目薬をさしたときに「しみる」「ツンとする」といった刺激を感じて、苦手意識を持っている方は少なくありません。特に敏感な目の方や、お子さんに目薬をさす際には、できるだけ刺激の少ないものを選びたいと考えるでしょう。本記事では、目薬がしみる原因から、刺激を感じにくい目薬の選び方、そしておすすめの製品までを徹底解説します。
なぜ目薬がしみるの?刺激を感じやすい目の特徴

目薬をさしたときに刺激を感じるのは、いくつかの原因が考えられます。その原因を理解することで、自分に合った目薬を見つける第一歩となるでしょう。
目薬がしみる主な原因
目薬がしみる主な原因は、目薬に含まれる成分や、点眼液のpH値、そして目の状態にあります。特に、清涼感をもたらす成分(l-メントールやdl-カンフルなど)が配合されている目薬は、スーッとした刺激を感じやすい傾向があります。
また、点眼液のpH値が涙のpH値(一般的に7.0~7.4)から大きくずれていると、刺激を感じやすくなります。 目薬は品質保持のためにpH5~8.5に調整されていることが多いですが、pH6以下やpH8以上でしみる感覚を自覚しやすいと言われています。
刺激を感じやすい目の状態とは
目の表面に傷がある場合や、ドライアイで涙の量が少ない状態の目も、目薬がしみる原因となります。 ドライアイの方は、涙が少ないため点眼液が薄まりにくく、刺激を強く感じやすいのです。 また、疲れ目や炎症、アレルギー症状がある場合も、目が敏感になり刺激を感じやすくなることがあります。
しみない目薬の選び方!失敗しないための3つのコツ

刺激の少ない目薬を選ぶためには、いくつかの重要なコツがあります。これらのポイントを押さえることで、快適な点眼ができる目薬を見つけられるでしょう。
防腐剤フリーを選ぶ
防腐剤は、目薬の品質を保ち、細菌の増殖を防ぐために多くの目薬に配合されています。しかし、一部の防腐剤(特に塩化ベンザルコニウムなど)は、目の表面に負担をかけ、刺激や角膜障害の原因となることがあります。
そのため、敏感な目の方や、コンタクトレンズを使用している方には、防腐剤フリー(防腐剤無添加)の目薬がおすすめです。 防腐剤フリーの目薬には、1回使い切りタイプや、特殊な容器で防腐効果を保つタイプがあります。
涙に近いpH値の目薬を選ぶ
人間の涙のpH値は7.0~7.4程度とされています。 この涙のpH値に近い目薬は、目にさしたときの刺激が少なく、自然な使用感を得られます。 製品によっては「涙に近いpH」と明記されているものもあるため、選ぶ際の参考にしましょう。
清涼感の有無を確認する
目薬の中には、さしたときにスッキリとした爽快感を得られるよう、清涼成分(l-メントールなど)が配合されているものがあります。しかし、この清涼感が刺激となり、しみると感じる方もいます。
刺激が苦手な方や、お子さんには、清涼感レベルが低い、または清涼成分が無配合の目薬を選ぶのがおすすめです。 製品パッケージに清涼感レベルが記載されていることが多いので、確認して選びましょう。
目の症状に合わせた成分を選ぶ
しみない目薬を選ぶ際も、ご自身の目の症状に合った有効成分が配合されているかを確認することが大切です。例えば、ドライアイには潤い保持成分や角膜保護成分、疲れ目にはピント調節機能改善成分やビタミン類、アレルギーには抗ヒスタミン成分などが効果的です。
目薬のパッケージや添付文書で、配合されている有効成分と、それがどのような症状に効果があるのかを確認し、ご自身の目の悩みに合わせて選びましょう。
【厳選】しみない目薬おすすめ10選!用途別にご紹介
ここでは、刺激が苦手な方におすすめの、しみない目薬を用途別にご紹介します。ご自身の目の状態やライフスタイルに合わせて、ぴったりの一本を見つけてください。
ドライアイに優しい目薬
ドライアイで目が乾きやすい方は、涙に近い成分で潤いを補給し、角膜を保護する成分が配合された目薬がおすすめです。
- ソフトサンティア:涙液に近い人工涙液で、防腐剤・清涼成分ともに無配合。目の乾きや異物感を改善します。使い切りタイプで衛生的です。
