トヨタのコンパクトSUVとして人気の高いC-HRとヤリスクロス。どちらも魅力的な車ですが、「自分にはどちらが合っているのだろう?」と悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、C-HRとヤリスクロスのデザイン、走行性能、燃費、室内空間、価格など、あらゆる側面から徹底的に比較します。あなたのライフスタイルに最適な一台を見つけるための参考にしてください。
C-HRとヤリスクロス基本情報比較:まずは概要をチェック
まずは、C-HRとヤリスクロスの基本的な情報と特徴を把握しましょう。両車の概要を理解することで、それぞれの車の方向性が見えてきます。
C-HRの基本情報と特徴
C-HRは、2016年に登場したトヨタのコンパクトSUVです。「Sensual Speed-Cross」をコンセプトに掲げ、クーペのような流麗なデザインとスポーティな走りが大きな特徴です。TNGAプラットフォームを採用し、優れた走行性能と乗り心地を実現しています。個性的で存在感のあるエクステリアは、街中でもひときわ目を引くでしょう。
ヤリスクロスの基本情報と特徴
ヤリスクロスは、2020年に発売された比較的新しいコンパクトSUVです。ベースとなるヤリスの軽快な走りと低燃費を受け継ぎつつ、SUVらしい力強さと使い勝手の良さを兼ね備えています。コンパクトなボディサイズながら、広々とした室内空間とクラストップレベルの低燃費(特にハイブリッドモデル)が魅力です。
主要スペック比較表
C-HRとヤリスクロスの主要スペックを比較表で見てみましょう。数値で比較することで、両車の違いがより明確になります。
| 項目 | C-HR | ヤリスクロス |
|---|---|---|
| 新車時価格帯(税込) | 229.0万円~315.5万円 | 179.8万円~323.4万円 |
| ボディタイプ | クロカン・SUV | クロカン・SUV |
| 全長x全幅x全高(mm) | 4360×1795×1550 他 | 4180×1765×1590 他 |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 |
| WLTCモード燃費(km/L) | 14.3~25.8 | 17.1~30.8 |
| ラゲッジスペース容量(L) | 318 | 390 |
| プラットフォーム | GA-Cプラットフォーム | GA-Bプラットフォーム |
※上記は代表的な数値であり、グレードや年式によって異なる場合があります。
デザイン比較:個性を主張するC-HRか、都会に映えるヤリスクロスか

車の第一印象を大きく左右するのがデザインです。C-HRとヤリスクロスは、同じコンパクトSUVでありながら、それぞれ異なるデザインコンセプトを持っています。あなたの好みに合うのはどちらでしょうか。
C-HRの独創的なエクステリアデザイン
C-HRは、その独創的でクーペのようなスタイリッシュなデザインが最大の特徴です。ダイヤモンドをモチーフにした斜めのラインや、大きく張り出したフェンダー、ボディに溶け込んだ後席のドアハンドルなど、個性を強く主張するデザインは、見る人に強いインパクトを与えます。 スポーティでアグレッシブな印象を求める方には、C-HRのデザインが魅力的に映るでしょう。
ヤリスクロスの力強く洗練されたエクステリアデザイン
一方、ヤリスクロスは、水平基調で直線的なラインを多用し、SUVらしい力強さと洗練された都会的な印象を両立させています。 コンパクトなボディサイズながらも、平面を強調したデザインにより、実際のサイズよりも大きく見せる効果があります。 コの字型のオーバーフェンダーもSUVらしさを強調する要素です。
親しみやすく、幅広い層に受け入れられやすいデザインと言えるでしょう。
インテリアデザインと質感の違い
エクステリアだけでなく、インテリアデザインにも両車の個性は表れています。C-HRのインテリアは、外観のダイヤモンドモチーフが随所に散りばめられ、上質で高級感のある空間が特徴です。 運転席に向けてスイッチ類が配置されるなど、ドライバーファーストの設計がなされています。 対してヤリスクロスの内装は、落ち着いた印象で「便利さ」「使いやすさ」を重視したデザインです。
インパネの位置が低く、着座位置が高めに設定されているため、視界が良好で運転しやすいと感じるでしょう。
内装・居住性比較:快適な空間はどちらに軍配?

