いよいよ今日から新しいバイトが始まる!…でも、採用担当者から初日の持ち物について何も言われていない…。「何を持っていけばいいんだろう?」「忘れ物をして、初日から迷惑をかけたくないな…」そんな不安な気持ちでいっぱいになっていませんか?
初めてのバイトや、久しぶりのバイトだと特に、何が必要なのか分からず戸惑ってしまいますよね。でも、安心してください。この記事を読めば、そんなあなたの不安は一気に解消されます。本記事では、バイト初日に持ち物を言われなかった場合の対処法から、どんな職種でも共通して必要な持ち物、さらには業種別の持ち物リストまで、あなたの「どうしよう」を解決するための情報を詰め込みました。
バイト初日に持ち物を言われなかった時のベストな対処法

バイト初日の持ち物について連絡がないと、不安になりますよね。そんな時、一番確実で安心なのは、ずばり、バイト先に電話して確認することです。聞きにくいと感じるかもしれませんが、働く意欲の表れと捉えてもらえることがほとんどなので、心配はいりません。
この章では、バイト先に持ち物を確認する際の具体的な方法や、電話をかける際のポイントについて詳しく解説します。
【最善策】バイト先に電話で確認しよう
持ち物を言われなかった場合、最も確実なのは採用担当者に直接電話で確認することです。 メールでの問い合わせも可能ですが、初出勤日が迫っている場合は、すぐに返信が来ない可能性も考えられます。電話であればその場で疑問が解消され、安心して初日を迎えられます。
「忙しい時間帯に電話をしたら迷惑かな…」とためらってしまう気持ちも分かります。しかし、持ち物を確認することは、仕事に対する真摯な姿勢を示すことにも繋がります。初日から忘れ物をして気まずい思いをするよりも、事前に確認しておく方がお互いにとって気持ちよくスタートできるはずです。
電話をかける時間帯のマナー
バイト先に電話をかける際は、相手の状況を配慮した時間帯を選ぶのがマナーです。 業種によって忙しい時間帯は異なるため、以下を参考にしてください。
- 飲食店: ランチタイム(11時~14時頃)やディナータイム(18時~21時頃)のピークタイムは避け、14時~17時頃にかけるのがおすすめです。
- コンビニ・スーパー: お客様が集中する朝の通勤・通学時間帯(7時~9時頃)や夕方(17時~19時頃)、お昼時を避け、10時~11時頃や13時~16時頃が良いでしょう。
- オフィスワーク: 始業直後や終業間際、お昼休憩の時間帯(12時~13時頃)は避け、10時~12時前、14時~16時頃にかけるのが一般的です。
電話をかける前には、静かな場所で、メモとペンを用意しておくことも忘れないようにしましょう。
電話での聞き方【例文付き】
いざ電話をかけるとなると、何と言って切り出せばいいか緊張しますよね。そんな時は、以下の例文を参考にしてみてください。落ち着いて、はっきりと話すことを心がけましょう。
【例文】
「お忙しいところ恐れ入ります。先日、アルバイトの採用のご連絡をいただきました〇〇(あなたの名前)と申します。採用担当の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか?」
(担当者に代わったら)
「お世話になっております。〇月〇日〇時からお世話になります、〇〇です。初日の出勤にあたり、持ち物についてお伺いしたくご連絡いたしました。何か必要なものはございますでしょうか?」
このように、最初に自分の名前と、いつから勤務するのかを明確に伝えると、相手も分かりやすくスムーズに話が進みます。 もし持ち物を指示されたら、復唱して確認し、お礼を言って電話を切りましょう。
電話以外での確認方法はある?