- ロートCキューブプレミアムモイスチャー:高保湿成分が乾いた瞳に潤いを与え、ドライアイに効くしみない目薬です。涙に含まれるミネラル成分を補給し、角膜を保護する成分も配合されています。
- ヒアレインS:高い保水力を持つヒアルロン酸ナトリウムが目に潤いを与え、目の疲れ、乾き、かすみを改善します。防腐剤無添加で、コンタクトレンズ装着中も使用可能です。
コンタクトレンズ着用時におすすめの目薬
コンタクトレンズを装着していると、目が乾燥しやすくなったり、レンズとの摩擦で不快感を感じたりすることがあります。コンタクトレンズに対応した、刺激の少ない目薬を選びましょう。
- スマイルコンタクトピュア:コンタクト装用中の目の乾きや疲れに。角膜保護成分が瞳を守り、栄養・酸素補給成分も配合。防腐剤無添加で、すべてのコンタクトレンズに対応しています。
- ロートCキューブa:コンタクトの瞳を快適にする、しみないタイプの目薬です。
- スマイルうるおいタイム:全てのコンタクト装用時・裸眼時どちらでも使える、しっとりなめらかなさし心地の目薬です。乾いた瞳を保湿ベールで包み込み、うるおい感が長続きします。
疲れ目に効く刺激の少ない目薬
パソコンやスマートフォンの長時間使用による目の疲れには、ピント調節機能改善成分やビタミン類が配合された、刺激の少ない目薬が適しています。
- スマイルザメディカルA DX:角膜修復成分ビタミンAを最大量配合し、目の乾きや酷使による疲れをケアします。清涼化剤・防腐剤無添加で、しみないさし心地が魅力です。
- Vロートゴールド40マイルド:年齢による目の疲れやかすみに。メントールフリーで刺激の少ないマイルドタイプです。
アレルギー症状を和らげる目薬
花粉やハウスダストなどによる目のかゆみや充血には、抗ヒスタミン成分や抗炎症成分が配合された、刺激の少ない目薬を選びましょう。
- ロートアルガードこどもクリア:1歳以上のお子さんから使える、目のかゆみ・結膜充血に効く目薬です。涙に近いpHでしみないさし心地が特徴です。
子供にも使えるマイルドな目薬
お子さんのデリケートな目には、特に刺激の少ない、防腐剤フリーの目薬がおすすめです。
- ロートこどもソフト:お子さんの瞳に優しい、しみないソフトなさし心地の目薬です。防腐剤無添加、無香料・無着色・界面活性剤フリー・清涼化剤フリー・非刺激性で、生後4か月から使用可能です。涙に近いpH値に調整されています。
しみない目薬を使う上での注意点

しみない目薬を選んだとしても、その効果を十分に引き出すためには、正しい使い方や保管方法を知っておくことが大切です。
正しい点眼方法で効果を高める
目薬は、正しく点眼することで効果を最大限に発揮できます。まず、手を石鹸で丁寧に洗い清潔にしましょう。 次に、下まぶたを軽く引き下げ、容器の先が目やまつ毛に触れないように注意しながら、1滴だけ点眼します。
点眼後は、目をパチパチさせずに、静かに1分程度目を閉じましょう。 目頭を軽く押さえることで、目薬が鼻やのどに流れ落ちるのを防ぎ、目に留まる時間を長くできます。 複数種類の目薬をさす場合は、5分以上の間隔を空けるのが一般的です。
使用期限と保管方法を守る
目薬には使用期限があり、開封後は特に注意が必要です。一般的に、医療用点眼剤は開封後約1ヶ月、市販の点眼剤は容量が多いもので約3ヶ月が目安とされています。 防腐剤フリーの1回使い切りタイプは、開封後すぐに使い切り、残液は廃棄しましょう。
目薬は、直射日光の当たらない涼しい場所で保管し、容器の先端が汚れないように注意してください。汚れた手で触れたり、目に触れさせたりすると、細菌が混入し、目薬が汚染される原因となります。
症状が改善しない場合は眼科へ
しみない目薬を試しても目の不快な症状が改善しない場合や、刺激や痛みが長時間続く場合は、自己判断せずに眼科を受診することが重要です。 目の奥に病気が隠れている可能性や、目薬が合っていない可能性も考えられます。専門医の診察を受け、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。
よくある質問

- しみない目薬と防腐剤フリーは同じですか?