車を選ぶ上で、内装の快適性や居住空間の広さは重要なポイントです。特に後席の広さや荷室の使い勝手は、日常使いやレジャーでの満足度に直結します。
前席・後席の居住空間を比較
C-HRとヤリスクロスはどちらもコンパクトSUVですが、居住空間には違いがあります。C-HRはクーペSUVというデザインコンセプトのため、後席はややタイトに感じられるかもしれません。 天井が低く、ドアガラスも小さめなので、圧迫感があるという声もあります。 しかし、足元スペース(前後席の間隔)はC-HRの方が広いという意見もあります。
一方、ヤリスクロスは、コンパクトなボディながらも室内空間の広さを確保しています。 後席の足元スペースはC-HRより少ないものの、頭上空間は広く、ドアガラスも大きいため、車体サイズのわりに圧迫感が少ないのが特徴です。 室内長はヤリスクロスが1,845mm、C-HRが1,800mmと、ヤリスクロスの方がわずかに長い数値です。
ラゲッジスペースと積載性の違い
荷物の積載性においては、ヤリスクロスに軍配が上がります。ヤリスクロスのラゲッジスペース容量は390Lと、コンパクトSUVクラスでトップレベルの広さを誇ります。 ボディサイズの大きいC-HRのラゲッジ容量が318Lであることを考えると、ヤリスクロスの収納力の高さが際立ちます。 ヤリスクロスは、シートアレンジによってさらに広い空間を作り出すことができ、日常の買い物から週末のレジャーまで、様々なシーンで活躍するでしょう。
また、ヤリスクロスにはオプションでハンズフリーパワーバックドアの設定もあり、荷物で両手がふさがっている時にも便利です。
走行性能・燃費比較:走りの楽しさか、経済性か

SUVを選ぶ上で、走行性能と燃費性能は重要な比較ポイントです。C-HRはスポーティな走りを、ヤリスクロスは優れた燃費性能をそれぞれ強みとしています。
C-HRのスポーティな走行性能
C-HRは、TNGA(Toyota New Global Architecture)のGA-Cプラットフォームを採用しており、優れた走行安定性とスポーティなハンドリングが特徴です。 ハンドルを切った分だけ反応する操舵感は、運転の楽しさを追求するドライバーにとって大きな魅力となるでしょう。
1.2Lターボガソリンエンジンと1.8Lハイブリッドシステムが用意され、どちらも力強くスムーズな加速を味わえます。
ヤリスクロスの軽快な走り心地と優れた燃費性能
ヤリスクロスは、ヤリスと同じGA-Bプラットフォームをベースにしており、軽快で取り回しの良い走りが魅力です。 特にハイブリッドモデルの燃費性能はクラストップレベルで、WLTCモードで30.8km/L(2WD)を達成しています。 これはC-HRのハイブリッド(25.8km/L)と比較しても非常に優れた数値です。
ガソリン代を抑えたい方にとって、ヤリスクロスの経済性は大きなメリットとなるでしょう。
パワートレインと駆動方式の選択肢
C-HRは1.2Lターボガソリン(2WD/4WD)と1.8Lハイブリッド(2WD)のパワートレインが設定されています。 ヤリスクロスは1.5Lガソリン(2WD/4WD)と1.5Lハイブリッド(2WD/E-Four)が用意されており、ハイブリッド車にも4WD(E-Four)の設定があるのが大きな違いです。
雪道や悪路での走行を考慮するなら、ヤリスクロスのE-Fourは心強い選択肢となります。
価格・グレード構成と維持費の比較
車の購入を検討する際には、車両本体価格だけでなく、グレード構成や購入後の維持費も重要な要素です。C-HRとヤリスクロスの価格と維持費について比較してみましょう。
車両本体価格とグレード展開
新車価格帯を見ると、ヤリスクロスの方がエントリー価格が低く設定されています。ヤリスクロスの新車時価格は179.8万円から323.4万円(税込)に対し、C-HRは229.0万円から315.5万円(税込)です。 C-HRは既に生産が終了しているため、新車で購入できるのはヤリスクロスのみとなります。 中古車市場では、C-HRもヤリスクロスも流通しており、高年式・低走行のC-HRと新車のヤリスクロスで乗り出し価格が同程度になるケースもあります。
