英語学習で「少ない」という量を表現する際、「few」や「little」といった単語の使い分けに悩む方は少なくありません。特に、これらの比較級や最上級となると、さらに複雑に感じることもあるでしょう。しかし、それぞれの単語が持つ意味やニュアンス、そしてどのような名詞と一緒に使うのかを一度理解すれば、自信を持って使いこなせるようになります。
本記事では、「few」の比較級「fewer」と最上級「fewest」の正しい使い方を詳しく解説します。さらに、「few」と「a few」、「little」と「a little」の決定的な違い、そして「fewer」と「less」の使い分けについても、具体的な例文を交えながら徹底的に掘り下げていきます。この記事を読み終える頃には、「少ない」を表現する英語の使い分けが明確になり、あなたの英語表現がより豊かになるはずです。
fewの比較級・最上級とは?基本的な意味と使い方

「few」は、英語で「少ない」という数を表す形容詞です。主に数えられる名詞(可算名詞)の複数形と一緒に使われ、「ほとんどない」という否定的なニュアンスを含みます。例えば、「Few students were present at the lecture.(その講義にはごく少数の学生しかいなかった。)」のように使われます。
この「few」には、他の形容詞と同様に比較級と最上級が存在します。比較級は「fewer」、最上級は「fewest」となります。これらの形を正しく理解し、使いこなすことは、より自然な英語表現をする上で非常に重要です。
fewの基本的な意味と数えられる名詞での使い方
「few」は「少数の」「ほとんどない」という意味を持ち、常に数えられる名詞の複数形を修飾します。例えば、「I have few books.」と言えば、「私はほとんど本を持っていない」という、本の数が非常に少ないことを強調する否定的な意味合いになります。
この単語は、単に数が少ないという事実だけでなく、その少なさに対する話し手のネガティブな感情や、期待よりも少ないというニュアンスを伝える際に用いられます。そのため、文脈によっては「足りない」という気持ちを表現することもあります。
比較級fewerと最上級fewestの形と例文
「few」の比較級は「fewer」で、「〜よりも少ない」という意味を表し、二つのものを比較して数が少ないことを示します。例えば、「There are fewer cars on the road today than yesterday.(今日は昨日よりも道に車が少ない。)」のように使います。
一方、最上級は「fewest」で、「最も少ない」という意味を表し、三つ以上のものの中で数が最も少ないことを強調します。例えば、「Of all the students, he made the fewest mistakes.(全ての学生の中で、彼が最も間違いが少なかった。)」といった形で使用します。
これらの形は、数えられる名詞に対してのみ適用されるため、使用する際には名詞の種類に注意が必要です。fewerとfewestは、常に複数形の可算名詞と共に使われることを覚えておきましょう。
fewとa fewの微妙なニュアンスの違い
「few」と「a few」はどちらも「少ない数」を表す言葉ですが、冠詞「a」の有無によってそのニュアンスが大きく異なります。この違いを理解することは、英語で正確な意図を伝える上で欠かせません。
「few」が否定的な意味合いで「ほとんどない」ことを示すのに対し、「a few」は肯定的な意味合いで「少しはある」ことを示します。同じ数の物事であっても、話し手の捉え方によって使い分けが必要になるのです。
「ほとんどない」を表すfewの否定的な意味合い
冠詞「a」が付かない「few」は、「ほとんどない」「ごくわずかしかない」という否定的な意味合いを持ちます。これは、話し手がその数の少なさに不足や不満を感じている状況で使われることが多いです。
例えば、「I have few friends.」と言えば、「私には友達がほとんどいない」という、友達の少なさに対する寂しさや不満が伝わります。これは、期待する数よりも少ない、あるいは望ましくないほど少ないというネガティブな感情を伴う表現です。
「少しはある」を表すa fewの肯定的な意味合い
一方、冠詞「a」が付く「a few」は、「少しはある」「いくつかある」という肯定的な意味合いを持ちます。これは、数が少ないながらも、その存在を認め、ポジティブに捉えている状況で使われます。
例えば、「I have a few friends.」と言えば、「私には友達が何人かいる」という、少ないながらも友達がいることを肯定的に表現しています。これは、数に不満があるわけではなく、「ある程度の数がある」という事実を伝える際に適しています。
fewとlittleの決定的な違いを理解する

「few」と「little」は、どちらも「少ない」という意味を表しますが、決定的な違いは修飾する名詞の種類にあります。この違いを正確に把握することが、英語表現の正確性を高めるための重要な一歩となります。
