大切な家族の一員であるペットには、いつまでも健康でいてほしいと願うもの。しかし、予期せぬ病気やケガで高額な治療費が必要になることも少なくありません。そんな時に心強い味方となるのがペット保険です。特に「楽天ペット保険」と「アニコム損保」は、多くの飼い主さんが比較検討する人気の保険会社です。
本記事では、楽天ペット保険とアニコム損保のそれぞれの特徴を詳しく解説し、保険料、補償内容、請求方法、割引制度など、気になるポイントを徹底的に比較します。あなたのペットに最適な保険を選ぶための具体的なコツもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで、後悔しないペット保険選びの参考にしてください。
楽天ペット保険とアニコム損保の基本情報を比較

まずは、楽天ペット保険とアニコム損保がどのような保険を提供しているのか、その基本的な情報と主な特徴を見ていきましょう。両社の違いを理解する第一歩となります。
楽天ペット保険の概要と特徴
楽天ペット保険は、楽天インシュアランスプランニング株式会社が販売し、楽天損害保険株式会社が引受保険会社となるペット保険です。最大の魅力は、楽天ポイントが貯まる・使える点にあります。保険料の支払いで楽天ポイントが貯まり、貯まったポイントを保険料の支払いに充てることも可能です。
オンラインでの手続きが簡単で、保険金請求もウェブやスマートフォンから手軽に行えるため、デジタルツールに慣れている方には特に使いやすいでしょう。補償内容も充実しており、膝蓋骨脱臼(パテラ)や一部の歯科治療(歯周病など)も補償対象となるプランがある点が特徴です。
アニコム損保の概要と特徴
アニコム損保は、ペット保険業界で長年の実績を持つ大手保険会社です。特に「どうぶつ健保」シリーズは広く知られており、全国約7,000ヶ所以上の動物病院で窓口精算が可能な点が最大の強みと言えます。 窓口で保険証を提示すれば、自己負担分のみを支払うだけで済むため、一時的な高額な医療費の立て替えが不要となり、急な出費の負担を軽減できます。
また、犬や猫だけでなく、鳥、うさぎ、フェレットなど幅広い種類の動物が加入できる点も魅力です。 多頭飼い割引や健康割増引制度など、多様な割引制度も用意されています。
【徹底比較】楽天ペット保険とアニコム損保の7つの違い

楽天ペット保険とアニコム損保、どちらを選ぶべきか迷っている方のために、両社の具体的な違いを7つのポイントに分けて詳しく比較します。ご自身のニーズに合うのはどちらか、じっくり検討してみてください。
- 保険料の比較:年齢や補償割合でどう変わる?
- 補償内容の比較:通院・入院・手術の範囲
- 保険金請求方法の比較:窓口精算の有無
- 加入条件と待機期間の比較
- 割引制度の比較:多頭飼いや健康割増引
- 付帯サービスの比較:楽天ポイントや健康相談
- 口コミ・評判から見る両社の評価
保険料の比較:年齢や補償割合でどう変わる?