グレード展開は、ヤリスクロスが発売当初3種類だったものが、マイナーチェンジを経て20種類まで増えており、選択肢が豊富です。
維持費(燃費、税金など)の違い
維持費に関しては、両車で大きな差はないものの、細かな違いがあります。自動車税は、C-HR(1.8L)が36,000円、ヤリスクロス(1.5L)が30,500円と、ヤリスクロスの方が年間5,500円安くなります。 燃費性能はヤリスクロス(特にハイブリッド)が優れているため、走行距離が多い場合はガソリン代で差が出てくるでしょう。
タイヤ代については、ヤリスクロスも上位グレードでは18インチタイヤを装着するため、C-HRとの差は少ないかもしれません。 全体的に見ると、燃費性能に優れるヤリスクロスの方が、長期的な維持費を抑えられる可能性が高いと言えます。
安全装備・先進機能比較:安心のドライブを支える技術

現代の車選びにおいて、安全装備や先進運転支援システムは欠かせない要素です。C-HRとヤリスクロスは、どちらもトヨタの先進安全技術を搭載しています。
Toyota Safety Senseの機能比較
C-HRとヤリスクロスは、どちらもトヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を搭載しています。 このシステムには、衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシスト、オートマチックハイビームなどの機能が含まれており、ドライバーの安全運転を支援します。ただし、搭載されているToyota Safety Senseの世代や機能の詳細は、年式やグレードによって異なる場合があります。
ヤリスクロスは比較的新しいモデルであるため、より最新の機能が搭載されている可能性が高いでしょう。
その他の先進運転支援システム
ヤリスクロスは、コンパクトSUVでありながら、駐車支援システム「トヨタチームメイト(アドバンストパーク)」や、路面状況に応じた走行支援を行う「マルチテレインセレクト」、高速走行中の横風を検知して制御する「横風対応制御付きS-VSC」など、先進的な機能が充実している点が特徴です。
これらの機能は、運転のしやすさや安心感を高め、ドライバーの負担を軽減してくれます。C-HRも充実した安全装備を備えていますが、ヤリスクロスの方がより新しい技術が投入されている傾向にあります。
C-HRとヤリスクロス:それぞれこんな人におすすめ
C-HRとヤリスクロスは、それぞれ異なる魅力を持つコンパクトSUVです。あなたの車の使い方や重視するポイントによって、最適な一台は変わってきます。ここでは、それぞれの車がどんな人におすすめかをご紹介します。
C-HRがおすすめな人
- 個性的なデザインで目立ちたい人:クーペのような流麗で独創的なデザインは、街中で強い存在感を放ちます。
- 運転の楽しさを重視する人:TNGAプラットフォームによる優れた走行性能とスポーティなハンドリングは、ドライブを存分に楽しみたい方にぴったりです。
- 内外装の質感にこだわりたい人:上質で高級感のあるインテリアは、車内で過ごす時間を快適にしてくれます。
- 中古車で選択肢を広げたい人:新車販売は終了していますが、中古車市場には多くのC-HRが流通しており、価格もこなれてきています。
ヤリスクロスがおすすめな人
- 優れた燃費性能で経済性を重視する人:特にハイブリッドモデルの低燃費はクラストップレベルで、ガソリン代を抑えたい方に最適です。
- コンパクトなボディで取り回しの良さを求める人:狭い道や駐車場での運転も安心な、運転しやすいサイズ感が魅力です。
- 実用性や積載性を重視する人:コンパクトSUVながら広々としたラゲッジスペースは、日常使いからレジャーまで幅広く対応します。
- 最新の先進安全装備や機能に魅力を感じる人:新しいモデルならではの充実した運転支援システムは、安心で快適なドライブを支援します。
- 雪道や悪路での走行も考慮したい人:ハイブリッド車にも設定のあるE-Four(電気式4WDシステム)は、様々な路面状況で安定した走りを実現します。
よくある質問
- C-HRとヤリスクロス、どちらが人気がありますか?