「few」は数えられる名詞に、「little」は数えられない名詞に使うという基本的なルールを理解すれば、それぞれの比較級や最上級もスムーズに使いこなせるようになります。
数えられる名詞にはfew、数えられない名詞にはlittle
「few」は、りんごや本、人など、一つ二つと数えられる名詞(可算名詞)の複数形に対して使います。例えば、「Few apples are left.(リンゴはほとんど残っていない。)」のように使われます。
対して「little」は、水や砂糖、情報など、数えることができない名詞(不可算名詞)に対して使います。例えば、「There is little water in the glass.(グラスには水がほとんど入っていない。)」のように使われます。この使い分けは、英語の基本的なルールとしてしっかりと押さえておく必要があります。
littleの比較級lessと最上級leastの形と使い方
「little」も「few」と同様に比較級と最上級を持ちます。比較級は「less」、最上級は「least」です。これらは「little」が修飾する不可算名詞に対して使われます。
「less」は「〜よりも少ない(量)」という意味で、二つのものの量を比較する際に用います。例えば、「I have less money than you.(私はあなたよりお金が少ない。)」のように使います。
「least」は「最も少ない(量)」という意味で、三つ以上のものの中で量が最も少ないことを表します。例えば、「He has the least experience in the team.(彼はチームの中で最も経験が少ない。)」といった形で使用します。lessとleastは、常に不可算名詞と共に使われることを忘れないでください。
fewerとlessの使い分けで迷わないコツ

「fewer」と「less」はどちらも「より少ない」という意味を持つため、使い分けに迷うことが多い表現です。しかし、この二つの単語も、「few」と「little」の関係性と同じく、修飾する名詞が数えられるか数えられないかによって使い分けられます。
この基本的なルールを理解し、具体的な例文を通して練習することで、迷うことなく正確に使いこなせるようになります。特に、現代英語では口語で「less」が可算名詞にも使われる傾向がありますが、文法的には「fewer」が正しいとされています。
fewerは数えられる名詞に使う
「fewer」は「few」の比較級であり、数えられる名詞(可算名詞)に対して「より少ない数」を表現する際に使われます。例えば、会議室の椅子の数を比較する際に、「There were fewer chairs than expected in the meeting room.(その会議室には、思ったより椅子の数が少なかった。
)」のように使います。
これは、個々のものを数えることができる場合に適用されるルールです。例えば、人、本、りんごなど、具体的な数を指す際に「fewer」を使います。「fewer」の後には必ず複数形の可算名詞が来ることを意識しましょう。
lessは数えられない名詞に使う
「less」は「little」の比較級であり、数えられない名詞(不可算名詞)に対して「より少ない量」を表現する際に使われます。例えば、水や砂糖の量を比較する際に、「There is less water in the glass than before.(グラスの中の水は以前より少なくなっている。)」のように使います。
これは、量や集合的なものを指す場合に適用されるルールです。例えば、時間、お金、情報など、具体的な数を数えにくいものに対して「less」を使います。「less」の後には単数形の不可算名詞が来るのが一般的です。
具体的な例文でfewerとlessの使い分けをマスターする
「fewer」と「less」の使い分けを確実にするためには、多くの例文に触れることが大切です。以下に具体的な例文を挙げますので、それぞれの違いを意識しながら確認してみてください。
- Fewerの例文:
- I have fewer books than my brother.(私は兄よりも本の数が少ない。)
- Fewer students attended the lecture this year.(今年は講義に出席した学生の数が少なかった。)
- There are fewer cars on the road on Sundays.(日曜日には道に車が少ない。)
一方、「less」は以下のように使われます。
- Lessの例文:
- I have less money than I did last week.(私は先週よりもお金が少ない。)
- She spends less time on social media now.(彼女は今、ソーシャルメディアに費やす時間が少ない。)
- There is less sugar in this cake.(このケーキには砂糖が少ない。)
これらの例文から、「fewer」が数えられるもの、「less」が数えられないものに使われていることが明確に分かります。繰り返し練習することで、自然と使い分けができるようになるでしょう。
よくある質問

- fewとa fewの違いは何ですか?
