ドコモでスマホの機種変更を考えているけれど、「そういえば印鑑って必要なんだっけ?」と疑問に思っていませんか?昔は契約ごとに印鑑を押していたイメージがあり、必要なのかどうか気になりますよね。特に、いざドコモショップに行ってから「印鑑がないと手続きできません」なんてことになったら、二度手間になってしまいます。
この記事では、ドコモの機種変更で本当に印鑑が必要なのか、そして他にどんな持ち物が必要なのかを、ドコモショップ(店舗)とオンラインショップのパターン別に詳しく解説します。この記事を読めば、必要なものがすべて分かり、スムーズに機種変更の手続きを進めることができますよ。
【結論】ドコモの機種変更に印鑑は原則不要!

早速結論からお伝えすると、現在、ドコモの機種変更で個人の契約者が手続きする場合、印鑑(ハンコ)は原則として不要です。昔は契約書類への捺印が必須でしたが、今は手続きが簡略化され、多くの場合サイン(署名)で対応できるようになっています。
この変更の背景には、行政手続きをはじめ社会全体で進む「脱ハンコ」の流れや、デジタル化の推進があります。契約内容の確認も電子化が進み、タブレット上で内容を確認してサインする形式が一般的になりました。そのため、わざわざ印鑑を持参しなくても手続きが完結するのです。
ただし、「原則不要」というのには理由があり、一部例外的に印鑑が必要となるケースも存在します。その点については後ほど詳しく解説しますので、ご安心ください。
ドコモの機種変更で本当に必要なものリスト【パターン別】

印鑑が不要だと分かったところで、次に気になるのは「じゃあ、一体何を持っていけばいいの?」という点ですよね。機種変更の手続きは、ドコモショップ(店舗)で行うか、ドコモオンラインショップで行うかによって必要なものが異なります。また、契約者本人が行くのか、代理人が行くのかによっても変わってきます。ここでは、それぞれのパターン別に必要なものを分かりやすくリストアップしました。
- ドコモショップ(店舗)で本人が手続きする場合
- ドコモオンラインショップで手続きする場合
- 代理人が店舗で手続きする場合
ドコモショップ(店舗)で本人が手続きする場合の持ち物
まず、最も一般的なドコモショップの店頭で契約者本人が機種変更を行う場合の持ち物です。準備を万全にして、スムーズに手続きを終えましょう。
最低限これだけは用意しましょう。
- 本人確認書類
- 利用中のスマートフォンまたはSIMカード
- 事務手数料(後日請求)と機種代金
以下で、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
本人確認書類
契約者本人であることを証明するために、本人確認書類は必須です。以下のいずれか1点を、必ず原本で持参してください。(コピーは不可)
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 療育手帳
これらの書類に記載されている氏名、生年月日、現住所が最新の情報であることを確認しておきましょう。もし、引っ越しなどで住所が変わっている場合は、先に書類の更新手続きを済ませておく必要があります。
利用中のスマートフォンまたはUIMカード(SIMカード)
現在利用しているスマートフォン本体、またはその中に入っているUIMカード(SIMカード)も持参しましょう。 電話番号の確認や、契約内容の確認のために必要となります。
事務手数料と機種代金
ドコモショップで機種変更を行う場合、契約事務手数料として3,850円(税込)がかかります。 この手数料は、翌月の携帯電話料金とあわせて請求されるため、当日に現金で支払う必要はありません。
新しい機種の代金については、一括払いを希望する場合はその場で支払いが必要ですので、現金またはクレジットカードを準備しておきましょう。 分割払いを選択する場合は、当日の支払いは不要です。
ドコモオンラインショップで手続きする場合
自宅で好きな時間に手続きができるドコモオンラインショップは、忙しい方にとても便利です。店舗とは必要なものが少し異なります。
オンライン手続きで必要なのはこちらです。
- dアカウントのIDとパスワード
- 支払い用のクレジットカードまたは金融機関口座情報
オンラインショップの場合、店舗での対面確認がないため、本人確認書類の提示は基本的に不要です。 その代わりに、契約回線に紐づいたdアカウントでのログインが本人確認の役割を果たします。
dアカウントのIDとパスワード
ドコモオンラインショップで手続きを進めるには、dアカウントでのログインが必須です。 IDやパスワードを忘れてしまった場合は、事前にドコモの公式サイトで確認・再設定を済ませておくとスムーズです。
支払い用のクレジットカードまたは金融機関口座情報
機種代金の支払いのために、クレジットカードまたは特定の金融機関の口座情報が必要です。 一括払いだけでなく、分割払いの場合も登録が必要となりますので、手元に準備しておきましょう。
代理人が店舗で手続きする場合の追加の持ち物
契約者本人がドコモショップに行けず、家族などが代理で手続きを行う場合は、追加で必要な書類があります。不備があると手続きができないため、特に注意が必要です。
本人に加えて、代理人の書類も必要になります。
- 契約者の本人確認書類(原本)
- 代理人の本人確認書類(原本)
- 委任状
- (分割払いの場合)家族であると証明できる書類
契約者と代理人、両方の本人確認書類
手続きに行く代理人の方の本人確認書類はもちろん、契約者本人の本人確認書類も必要です。 どちらもコピーではなく、必ず原本を持参しましょう。
委任状
契約者本人が「代理人に手続きを委任します」という意思を示すための書類です。 委任状はドコモの公式サイトからダウンロードできます。必ず契約者本人がすべて記入し、捺印またはサインしたものを用意してください。 法人契約の場合は社印が必要です。
家族確認書類(分割払いの場合)
代理人が手続きを行い、かつ新しい機種を分割払いで購入する場合には、代理人が契約者の家族であることを証明する書類が追加で必要になることがあります。 戸籍謄本や、マイナンバー印字のない住民票などが該当します。
要注意!印鑑が必要になる例外的なケース