ペット保険の保険料は、ペットの種類、年齢、補償割合によって大きく異なります。一般的に、アニコム損保は手厚い補償や窓口精算の利便性から、楽天ペット保険と比較して保険料が高めに設定されている傾向があります。 楽天ペット保険は、楽天ポイントの還元があるため、実質的な負担額を抑えられる可能性があります。
両社ともに、ペットの年齢が上がるにつれて保険料も段階的に上昇する仕組みです。 特に高齢期に入ると保険料の上がり幅が大きくなるため、長期的な視点で保険料の推移を確認することが大切です。
補償内容の比較:通院・入院・手術の範囲
ペット保険の補償内容は、通院、入院、手術の3つが主な対象となります。楽天ペット保険の「スーパーペット保険」には、通院・入院・手術を補償するプランと、手術・入院に特化したプランがあります。 膝蓋骨脱臼や歯周病など、他社では補償対象外となるケースもある病気をカバーしている点が強みです。 一方、アニコム損保の「どうぶつ健保ふぁみりぃ」は、通院・入院・手術をフルカバーする手厚い補償が特徴です。
また、高額になりがちな入院や手術に備える「どうぶつ健保ぷち」や、8歳以上の高齢ペット向けの「どうぶつ健保しにあ」など、ニーズに合わせた多様なプランが用意されています。
保険金請求方法の比較:窓口精算の有無
保険金請求の方法は、ペット保険を選ぶ上で非常に重要なポイントです。アニコム損保の最大のメリットは、全国の提携動物病院で「どうぶつ健康保険証」を提示するだけで、自己負担額のみを支払う「窓口精算」ができる点です。 これにより、一時的に高額な医療費を全額立て替える必要がなく、経済的な負担を大きく軽減できます。
一方、楽天ペット保険は「後日精算型」であり、動物病院で治療費を全額支払い、後からウェブや郵送で保険金を請求する仕組みです。 窓口精算の有無は、急な治療が必要になった際の飼い主さんの心理的・経済的負担に直結するため、ご自身のライフスタイルに合わせて検討しましょう。
加入条件と待機期間の比較
ペット保険には、新規加入できるペットの年齢や、補償が開始されるまでの「待機期間」が設けられています。楽天ペット保険は、新規加入が10歳11ヶ月まで可能です。 病気に対する補償には30日間の待機期間がありますが、ケガは契約日から補償が開始されます。 アニコム損保も、病気に対しては30日間の待機期間が設定されています。
ただし、アニコム損保には加入年齢の上限がない「どうぶつ健保しにあ」という商品もあり、高齢のペットでも加入を諦める必要がない場合があります。 待機期間中に発症した病気は補償対象外となるため、加入を検討する際は、この期間を考慮して早めに手続きを進めることが賢明です。
割引制度の比較:多頭飼いや健康割増引
保険料を抑えるために、各社の割引制度も確認しておきましょう。アニコム損保には、複数のペットを飼っている場合に適用される「多頭割引」があります。 2頭目以降の契約に対して、月払いで50円、年払いで600円の割引が適用されるため、多頭飼いの飼い主さんには大きなメリットです。
また、「どうぶつ健保ふぁみりぃ」では、保険の利用回数に応じて保険料が割引または割増される「健康割増引制度」も導入されています。 楽天ペット保険には、保険料の支払いで楽天ポイントが貯まるという実質的な割引効果があります。 各社の割引制度を比較し、ご自身の状況に合ったお得なプランを見つけることが大切です。
付帯サービスの比較:楽天ポイントや健康相談
保険の補償内容だけでなく、付帯サービスも比較の重要な要素です。楽天ペット保険の大きな特徴は、楽天グループのサービスとの連携です。保険料の支払いで楽天ポイントが貯まるだけでなく、楽天市場で使えるペットクーポン券がプレゼントされることもあります。 アニコム損保は、健康相談サービスや、予防医療に関する情報提供など、ペットの健康維持をサポートするサービスに力を入れています。
また、LINEでの保険金請求も可能であり、窓口精算ができない場合でも手軽に手続きができる利便性も魅力です。 各社の付帯サービスを比較し、保険以外の面でどのようなメリットがあるかを確認しましょう。
口コミ・評判から見る両社の評価
実際に利用している飼い主さんの口コミや評判は、保険選びの貴重な情報源となります。楽天ペット保険の口コミでは、「楽天ポイントが貯まるのが嬉しい」「オンラインでの手続きが簡単でスムーズ」といった良い評価が多く見られます。 一方で、「窓口精算ができないため、一時的に全額立て替えるのが大変」という声もあります。
アニコム損保の口コミでは、「窓口精算ができて非常に便利」「補償内容が手厚く安心感がある」といった肯定的な意見が多いです。 しかし、「保険料が高いと感じる」「高齢になると保険料がさらに上がる」といった声も聞かれます。 これらの口コミを参考に、ご自身の重視するポイントと照らし合わせて検討することが大切です。