- C-HRとヤリスクロス、維持費はどのくらい違いますか?
- C-HRとヤリスクロス、後席の広さはどちらが快適ですか?
- C-HRとヤリスクロス、雪道での走行性能に違いはありますか?
- C-HRとヤリスクロス、中古車市場での価格動向はどうですか?
C-HRとヤリスクロス、どちらが人気がありますか?
発売当初はC-HRがコンパクトSUV市場を牽引する人気車種でしたが、ヤリスクロスが登場してからは、ヤリスクロスを購入する人の方が多いという販売店の声もあります。 ヤリスクロスは、コンパクトなサイズ感、優れた燃費性能、広い荷室などが評価され、SUV販売台数ランキングでも上位に位置し続けています。
C-HRとヤリスクロス、維持費はどのくらい違いますか?
維持費に大きな差はありませんが、自動車税はC-HR(1.8L)が36,000円、ヤリスクロス(1.5L)が30,500円と、ヤリスクロスの方が年間5,500円安くなります。 燃費性能はヤリスクロス(特にハイブリッド)が優れているため、走行距離が多い場合はガソリン代で差が出てくるでしょう。
C-HRとヤリスクロス、後席の広さはどちらが快適ですか?
後席の広さについては、一概にどちらが広いとは言えません。C-HRは足元スペースが広いという意見もありますが、クーペスタイルのため天井が低く圧迫感を感じる場合があります。 ヤリスクロスは足元スペースはC-HRより少ないものの、頭上空間が広く、ドアガラスも大きいため、車体サイズのわりに圧迫感が少ないと感じるでしょう。
実際に試乗して、ご自身の体格で確認することをおすすめします。
C-HRとヤリスクロス、雪道での走行性能に違いはありますか?
雪道での走行性能を重視するなら、ヤリスクロスに設定されているE-Four(電気式4WDシステム)が有利です。 C-HRのハイブリッド車にはE-Fourの設定がなく2WDのみとなります。 ヤリスクロスはマルチテレインセレクトなどの走行支援機能も充実しており、様々な路面状況で安定した走りをサポートします。
C-HRとヤリスクロス、中古車市場での価格動向はどうですか?
C-HRは新車販売が終了しているため、中古車市場での流通が中心となります。登場から時間が経ち、価格がこなれてきている車両も多いです。 ヤリスクロスは比較的新しいモデルですが、中古車市場でも人気が高く、高値で安定している傾向にあります。 高年式のC-HRと新車のヤリスクロスで乗り出し価格が同程度になるケースもあるため、中古車も視野に入れると選択肢が広がります。
まとめ
- C-HRは個性的でスポーティなクーペSUVデザインが魅力。
- ヤリスクロスは都会的で力強いSUVデザインと優れた実用性を両立。
- C-HRはTNGAプラットフォームによるスポーティな走行性能が特徴。
- ヤリスクロスは軽快な走りとクラストップレベルの低燃費が強み。
- 室内空間はヤリスクロスの方が後席の頭上空間や荷室の広さで優位。
- ラゲッジ容量はヤリスクロスが390L、C-HRが318Lと差がある。
- 価格はヤリスクロスの方がエントリー価格が低く、選択肢が豊富。
- 維持費は燃費性能で優れるヤリスクロスが有利な傾向。
- ヤリスクロスはハイブリッド車にもE-Four(4WD)の設定がある。
- C-HRは新車販売終了、中古車市場での選択肢が豊富。
- ヤリスクロスは最新の先進安全装備や機能が充実。
- デザイン重視で運転を楽しみたいならC-HRがおすすめ。
- 燃費、実用性、取り回しを重視するならヤリスクロスがおすすめ。
- 後席の快適性は実際に試乗して確認するのが良い。
- 雪道走行を考慮するならヤリスクロスのE-Fourが心強い。