これまで「印鑑は原則不要」と説明してきましたが、例外的に印鑑が必要となるケースも存在します。多くの方には当てはまらないかもしれませんが、念のため確認しておきましょう。
- 法人契約の場合
- 口座振替の申込書を紙で提出する場合
法人契約の場合
個人契約ではなく、法人名義で契約しているスマートフォンの機種変更を行う場合は、法人の印鑑(社印)や印鑑証明書が必要になることがあります。 具体的には、登記簿謄本や印鑑証明書といった法人の確認書類の提出が求められます。 来店する担当者の方の本人確認書類(運転免許証など)や、社員証や名刺といった在籍を証明するものもあわせて必要です。 詳しくはドコモビジネスの公式サイトで確認するか、法人担当窓口に問い合わせるのが確実です。
口座振替の申込書を紙で提出する場合
毎月の料金支払いを口座振替にしていて、その申込書を紙(書面)で提出し直す場合、金融機関への届出印が必要になります。キャッシュカードを読み取って設定する場合は不要ですが、書面での手続きを選択した場合は、銀行印を持参する必要があることを覚えておきましょう。
ドコモの機種変更をスムーズに進めるための事前準備

必要な持ち物がわかったら、次はいよいよ手続きです。しかし、その前にもう一手間かけるだけで、当日の手続きが驚くほどスムーズに進みます。ここでは、機種変更を円滑に行うための4つの準備について解説します。
- 来店予約をして待ち時間を短縮
- データのバックアップを忘れずに
- dアカウントのIDとパスワードを確認しておく
- 欲しい機種の在庫を確認する
来店予約をして待ち時間を短縮
ドコモショップは、時間帯によっては非常に混雑します。予約なしで行くと、何時間も待たされてしまうことも珍しくありません。そこで活用したいのが「来店予約」です。ドコモの公式サイトやMy docomoアプリから簡単に予約ができ、指定した時間に行けば優先的に案内してもらえます。貴重な時間を無駄にしないためにも、来店予約は必須と言えるでしょう。
データのバックアップを忘れずに
新しいスマートフォンを手に入れるのは嬉しいですが、写真や連絡先、アプリなどのデータが消えてしまっては大変です。機種変更の前には、必ずデータのバックアップを取りましょう。iPhoneならiCloudやパソコンのiTunes、AndroidならGoogleアカウントやSDカードを利用してバックアップができます。ドコモが提供する「ドコモデータコピー」アプリを利用するのも一つの手です。万が一に備え、大切なデータは自分で守る意識が重要です。
dアカウントのIDとパスワードを確認しておく
これは特にオンラインショップで手続きする際に重要ですが、ドコモショップでもdアカウントへのログインを求められる場面があります。 例えば、dポイントを利用して機種代金を支払う場合などです。いざという時に「ID・パスワードが分からない!」と慌てないように、事前に確認してメモしておくことをおすすめします。
欲しい機種の在庫を確認する
せっかくドコモショップに行ったのに、お目当ての機種やカラーの在庫がなかったら残念ですよね。特に人気の最新機種は、発売直後などは品薄になりがちです。事前に店舗へ電話で問い合わせるか、ドコモオンラインショップで在庫状況を確認しておくと、無駄足を防ぐことができます。オンラインショップなら、在庫があればそのまま注文して自宅や店舗で受け取ることも可能です。
ドコモオンラインショップとドコモショップ、どっちがお得?