- littleとa littleの違いは何ですか?
- fewerとlessの違いは何ですか?
- fewの比較級と最上級は何ですか?
- fewは可算名詞、不可算名詞どちらに使うのですか?
- fewとlittleの使い分けはどのようにすれば良いですか?
- fewは単数、複数どちらの扱いになりますか?
- fewはどんな時に使うのが適切ですか?
fewとa fewの違いは何ですか?
「few」は「ほとんどない」という否定的な意味合いで、数の少なさに不満や不足を感じているときに使います。一方、「a few」は「少しはある」という肯定的な意味合いで、数が少ないながらも存在することを認めているときに使います。どちらも数えられる名詞に用います。
littleとa littleの違いは何ですか?
「little」は「ほとんどない」という否定的な意味合いで、量の少なさに不満や不足を感じているときに使います。一方、「a little」は「少しはある」という肯定的な意味合いで、量が少ないながらも存在することを認めているときに使います。どちらも数えられない名詞に用います。
fewerとlessの違いは何ですか?
「fewer」は「few」の比較級で、数えられる名詞(可算名詞)に対して「より少ない数」を表現する際に使います。一方、「less」は「little」の比較級で、数えられない名詞(不可算名詞)に対して「より少ない量」を表現する際に使います。
fewの比較級と最上級は何ですか?
「few」の比較級は「fewer」、最上級は「fewest」です。これらは数えられる名詞に対して使われます。
fewは可算名詞、不可算名詞どちらに使うのですか?
「few」は可算名詞(数えられる名詞)にのみ使います。常に複数形の可算名詞を修飾します。
fewとlittleの使い分けはどのようにすれば良いですか?
「few」は数えられる名詞(可算名詞)に使い、「little」は数えられない名詞(不可算名詞)に使うのが基本的な使い分け方法です。
fewは単数、複数どちらの扱いになりますか?
「few」は常に複数形の可算名詞と共に使われるため、動詞も複数形に対応します。
fewはどんな時に使うのが適切ですか?
「few」は、数えられるものが「ほとんどない」という否定的なニュアンスを伝えたいときに適切です。話し手がその数の少なさに不満や不足を感じている状況で使われます。
まとめ
- 「few」は数えられる名詞に使い、「ほとんどない」という否定的な意味合いを持つ。
- 「few」の比較級は「fewer」、最上級は「fewest」となる。
- 「fewer」は数えられる名詞に対して「〜よりも少ない数」を表す。
- 「fewest」は数えられる名詞に対して「最も少ない数」を表す。
- 「a few」は「少しはある」という肯定的な意味合いで、数えられる名詞に使う。
- 「little」は数えられない名詞に使い、「ほとんどない」という否定的な意味合いを持つ。
- 「little」の比較級は「less」、最上級は「least」となる。
- 「less」は数えられない名詞に対して「〜よりも少ない量」を表す。
- 「least」は数えられない名詞に対して「最も少ない量」を表す。
- 「a little」は「少しはある」という肯定的な意味合いで、数えられない名詞に使う。
- 「fewer」と「less」の使い分けは、修飾する名詞が数えられるか数えられないかで決まる。
- 可算名詞には「fewer」、不可算名詞には「less」を使うのが文法的に正しい。
- 口語では「less」が可算名詞にも使われることがあるが、注意が必要。
- それぞれの単語が持つニュアンスと名詞の種類を理解することが重要。
- 多くの例文に触れ、繰り返し練習することで正確な使い分けが身につく。