あなたのペットに最適なのは?選び方のポイント

楽天ペット保険とアニコム損保、それぞれの特徴と違いを理解した上で、最終的にどちらを選ぶべきか悩む方もいるでしょう。ここでは、あなたのペットに最適な保険を見つけるための具体的な選び方のポイントを解説します。
窓口精算を重視するならアニコム損保
動物病院での支払いの手間を省きたい、急な高額な治療費を一時的に立て替えるのが難しいと感じる方は、アニコム損保の窓口精算サービスが非常に便利です。 全国に多数の提携病院があるため、かかりつけの動物病院が対応しているかを確認してみましょう。 窓口精算は、日々の通院から入院・手術まで、あらゆる場面で飼い主さんの負担を軽減してくれます。
ただし、一部のプランや状況によっては窓口精算ができない場合もあるため、事前に確認が必要です。
保険料の安さや楽天ポイントを重視するなら楽天ペット保険
毎月の保険料をできるだけ抑えたい、普段から楽天のサービスをよく利用しているという方には、楽天ペット保険がおすすめです。 楽天ポイントの還元は、実質的な保険料の割引効果として期待できます。 また、オンラインでの手続きや保険金請求が手軽にできるため、忙しい方やデジタルでの管理が得意な方にも向いています。
ただし、窓口精算はできないため、治療費は一度全額を立て替える必要がある点を理解しておくことが重要です。
補償範囲や免責金額で選ぶコツ
ペット保険を選ぶ際には、どのような病気やケガが補償されるのか、そして自己負担額がどのくらいになるのかをしっかり確認しましょう。補償範囲は、通院・入院・手術を全てカバーする「フルカバー型」と、入院・手術に特化した「特化型」があります。 フルカバー型は保険料が高めですが、幅広いリスクに備えられます。 楽天ペット保険は、膝蓋骨脱臼や歯周病など、特定の病気も補償対象となる場合があります。
また、免責金額(自己負担額)の有無も重要なポイントです。楽天ペット保険の一部プランでは免責金額がないため、少額の治療費でも保険金が支払われます。 免責金額があるプランは保険料が安くなる傾向がありますが、少額の治療では自己負担となるため、どちらが良いかご自身の考えに合わせて選びましょう。
高齢のペットにおすすめの選び方
高齢のペットの場合、病気のリスクが高まるため、保険選びは特に慎重に行う必要があります。多くのペット保険は、ペットの年齢が上がるにつれて保険料も高くなります。 アニコム損保には、8歳以上のペットでも新規加入が可能な「どうぶつ健保しにあ」という手術・入院に特化したプランがあります。 高齢のペットは通院よりも入院や手術が高額になりがちなので、このような特化型プランも検討する価値があります。
また、終身で継続できるかどうかも重要な確認点です。 楽天ペット保険も、新規加入は10歳11ヶ月まで可能で、継続は原則終身です。 高齢のペットの保険を選ぶ際は、保険料の上がり幅、補償内容、そして終身継続の可否を重点的に比較しましょう。
ペット保険は本当に必要?入らない場合のメリット・デメリット

ペット保険の加入を検討する際、「本当に必要なのだろうか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。ここでは、ペット保険に入らない場合のメリットとデメリットを整理し、加入の必要性を判断する材料を提供します。
ペット保険に入らないメリット
ペット保険に入らない最大のメリットは、毎月の保険料の支払いが不要になることです。 その分の費用を貯蓄に回したり、ペットの食事やケア用品に充てたりすることができます。 また、保険の補償内容や請求手続きの制限に縛られず、自由に動物病院を選び、治療方針を決定できるという側面もあります。
健康なペットの場合、保険を使わない期間が長く続くこともあり、その場合は保険料が「掛け捨て」になってしまうと感じるかもしれません。
ペット保険に入らないデメリットとリスク
ペット保険に入らない場合、最も大きなデメリットは、病気やケガで高額な治療費が必要になった際に、その費用が全額自己負担となる点です。 近年の動物医療は高度化しており、MRIやCT検査、がん治療、心臓手術など、人間と同様に高額な費用がかかる治療も増えています。 数十万円、場合によっては百万円を超える医療費が発生することもあり、貯蓄が十分でないと経済的な理由で最適な治療を諦めざるを得ない状況に陥るリスクがあります。
また、急な出費への不安から、動物病院への受診をためらってしまうことで、病気の早期発見・早期治療の機会を逃してしまう可能性も考えられます。
よくある質問

ペット保険に関するよくある質問とその回答をまとめました。保険選びの疑問解消にお役立てください。
- ペット保険の保険料は毎年上がりますか?
- ペット保険に加入できない病気や条件はありますか?