機種変更の手続きは、オンラインショップと店舗のどちらでも可能ですが、それぞれにメリット・デメリットがあります。自分に合った方法を選ぶことで、時間も費用も節約できるかもしれません。ここでは両者の特徴を比較してみましょう。
- ドコモオンラインショップのメリット
- ドコモショップのメリット
- 自分に合った手続き方法を選ぼう
ドコモオンラインショップのメリット
ドコモオンラインショップの最大の魅力は、その手軽さとコストパフォーマンスの高さにあります。
- 契約事務手数料が無料:店舗でかかる3,850円(税込)の手数料が0円になります。 これは非常に大きなメリットです。
- 24時間いつでも申込可能:店舗の営業時間を気にする必要がなく、仕事終わりや深夜でも、自分の好きなタイミングで手続きができます。
- 待ち時間なし:自宅で手続きが完結するため、店舗での長い待ち時間から解放されます。
- オンライン限定のキャンペーン:オンラインショップ限定の割引やキャンペーンが実施されることがあり、店舗よりお得に購入できる場合があります。
ドコモショップのメリット
一方、ドコモショップには対面ならではの安心感があります。
- 専門スタッフに直接相談できる:料金プランや機種の操作方法など、分からないことをその場で直接質問し、アドバイスをもらえます。
- 初期設定やデータ移行のサポート:スマートフォンの操作に不安がある方でも、有料または無料で初期設定やデータ移行のサポートを受けられる場合があります。
- 実機を触って確認できる:購入前に実際にスマートフォンを手に取り、大きさや重さ、操作感を確かめることができます。
自分に合った手続き方法を選ぼう
どちらの方法が良いかは、その人の状況や何を重視するかによって異なります。
少しでも費用を抑えたい、日中忙しくて店舗に行く時間がない、スマホの操作に慣れているという方には、ドコモオンラインショップが断然おすすめです。
一方で、料金プランなどをじっくり相談したい、初期設定やデータ移行に不安がある、実物を見てから決めたいという方は、ドコ-モショップを選ぶと安心でしょう。
それぞれのメリットを理解し、ご自身のスタイルに合った方法で、賢く機種変更を進めてください。
よくある質問

ここでは、ドコモの機種変更に関して、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。手続き前の最終確認として、ぜひお役立てください。
家族名義のスマホを機種変更する場合、必要なものは?
親名義のスマートフォンを子供が使っているケースなどですね。この場合、手続きを行うのが誰かによって必要なものが変わります。基本的には「代理人が手続きする場合」と同じ考え方です。 契約者である親の本人確認書類、手続きに行く子供(利用者)の本人確認書類、そして親が記入した委任状が必要です。 オンラインショップでは、契約者(親)のアカウントでログインすれば、子供(利用者)が手続きを進めることも可能です。
未成年者が機種変更する場合、必要なものは?
契約者が未成年者の場合、ドコモオンラインショップでの手続きはできません。 必ずドコモショップに来店する必要があります。機種変更だけであれば、基本的に親権者の同意書や同伴は不要ですが、分割払いの申し込みなど、手続き内容によっては親権者の同意書や本人確認書類が必要になる場合があります。 念のため、事前に店舗に確認しておくと安心です。
本人確認書類は何が使えますか?
ドコモの機種変更で有効な本人確認書類は、運転免許証、マイナンバーカード、身体障がい者手帳、精神障がい者保健福祉手帳、療育手帳などです。 いずれも有効期限内で、現住所が記載されている原本が必要です。健康保険証は、単体では本人確認書類として認められない場合が多いためご注意ください。
委任状はどこでダウンロードできますか?
委任状は、ドコモの公式サイトからPDF形式でダウンロードできます。プリンターで印刷し、必ず契約者本人がすべての項目を直筆で記入してください。 記入漏れや不備があると手続きができないため、提出前にしっかり確認しましょう。
まとめ

- ドコモの個人契約の機種変更では、印鑑は原則不要です。
- 手続きは基本的にサイン(署名)で行われます。
- ドコモショップでは本人確認書類と利用中の機種が必要です。
- オンラインショップではdアカウントと支払い情報が必要です。
- 代理人が手続きする場合は委任状と双方の本人確認書類が必須です。
- 法人契約の場合は社印や印鑑証明書が必要なことがあります。
- 口座振替申込書を紙で提出する場合、金融機関届出印が必要です。
- 店舗に行く際は、来店予約をすると待ち時間が短縮できます。
- 機種変更前には、必ずデータのバックアップを取りましょう。
- dアカウントのIDとパスワードは事前に確認しておくとスムーズです。
- オンラインショップは事務手数料が無料で24時間手続き可能です。
- 店舗では専門スタッフに対面で相談できる安心感があります。
- 費用を抑えたいならオンライン、相談したいなら店舗がおすすめです。
- 未成年者契約の機種変更はオンラインではできず、店舗での手続きとなります。
- 委任状はドコモ公式サイトからダウンロードし、契約者本人が記入します。