基本的には電話での確認が最も確実ですが、採用担当者からメールアドレスやLINEなどの連絡先を伝えられている場合は、そちらで問い合わせることも可能です。ただし、返信に時間がかかる可能性があることは念頭に置いておきましょう。
また、求人情報や採用時に受け取った書類に、持ち物に関する記載がないか再度確認してみるのも一つの手です。意外なところに見落としがあるかもしれません。
どうしても電話で確認できなかった、あるいは連絡がつかなかったという場合は、次の章で紹介する「最低限持っていくべき持ち物」を準備して初日に臨みましょう。
【これだけは必須】言われなくても持っていくべき持ち物リスト

バイト先から特に指示がなかったとしても、手ぶらで行くのは避けたいものです。 契約手続きや仕事内容の説明など、初日は何かと必要なものが出てくる可能性があります。ここでは、どんなバイトでも共通して「これだけは持っていけば安心」という必須アイテムをリストアップしました。 忘れ物がないか、前日にしっかりチェックしましょう。
契約・手続きに必要なもの
バイト初日は、雇用契約書への記入など、事務的な手続きを行うことが多くあります。 その際に必要となるものを忘れると、手続きが後日になってしまうなど、手間がかかってしまう可能性も。以下のものは、言われなくても持参するとスムーズです。
- 印鑑(認印でOK): 契約書や各種書類への捺印に必要です。 シャチハタは不可の場合が多いので、朱肉を使うタイプの印鑑を用意しましょう。
- 給与振込先の口座情報がわかるもの(通帳やキャッシュカード): 給与の振込先を登録するために必要です。 口座は本人名義のものを用意しましょう。
- 身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など): 本人確認のために提示を求められることがあります。
- マイナンバーがわかるもの: 会社が従業員を雇用する際には、行政へマイナンバーを提出する義務があります。 マイナンバーカードや通知カード、マイナンバー記載の住民票の写しなどを持参しましょう。
仕事で必ず使うもの
次に、実際に仕事をする上で必要になる可能性が高いアイテムです。これらは社会人としての基本的な持ち物とも言えるので、常にカバンに入れておく習慣をつけると良いでしょう。
- 筆記用具(ボールペン、シャープペンシルなど): 書類への記入はもちろん、仕事を教わる際にメモを取るためにも必須です。 黒のボールペンは必ず一本入れておきましょう。
- メモ帳: 教わった仕事内容や手順、大切な指示などを書き留めるために欠かせません。 スマートフォンのメモ機能を使うのは、職場によってはマナー違反と見なされることもあるため、紙のメモ帳を用意するのが無難です。 ポケットに入るサイズのものが便利です。
- スマートフォン・携帯電話: 緊急時の連絡手段として必要です。 また、出勤時間を管理したり、今後のシフトを確認したりする際にも役立ちます。
- 腕時計: 職場に時計があるとは限りません。 勤務中にスマートフォンで時間を確認するのは印象が良くない場合もあるため、腕時計があるとスマートに時間を確認できます。
あると便利なもの
必須ではありませんが、持っていると何かと役立ち、周りへの配慮もできるアイテムです。準備に余裕があれば、ぜひ加えてみてください。
- クリアファイル: 契約書などの重要な書類を、折ったり汚したりせずに持ち帰るために役立ちます。
- スケジュール帳: 今後のシフト希望を聞かれた際に、すぐに自分の予定を確認できます。 スマートフォンのカレンダーアプリでも代用可能です。
- ハンカチ・ティッシュ: 身だしなみとして持っておきたいアイテムです。
- 小さな絆創膏: 慣れない作業で小さな怪我をしてしまうこともあるかもしれません。いざという時にあると安心です。
- 予備のマスク: 業種によってはマスク着用が必須の場合もあります。汚れたり紐が切れたりした時のために、予備を一枚持っておくと良いでしょう。
【業種別】バイト初日の持ち物リスト|これがあれば更に安心!

基本的な持ち物に加えて、働くお店の業種によって必要になるものが変わってきます。ここでは、代表的な業種をいくつかピックアップし、それぞれに特有の持ち物リストをご紹介します。自分のバイト先に合わせて、準備の参考にしてくださいね。
飲食店(カフェ・レストラン・居酒屋など)
飲食店では、特に衛生面に関する持ち物が重要になります。清潔感を第一に考え、準備をしましょう。
- 黒いズボン・黒い靴: 制服が上着のみ支給され、下は自前で用意するケースが多くあります。 指定がない場合でも、汚れが目立ちにくい黒の無地のパンツと、滑りにくく動きやすい黒い靴(スニーカーなど)を用意しておくと無難です。
- 髪をまとめるゴムやピン、ヘアネット: 髪が長い場合は、衛生上の観点から必ずまとめる必要があります。 お辞儀をしたときに髪が落ちてこないよう、しっかりと留められるものを用意しましょう。
- 小さなタオル・ハンカチ: 汗を拭いたり、手を洗った後に使ったりと、何かと出番が多くなります。
- 絆創膏: 包丁や調理器具で指を切ってしまうなど、小さな怪我をしやすい環境です。防水タイプのものがおすすめです。
特に飲食店では、爪を短く切っておく、長い髪はまとめる、派手なネイルやアクセサリーは外す、香りの強い香水はつけないといった身だしなみの基本を徹底することが大切です。
