小学生高学年になると、乳歯から永久歯への生え変わりが進み、お口の中の環境が大きく変化します。この時期は、虫歯のリスクが高まるだけでなく、将来の歯の健康を左右する大切な時期です。お子さまに合った歯磨き粉を選ぶことは、毎日の歯磨きを効果的にし、虫歯から歯を守るための重要な一歩となります。
本記事では、小学生高学年のお子さまに最適な歯磨き粉の選び方から、具体的なおすすめ商品、さらに歯磨き粉以外の虫歯予防のコツまで、詳しく解説します。お子さまの健やかなお口の成長をサポートするために、ぜひ参考にしてください。
小学生高学年の歯磨き粉選びで大切な3つのポイント

小学生高学年のお子さまが使う歯磨き粉を選ぶ際には、いくつかの大切なコツがあります。この時期は永久歯が生え始め、歯質がまだ未熟なため、大人とは異なる配慮が必要です。ここでは、特に注目すべき3つのポイントを解説します。
フッ素濃度は年齢に合ったものを選ぶ
フッ素は、歯の再石灰化を促し、歯質を強化することで虫歯予防に非常に効果的な成分です。小学生高学年(6~14歳)の場合、フッ素濃度は1000ppm程度が推奨されていましたが、2023年1月からは成人と同様に1500ppm(市販品では1450ppmが多い)が推奨されるようになりました。ただし、お子さまが歯磨き粉を飲み込んでしまう可能性や、うがいが十分にできない場合は、歯科医師や歯科衛生士に相談し、適切なフッ素濃度の歯磨き粉を選ぶことが大切です。
フッ素濃度が明記されている商品を選ぶようにしましょう。
研磨剤の有無と種類に注目する
歯磨き粉に含まれる研磨剤は、歯の表面の汚れを落とす役割がありますが、乳歯や生え始めの永久歯はエナメル質が薄く柔らかいため、研磨剤によって歯を傷つけてしまう可能性があります。 そこで、小学生高学年のお子さまには、研磨剤が無配合、または低研磨タイプの歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。 研磨剤が含まれていないジェルタイプの歯磨き粉も多く、歯や歯茎に優しく磨けるため、選択肢の一つとして検討すると良いでしょう。
味が子どもの好みに合うか確認する
どんなに虫歯予防に効果的な歯磨き粉でも、お子さまが嫌がって使ってくれなければ意味がありません。小学生高学年になると、甘すぎるフルーツ味を卒業し、大人向けのミント味に移行したいと考えるお子さまもいます。 しかし、大人用のミントは刺激が強すぎると感じる場合もあるため、辛くない優しいミント味や、レモンティー味など、お子さまが毎日楽しく歯磨きできるような味を選ぶことが大切です。
複数のフレーバーを試して、お子さまのお気に入りを見つけるのも良い方法です。
小学生高学年向け歯磨き粉の人気おすすめ商品5選

ここでは、小学生高学年のお子さまに特におすすめしたい人気の歯磨き粉を5つご紹介します。それぞれの商品の特徴を比較し、お子さまにぴったりの一本を見つけるための参考にしてください。
- ライオン チェックアップジェル
- ライオン クリニカJr.ハミガキ
- サンスター Doクリア こどもハミガキ
- アパガード アパキッズ
- パックスこどもジェルはみがき
- ライオン チェックアップジェル:フッ素が歯に留まりやすいジェルタイプ
- ライオン クリニカJr.ハミガキ:大人への移行をサポートするミント味
- サンスター Doクリア こどもハミガキ:低研磨でしっかり磨けるペーストタイプ
- アパガード アパキッズ:歯の再石灰化を促す薬用ハイドロキシアパタイト配合
- パックスこどもジェルはみがき:天然由来成分にこだわる方へ
ライオン チェックアップジェル:フッ素が歯に留まりやすいジェルタイプ
ライオンの「チェックアップジェル」は、歯科医院でもよく推奨されるフッ素配合の歯磨きジェルです。 研磨剤や発泡剤が無配合なので、歯や歯茎に優しく、泡立ちが少ないため、じっくり丁寧に磨くことができます。 フッ素が歯に長く留まることで、虫歯予防効果を高めることが期待できます。 ピーチ、グレープ、レモンティー、ミントなど、複数のフレーバーがあり、お子さまの好みに合わせて選べる点も魅力です。