- 子供に使えるしみない目薬はありますか?
- コンタクトレンズをつけたまま使えるしみない目薬はありますか?
- 目薬がしみるのは目に悪いサインですか?
- 清涼感がない目薬は効果が薄いですか?
しみない目薬と防腐剤フリーは同じですか?
しみない目薬と防腐剤フリーの目薬は、必ずしも同じではありません。防腐剤フリーの目薬は、防腐剤による刺激を避けるため、しみにくい傾向があります。しかし、防腐剤が配合されていても、清涼成分が無配合でpH値が涙に近いなど、他の要因でしみにくい目薬も存在します。
子供に使えるしみない目薬はありますか?
はい、子供にも使えるしみない目薬は多数あります。ロート製薬の「ロートこどもソフト」や「ロートアルガードこどもクリア」のように、防腐剤無添加で涙に近いpH値に調整され、清涼感のない製品がおすすめです。 製品を選ぶ際は、対象年齢や成分をよく確認しましょう。
コンタクトレンズをつけたまま使えるしみない目薬はありますか?
はい、コンタクトレンズをつけたまま使えるしみない目薬はあります。特に「すべてのコンタクトレンズに対応」と明記されている防腐剤フリーの人工涙液タイプなどがおすすめです。 ただし、ソフトコンタクトレンズは目薬の成分を吸着しやすい性質があるため、製品の対応を必ず確認してください。
目薬がしみるのは目に悪いサインですか?
目薬がしみるのは、必ずしも目に悪いサインとは限りません。清涼成分による刺激や、一時的な目の疲れ、乾燥による軽い傷が原因の場合もあります。 しかし、刺激や痛みが長時間続く場合や、症状が悪化する場合は、目の病気が隠れている可能性もあるため、眼科を受診することをおすすめします。
清涼感がない目薬は効果が薄いですか?
清涼感の有無と目薬の効果の強さは直接関係ありません。清涼感は、あくまで使用感の一つであり、有効成分の働きとは別です。清涼感がない目薬でも、目の症状に合わせた有効成分がしっかり配合されていれば、十分に効果を期待できます。
まとめ
- 目薬がしみる主な原因は、清涼成分、pH値、目の傷やドライアイです。
- 刺激が苦手な方は、防腐剤フリーの目薬を選ぶのがおすすめです。
- 涙に近いpH値の目薬は、目に優しく刺激を感じにくいでしょう。
- 清涼感の有無を確認し、刺激が苦手なら清涼感レベルの低いものを選びましょう。
- ドライアイには潤い保持成分、疲れ目にはビタミン類配合の目薬が効果的です。
- コンタクトレンズ着用時は、対応する防腐剤フリーの目薬を選びましょう。
- 子供には、防腐剤無添加で涙に近いpHの専用目薬が適しています。
- 目薬は、手を清潔にして、容器が目に触れないように1滴だけ点眼しましょう。
- 点眼後は、目をパチパチさせずに静かに目を閉じ、目頭を軽く押さえるのがコツです。
- 目薬の使用期限と保管方法を必ず守りましょう。
- 複数種類の目薬をさす場合は、5分以上の間隔を空けてください。
- しみない目薬でも症状が改善しない場合は、眼科を受診しましょう。
- 清涼感の有無は、目薬の効果の強さとは関係ありません。
- 目の状態やライフスタイルに合わせた目薬選びが大切です。
- 自分にぴったりの目薬で、快適な毎日を過ごしましょう。