コンビニ・スーパー
コンビニやスーパーは、立ち仕事で動き回ることが多い職場です。動きやすさを重視した準備が必要です。
- 動きやすい服装・靴: 制服に着替える場合がほとんどなので、出勤時の服装はシンプルで動きやすいものが良いでしょう。 ダメージジーンズや派手な装飾のある服は避けるのが無難です。 靴は長時間の立ち仕事でも疲れにくいスニーカーなどがおすすめです。
- カッターナイフ: 段ボールの開封作業などで使用することがあります。貸してもらえる場合も多いですが、自分用のものがあると便利な場面も。
- 油性ペン: 商品のバックヤード整理や、廃棄商品のチェックなどで使うことがあります。
コンビニバイトは覚えることが多岐にわたるため、初日は特にメモ帳と筆記用具が活躍します。 分からないことは積極的に質問し、メモを取る姿勢を見せることが、仕事を早く覚えるコツです。
オフィスワーク(事務・コールセンターなど)
オフィスワークの場合、服装はオフィスカジュアルを指定されることが多いです。清潔感のある服装を心がけましょう。
- オフィスカジュアルな服装: 襟付きのシャツやブラウスに、チノパンやきれいめのスカートなどが基本です。 面接時の服装に近いイメージで準備すると良いでしょう。
- 羽織れるもの(カーディガンなど): オフィス内は空調が効きすぎていることがあります。体温調節ができるように、一枚羽織れるものがあると安心です。
- クリアファイル: 研修資料などを配布されることが多いため、A4サイズの書類が入るクリアファイルがあると便利です。
- タンブラーや蓋つきのカップ: デスクで飲み物を飲む際に、倒してもこぼれにくい蓋つきのものがおすすめです。
コールセンターなど、お客様対応の研修がある場合は、覚えることがたくさんあります。大きめのノートや複数の色のペンがあると、情報を整理しやすくなります。
アパレル・雑貨販売
アパレルや雑貨の販売員は、お店の「顔」となる存在です。お店の雰囲気に合った、おしゃれで清潔感のある服装が求められます。
- お店の雰囲気に合った服装: 働くお店のテイストに合わせた服装を心がけましょう。 ただし、全身をそのブランドのアイテムで揃える必要はありません。清潔感を第一に、お店のイメージから大きく外れないコーディネートを考えましょう。競合ブランドのロゴが大きく入った服は避けるのがマナーです。
- ストッキングの予備: 女性の場合、ストッキングが伝線してしまった時のために、予備を一つ持っておくと安心です。
- メジャー: お客様のサイズを測ったり、商品の大きさを確認したりする際に役立ちます。
- 電卓: 在庫管理や売上計算などで使うことがあります。スマートフォンではなく、シンプルな機能の電卓があると便利です。
初日は、お店の商品について学ぶ時間も多いでしょう。気になったことや覚えたことを書き留めるためのメモ帳は、ここでも必須アイテムです。
バイト初日に持ち物を忘れた!そんな時のスマートな対処法

「前日にしっかり確認したはずなのに、うっかり忘れ物をしてしまった…!」そんな時、焦ってパニックになる必要はありません。大切なのは、誠実に対応することです。ここでは、万が一バイト初日に持ち物を忘れてしまった場合の対処法を解説します。落ち着いて行動すれば、大きな問題にはなりません。
まずは正直に謝罪する
忘れ物に気づいたら、すぐに担当者に正直に報告し、謝罪しましょう。「申し訳ありません、〇〇を忘れてしまいました」と素直に伝えることが大切です。言い訳をしたり、隠そうとしたりするのは絶対にやめましょう。誠実な態度は、かえって信頼に繋がることもあります。
初日から忘れ物をしてしまうと、「やる気がないのでは?」と思われないか不安になるかもしれません。しかし、誰にでもうっかりミスはあります。大切なのは、その後の対応です。きちんと謝罪することで、あなたの真摯な気持ちは伝わります。
代替案を提案する
謝罪した後は、どうすればよいか指示を仰ぎましょう。その際、「もしよろしければ、〇〇で代用させていただくことは可能でしょうか?」や「本日中に提出が必要でしたら、お昼休みに取りに帰ることはできますか?」など、自分から代替案を提案できると、より前向きな印象を与えられます。
例えば、印鑑を忘れた場合は「後日、持参しますので、本日は捺印なしで進めさせていただいてもよろしいでしょうか?」と確認したり、筆記用具を忘れた場合は「大変恐縮ですが、お借りすることはできますでしょうか?」とお願いしたりするなど、状況に応じた対応を考えましょう。
現地で調達できるか確認する
忘れたものが筆記用具やメモ帳など、近くのコンビニや文房具店で購入できるものであれば、「近くで購入してきますので、少しだけお時間をいただけないでしょうか?」と相談するのも一つの方法です。 もちろん、勝手に持ち場を離れるのではなく、必ず担当者の許可を得てから行動してください。
ただし、身分証明書や契約に必要な書類など、すぐに用意できないものを忘れた場合は、正直にその旨を伝え、後日提出する約束をしましょう。大切なのは、忘れ物をしたという事実を隠さず、誠実に対応する姿勢を見せることです。
よくある質問

ここでは、バイト初日の持ち物に関して、多くの人が疑問に思うことをQ&A形式でまとめました。あなたの小さな「?」も、ここで解決できるかもしれません。
Q1. バイト初日の持ち物について、採用担当者から「特にない」と言われました。本当に手ぶらで行っても大丈夫ですか?
