方にも良い選択肢となるでしょう。
ルーターの寿命はどのくらいですか?
Wi-Fiルーター本体の寿命は、一般的に4年から5年程度といわれています。
これは、内部の電子部品の劣化や、熱やホコリによる影響が主な原因です。
また、通信規格やセキュリティ規格の進化も「寿命」と考える要素の一つです。
もし、接続が頻繁に途切れる、通信速度が著しく低下する、本体が異常に熱くなるなどの症状が見られる場合は、買い替えを検討する時期かもしれません。
自分の家に合ったルーターの選び方を教えてください。
ルーターを選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。
- 家の間取りと広さ:戸建ての階数やマンションのLDK数に対応したモデルを選びましょう。 広い家ではメッシュWi-Fi対応モデルがおすすめです。
- 接続するデバイスの台数:スマートフォン、PC、ゲーム機、スマート家電など、同時に接続する機器の数を考慮し、推奨接続台数に余裕のあるモデルを選びましょう。
- 通信規格:最新のWi-Fi 6(11ax)やWi-Fi 7(11be)に対応しているか確認しましょう。 ただし、利用しているデバイスが対応していなければ、Wi-Fi 5でも十分な場合もあります。
- IPv6対応:回線の混雑を避けて快適にインターネットを利用するために、IPv6 IPoEに対応しているか確認しましょう。
- セキュリティ機能:WPA3などの最新のセキュリティ規格に対応しているか確認しましょう。
これらのポイントを踏まえることで、あなたの利用環境に最適なルーターを見つけることができます。
まとめ
- NECのAterm WG2600HSは2019年1月、WG2600HS2は2020年10月に発売されたWi-Fi 5対応ルーターです。
- 両モデルともにWi-Fi 5(11ac)に対応し、理論上の最大通信速度は同じです。
- WG2600HS2の最大の進化点は、メッシュ中継機能に対応していることです。
- WG2600HS2は、CPUなどの内部処理性能が向上し、多台数接続時の安定性が増しています。
- WG2600HS2はWPA3に対応し、セキュリティ面も強化されています。
- コストを抑えたいならWG2600HSの中古品も選択肢ですが、新品入手は困難です。
- 最新の安定性とメッシュWi-Fiによる広範囲カバーを求めるならWG2600HS2がおすすめです。
- Wi-Fiルーターの設置場所を工夫することで、通信速度や安定性が向上します。
- ファームウェアの定期的な更新は、セキュリティとパフォーマンス維持に重要です。
- セキュリティ設定(パスワード、暗号化方式など)の確認は、安心して利用するための基本です。
- ルーターの寿命は4~5年程度で、不調を感じたら買い替えを検討しましょう。
- ルーター選びでは、間取り、接続台数、通信規格、IPv6対応、セキュリティ機能を考慮します。
- WG2600HS、WG2600HS2ともにWi-Fi 6には対応していません。
- NEC Atermシリーズは、安定性と使いやすさを重視する方におすすめです。
- WG2600HS2には、こども安心ネットタイマー機能も搭載されています。
- WG2600HS2は、らくらくQRスタートで簡単に設定できます。