- 多頭飼いの場合、割引はありますか?
- ペット保険の待機期間とは何ですか?
- ペット保険は掛け捨てですか?
- ペット保険の補償割合はどのように選べば良いですか?
ペット保険の保険料は毎年上がりますか?
はい、ほとんどのペット保険では、ペットの年齢が上がるにつれて保険料も毎年上がります。 これは、高齢になるほど病気やケガのリスクが高まり、保険金が支払われる可能性が増えるためです。加入を検討する際は、現在の保険料だけでなく、将来的な保険料の推移も確認しておくことが大切です。
ペット保険に加入できない病気や条件はありますか?
はい、ペット保険には加入できない病気や条件があります。一般的に、加入前にすでに発症している病気やケガ(既往症)、先天性の病気、遺伝性疾患などは補償の対象外となることが多いです。 また、ワクチン接種や健康診断、避妊・去勢手術などの予防医療も補償対象外となるのが一般的です。
保険会社やプランによって条件が異なるため、重要事項説明書などをよく確認し、不明な点は問い合わせてみましょう。
多頭飼いの場合、割引はありますか?
はい、一部のペット保険会社では、複数のペットを飼っている場合に「多頭割引」が適用される制度があります。 例えばアニコム損保では、2頭目以降の契約に対して割引が適用されます。 多頭飼いの方は、この割引制度を利用することで保険料の負担を軽減できる可能性がありますので、比較検討の際に確認してみることをおすすめします。
ペット保険の待機期間とは何ですか?
待機期間とは、ペット保険の契約が成立した後、実際に病気に対する補償が開始されるまでの期間のことです。 この期間中に発症した病気は、待機期間が終了した後も補償の対象外となります。 一般的に病気には30日程度の待機期間が設けられていることが多いですが、ケガには待機期間がない場合がほとんどです。
待機期間の有無や長さは保険会社やプランによって異なるため、加入前に確認しておきましょう。
ペット保険は掛け捨てですか?
はい、ほとんどのペット保険は「掛け捨て」です。 これは、保険期間中に保険金が支払われなかったとしても、満期保険金や解約返戻金が基本的にないことを意味します。 人間向けの貯蓄型保険とは異なり、ペット保険はあくまで病気やケガのリスクに備えるためのものであり、貯蓄性はありません。
そのため、保険料を支払うことに対して「もったいない」と感じる方もいますが、高額な医療費への備えとして安心感を得られる点が大きなメリットです。
ペット保険の補償割合はどのように選べば良いですか?
ペット保険の補償割合は、動物病院でかかった治療費のうち、保険会社が何パーセントを負担するかを示すものです。一般的には50%、70%、100%などのプランがあります。 補償割合が高いほど自己負担額は少なくなりますが、その分、毎月の保険料は高くなります。 ご自身の家計状況や、万が一の際にどの程度の自己負担なら対応できるかを考慮して選びましょう。
例えば、高額な治療費にしっかり備えたいなら70%や100%、保険料を抑えつつある程度の補償が欲しいなら50%といった選び方が考えられます。
まとめ
- 楽天ペット保険は楽天ポイントが貯まり、オンライン手続きが簡単。
- アニコム損保は全国の提携病院で窓口精算が可能で、一時的な負担が少ない。
- 保険料はアニコム損保の方が高めの傾向がある。
- 両社ともペットの年齢が上がると保険料も上昇する。
- 楽天ペット保険は膝蓋骨脱臼や歯周病も補償対象となる場合がある。
- アニコム損保は多頭飼い割引や健康割増引制度がある。
- 楽天ペット保険は後日精算型、アニコム損保は窓口精算型が主流。
- 両社ともに病気には30日程度の待機期間がある。
- 楽天ペット保険は新規加入が10歳11ヶ月まで可能。
- アニコム損保には高齢ペット向けのプランもある。
- ペット保険は高額な医療費への備えとして安心感をもたらす。
- 保険に入らない場合、高額な治療費が全額自己負担となるリスクがある。
- 補償範囲や免責金額、補償割合を比較して選ぶことが大切。
- 口コミや評判も参考に、ご自身の重視するポイントで選ぶ。
- ペット保険は掛け捨て型がほとんどで貯蓄性はない。