A1. 「特にない」と言われた場合でも、完全に手ぶらで行くのは避けた方が賢明です。 担当者の方は、契約書類などをすでに準備済みで、あなた個人に用意してもらうものはない、という意味で言ったのかもしれません。しかし、仕事を教わる際にメモを取るための筆記用具とメモ帳、そして契約書にサインするための印鑑は、最低限持参すると安心です。 これらは社会人としての基本セットと考えて、カバンに入れておきましょう。
Q2. 給料の振込先口座は、ネット銀行でも大丈夫ですか?
A2. 多くの場合はネット銀行でも問題ありませんが、バイト先によっては金融機関を指定されることがあります。 特に、会社が給与振込手数料を負担する場合、特定の銀行に統一しているケースが見られます。もし不安な場合は、事前に「給与振込口座は〇〇銀行(ネット銀行名)でも大丈夫でしょうか?」と確認しておくと確実です。確認しそびれた場合は、念のため都市銀行や地方銀行など、一般的な金融機関の口座情報もわかるようにしておくと、より安心できます。
Q3. 筆記用具は、ボールペンだけでいいですか?シャープペンシルも必要ですか?
A3. 必須なのは、公的な書類にも使える黒のボールペンです。これさえあれば、契約書へのサインなどには対応できます。 しかし、シャープペンシルや消しゴムもあると、メモを取る際に書き直しができて便利です。また、重要なポイントを色分けしてメモしたい場合は、赤ペンなど複数の色のペンがあると、後で見返したときに分かりやすくなります。必須ではありませんが、何本かペンケースに入れておくと、様々な場面で役立つでしょう。
Q4. バイト初日に必要な書類(住民票など)を役所に取りに行く時間がありません。どうすればいいですか?
A4. まずは正直に、書類の準備が間に合わないことを採用担当者に連絡しましょう。 無断で持参しないのが一番よくありません。その上で、「〇月〇日までには必ず提出いたします」と、具体的な提出日を約束しましょう。誠実に対応すれば、理解してもらえるはずです。役所での手続きが必要な書類は、準備に時間がかかることをバイト先も理解している場合が多いです。大切なのは、早めに報告・相談することです。
Q5. 持ち物を入れるカバンは、どんなものがいいですか?リュックでも大丈夫ですか?
A5. 清潔感があり、派手すぎないデザインであれば、リュックでもトートバッグでも問題ありません。大切なのは、A4サイズの書類が折らずに入る大きさであることです。 初日は契約書や研修資料など、A4サイズの書類を受け取ることが多いため、それらがきれいに入るカバンを選びましょう。 あまりに小さいバッグや、ブランドロゴが大きく主張しているようなものは避けた方が無難です。
まとめ

- 持ち物を言われなかったら、まずバイト先に電話で確認するのがベスト。
- 電話は飲食店のピーク時などを避け、相手の忙しくない時間にかけるのがマナー。
- 言われなくても「印鑑」「口座情報」「身分証」「筆記用具」「メモ帳」は必須。
- 契約書類をきれいに持ち帰るためにクリアファイルがあると便利。
- 飲食店では衛生面を重視し、髪をまとめるゴムやピンは必ず用意する。
- コンビニやスーパーは動きやすさが重要。疲れにくい靴を選ぶこと。
- オフィスワークでは体温調節のための羽織れるものがあると快適。
- アパレルは店の雰囲気に合った清潔感のある服装を心がける。
- 忘れ物をしたら、まずは正直に謝罪することが最も大切。
- 忘れ物の代替案を自分から提案できると、前向きな印象を与えられる。
- 「持ち物なし」と言われても、筆記用具と印鑑は持参すると安心。
- 給与振込口座は、指定がないか事前に確認しておくと確実。
- カバンはA4サイズの書類が折らずに入る大きさのものを選ぶこと。
- 初日の不安は事前の準備で大きく解消できる。
- 自信を持って、笑顔で初日をスタートさせることが成功の鍵。