ライオン クリニカJr.ハミガキ:大人への移行をサポートするミント味
ライオンの「クリニカJr.ハミガキ」は、小学校高学年から中学生向けに開発された歯磨き粉です。 辛くない優しいミント香味で、フルーツ味から大人向けのミント味へのスムーズな移行をサポートします。 フッ素と薬用成分「デキストラナーゼ酵素」が配合されており、歯の再石灰化を促進し、歯垢(プラーク)そのものを分解・除去することで、虫歯を予防します。
清掃スクラブも配合され、歯垢除去効果を高める工夫がされています。
サンスター Doクリア こどもハミガキ:低研磨でしっかり磨けるペーストタイプ
サンスターの「Doクリア こどもハミガキ」は、低研磨剤配合のペーストタイプの歯磨き粉です。 歯や歯ぐきを傷つけにくい設計でありながら、歯垢をしっかりと落とすことができます。 ソフトミント味など、お子さまが使いやすいフレーバーが用意されており、毎日の歯磨きを習慣化しやすいでしょう。 長持ちするブラシ毛の歯ブラシと合わせて使うことで、より効果的なオーラルケアが可能です。
アパガード アパキッズ:歯の再石灰化を促す薬用ハイドロキシアパタイト配合
アパガードの「アパキッズ」は、薬用ハイドロキシアパタイトが配合された子ども用歯磨き粉です。 薬用ハイドロキシアパタイトは、歯のエナメル質を修復し、再石灰化を促すことで、初期虫歯の予防に効果を発揮します。 研磨剤無配合で、デリケートな子どもの歯を優しくケアできます。 フッ素とは異なるアプローチで虫歯予防をしたいと考える方におすすめです。
パックスこどもジェルはみがき:天然由来成分にこだわる方へ
「パックスこどもジェルはみがき」は、研磨剤・発泡剤不使用で、天然由来成分100%にこだわって作られた歯磨きジェルです。 合成界面活性剤やサッカリン、防腐剤なども使用しておらず、お子さまの口に入れるものに安心感を求める保護者の方に選ばれています。 泡立ちが控えめなので、じっくりと歯を磨くことができ、歯磨き後の不快感が少ないのも特徴です。
お子さまが好きなフルーツフレーバーで、楽しく歯磨きを続けられます。
歯磨き粉だけじゃない!小学生高学年の虫歯予防のコツ
歯磨き粉選びも大切ですが、小学生高学年のお子さまの虫歯予防には、歯磨き粉以外のケアも欠かせません。ここでは、日々の生活で実践できる虫歯予防のコツを3つご紹介します。
正しい歯磨きの進め方を見直す
小学生高学年になると、自分で歯磨きをする機会が増えますが、正しい磨き方ができているか確認することが重要です。歯ブラシの持ち方は鉛筆持ちで、力を入れすぎずに小刻みに動かす「スクラッピング法」が基本です。 歯に対して直角に歯ブラシを当て、歯と歯茎の境目や奥歯の溝など、磨き残しが多い部分を意識して丁寧に磨くことが大切です。
親子で一緒に歯磨きをしたり、歯科医院でブラッシング指導を受けたりするのも良い方法です。
定期的な歯科検診の重要性
虫歯予防には、毎日の歯磨きだけでなく、定期的な歯科検診も非常に重要です。子どもの歯科検診は、3~4ヶ月に1回の頻度で受けることが推奨されています。 歯科検診では、虫歯のチェックだけでなく、歯並びや噛み合わせの確認、磨き残しのチェック、フッ素塗布、そして正しい歯磨き方法の指導などが行われます。 早期に虫歯や歯並びの問題を発見し、適切な処置を行うことで、将来の口腔内の健康を守ることにつながります。
食生活にも気を配る
虫歯は、口の中の細菌が糖分を分解して酸を作り、歯を溶かすことで発生します。 そのため、日々の食生活も虫歯予防に大きく影響します。特に、砂糖を多く含むお菓子やジュースの摂取を控え、間食の回数を減らすことが大切です。 歯に良いとされるカルシウムやビタミンDが豊富な乳製品、緑黄色野菜、魚などを積極的に取り入れ、バランスの取れた食事を心がけましょう。
食後に水を飲んで口内を洗浄する習慣も、虫歯予防に役立ちます。
よくある質問

- 小学生高学年向けの歯磨き粉はいつまで使うべきですか?
- 大人用の歯磨き粉を小学生高学年が使っても大丈夫ですか?
- 歯磨き粉の泡立ちが少ない方が良いのはなぜですか?
- ジェルタイプの歯磨き粉は効果がありますか?
- 歯磨き粉を嫌がる子どもにはどうすれば良いですか?
小学生高学年向けの歯磨き粉はいつまで使うべきですか?
永久歯が生え揃い、うがいがしっかりできるようになる中学生くらいまでを目安に、子ども用歯磨き粉を使うのが一般的です。 その後、お子さまの口腔内の状態や好みに合わせて、大人用歯磨き粉への移行を検討すると良いでしょう。 歯科医師や歯科衛生士に相談して、適切なタイミングを決めることをおすすめします。
大人用の歯磨き粉を小学生高学年が使っても大丈夫ですか?
大人用の歯磨き粉には、研磨剤が多く含まれていたり、ミントの刺激が強すぎたりするものがあります。 小学生高学年のデリケートな歯や歯茎を傷つけたり、刺激が強すぎて歯磨きを嫌がる原因になったりする可能性があるので、基本的には子ども向けの歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。 ただし、辛くない優しいミント味など、子ども向けに配慮された大人用歯磨き粉であれば、様子を見ながら使用することも可能です。
歯磨き粉の泡立ちが少ない方が良いのはなぜですか?
泡立ちが少ない歯磨き粉は、口の中が泡でいっぱいになりにくいため、歯ブラシの毛先がどこに当たっているかを確認しやすく、じっくりと丁寧に磨くことができます。 特に、お子さまが泡を嫌がって歯磨き時間が短くなったり、保護者が仕上げ磨きの際に磨き残しを確認しにくくなったりするのを防ぐメリットがあります。
ジェルタイプの歯磨き粉は効果がありますか?
ジェルタイプの歯磨き粉は、研磨剤や発泡剤が無配合のものが多く、歯や歯茎に優しいのが特徴です。 フッ素などの薬用成分が歯に密着しやすく、虫歯予防効果が期待できます。 泡立ちが少ないため、時間をかけて丁寧に磨きたい場合や、電動歯ブラシを使用する場合にも適しています。 着色汚れを落とす効果はペーストタイプより弱い傾向がありますが、虫歯予防には十分効果的です。
歯磨き粉を嫌がる子どもにはどうすれば良いですか?
歯磨き粉を嫌がるお子さまには、まず味や香りの好みに合うものを見つけることが大切です。 甘すぎないフルーツ味や、刺激の少ないミント味など、様々なフレーバーを試してみましょう。 また、泡立ちが少ないジェルタイプや、うがいが不要なタイプもおすすめです。 歯磨き粉を使わない日を設けたり、少量を試したりするなど、無理強いせずに楽しく歯磨きができる工夫をすることが大切です。
まとめ
- 小学生高学年の歯磨き粉選びは、永久歯の健康を守るために重要です。
- フッ素濃度は年齢に合ったものを選び、6~14歳は1500ppm(市販品1450ppm)が推奨されています。
- 研磨剤無配合または低研磨の歯磨き粉を選ぶと、デリケートな歯を傷つけません。
- お子さまが毎日楽しく使えるよう、好みに合った味や香りの歯磨き粉を選びましょう。
- ライオン チェックアップジェルはフッ素が歯に留まりやすく、研磨剤無配合のジェルタイプです。
- ライオン クリニカJr.ハミガキは、大人への移行をサポートする優しいミント味です。
- サンスター Doクリア こどもハミガキは、低研磨でしっかり磨けるペーストタイプです。
- アパガード アパキッズは、薬用ハイドロキシアパタイトで歯の再石灰化を促します。
- パックスこどもジェルはみがきは、天然由来成分にこだわる方におすすめのジェルタイプです。
- 歯磨き粉だけでなく、正しい歯磨きの進め方を身につけることが大切です。
- 3~4ヶ月に1回の定期的な歯科検診で、虫歯予防と口腔ケアを行いましょう。
- 砂糖の摂取を控え、バランスの取れた食生活も虫歯予防に欠かせません。
- 泡立ちが少ない歯磨き粉は、丁寧に磨きやすく、磨き残しを確認しやすいメリットがあります。
- ジェルタイプの歯磨き粉は、フッ素などの薬用成分が歯に密着しやすく、虫歯予防に効果的です。
- 歯磨き粉を嫌がる場合は、味やタイプを変えたり、無理強いせずに工夫したりしましょう。
