外出先で髪の乱れが気になったとき、サッと取り出して使える持ち歩きくしは、おしゃれを楽しむ上で欠かせないアイテムです。しかし、髪質や用途に合わないくしを選んでしまうと、かえって髪を傷めてしまうこともあります。
本記事では、あなたの髪を美しく保ちながら、いつでもどこでも理想のヘアスタイルを叶えるための持ち歩きくしの選び方と、今人気のアイテムを詳しく解説します。静電気や絡まりといった髪の悩みを解決し、ツヤのあるサラサラな髪を手に入れるためのコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
持ち歩きくしを選ぶ際の重要なポイント

持ち歩きくしを選ぶ際には、いくつかの大切なポイントがあります。自分の髪質やライフスタイルに合ったものを選ぶことで、外出先でも快適に髪を整えられます。ここでは、くし選びで失敗しないための具体的なコツを見ていきましょう。
髪質に合ったくしの種類を選ぶ
髪質は人それぞれ異なり、それに合わせてくしの種類を選ぶことが大切です。例えば、細い髪や絡まりやすい髪には、髪への負担が少ないソフトな使い心地のブラシがおすすめです。
- 細い髪・絡まりやすい髪には?
細くて絡まりやすい髪には、ブラシのピンが柔らかく、髪に引っかかりにくいタイプが適しています。タングルティーザーのような、長短二段構造のブラシは、絡まった髪を優しく解きほぐすのに役立ちます。 - 太い髪・量が多い髪には?
髪が太く量が多い方には、しっかりとした硬さのあるブラシや、歯の間隔が広いコームがおすすめです。猪毛などの天然毛ブラシは、髪全体をしっかりと梳かし、まとまりやすい髪へと導きます。 - ダメージヘアには?
ダメージヘアには、髪への摩擦を最小限に抑える工夫がされたくしを選びましょう。天然毛のブラシは静電気が発生しにくく、切れ毛を抑える効果も期待できます。また、つげ櫛のように椿油が染み込ませてあるものは、髪に潤いを与えながら優しくケアできます。
自分の髪質を理解し、それに合ったくしを選ぶことで、ブラッシングによる髪への負担を減らし、美しい髪を保てます。
素材で選ぶメリット・デメリット
持ち歩きくしの素材は多岐にわたり、それぞれに異なる特徴があります。素材ごとのメリット・デメリットを把握して、自分にぴったりのくしを見つけましょう。
- プラスチック製くし
プラスチック製のくしは、安価で種類が豊富、そして水洗いできる商品が多いのがメリットです。しかし、静電気が発生しやすいというデメリットもあります。最近では静電気防止加工が施された製品も増えています。 - 木製・つげ製くし
木製や特に「つげ櫛」は、自然な温かみがあり、手に馴染みやすいのが特徴です。静電気が発生しにくく、髪や頭皮に優しい使い心地が魅力です。椿油などのオイルを染み込ませて使うことで、髪にツヤと潤いを与える効果も期待できます。ただし、水に弱く、落とすと割れる可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。 - 金属製くし
金属製のくしは、耐久性が高く、スタイリッシュなデザインが多いのが特徴です。ラブクロムのように特殊な表面加工が施されたものは、静電気を軽減し、髪の広がりを抑える効果も期待できます。
素材選びは、くしを長く快適に使うための重要な要素です。自分の重視するポイントに合わせて、最適な素材を選びましょう。
機能性で選ぶ!静電気防止やくせ毛対策
持ち歩きくしには、髪の悩みに特化した様々な機能を持つものがあります。特に静電気や髪の絡まりは、外出先で気になることが多いでしょう。
- 静電気を抑える機能
冬場や乾燥する季節に気になる静電気は、髪の広がりやダメージの原因になります。天然毛(豚毛や猪毛)のくしは静電気が起きにくいとされています。また、プラスチック製でも静電気防止加工が施された製品や、金属製のラブクロムのように特殊な加工で静電気を軽減するくしもあります。 - 髪の絡まりをスムーズに解く機能
髪が絡まりやすい方には、絡まりを優しく解きほぐすことに特化したくしがおすすめです。タングルティーザーは、長短二段構造のブラシが髪に無理な負荷をかけずに絡まりを解消すると人気です。 - 頭皮ケアもできる機能
ブラッシングは髪だけでなく、頭皮の健康にも影響します。頭皮に優しい丸いピンや、適度な刺激を与えるクッション性のあるブラシは、頭皮マッサージ効果も期待できます。血行促進により、健やかな髪の成長を助けることにもつながります。
自分の髪の悩みに合わせて、必要な機能を持つくしを選ぶことで、より効果的なヘアケアが可能です。例えば、静電気が気になるなら静電気防止機能付きを、絡まりやすいならデタングラータイプを選ぶと良いでしょう。
携帯性とデザイン性で選ぶ
持ち歩きくしは、バッグに入れて持ち運ぶものなので、携帯性とデザイン性も大切な選び方のポイントです。
- コンパクトさ・軽さ
ポーチやポケットにすっきり収まるコンパクトなサイズや、軽量なものは、毎日持ち歩くのに便利です。手のひらサイズのものや、ミニサイズのブラシも多く販売されています。 - 折りたたみ式・ケース付き
くしの歯を保護するカバーが付いているものや、折りたたみ式のくしは、バッグの中で他の荷物と絡まったり、歯が折れたりする心配がありません。清潔に保ちやすいのもメリットです。 - おしゃれなデザイン
毎日使うものだからこそ、見た目にもこだわりたいものです。ハート型や猫デザイン、マーブル柄など、可愛らしいデザインのくしは、持っているだけで気分が上がります。また、シンプルなデザインや高級感のある素材のくしは、大人っぽい印象を与えます。
機能性はもちろんのこと、自分の好みに合ったデザインや、持ち運びやすい形状を選ぶことで、外出先でのヘアケアがより楽しくなります。プレゼントとしても喜ばれるアイテムです。
【2024年最新】おすすめの持ち歩きくし人気商品を紹介

ここでは、様々な髪の悩みに対応し、多くの人に選ばれている人気の持ち歩きくしをご紹介します。それぞれの特徴を知って、あなたの髪にぴったりの一本を見つけてください。
絡まりやすい髪に!タングルティーザー
タングルティーザーは、その独特な長短二段構造のブラシが、絡まった髪を無理なくスムーズに解きほぐすことで世界中で人気を集めています。特に「コンパクトスタイラー」は、ブラシ部分を保護するカバーが付いているため、バッグに入れても安心して持ち運べます。
細い髪や傷んだ髪、濡れた髪でも引っ張ることなく優しくブラッシングできるため、髪への摩擦やダメージを最小限に抑え、サラサラで艶やかな髪へと導きます。豊富なカラーバリエーションやデザインも魅力の一つで、おしゃれを楽しみたい方にもおすすめです。
艶髪を叶える!ラブクロム
ラブクロムは、特殊な表面加工が施された金属製のくしで、髪の摩擦を軽減し、静電気を抑えることに優れています。とかすだけで髪がまとまり、ツヤのあるサラサラな髪へと導いてくれると評判です。
特に「ポケットシリーズ」は軽量でコンパクトなデザインが多く、持ち歩きに便利です。お風呂でのトリートメントコームとしても使えるタイプもあり、ヘアトリートメントを髪にムラなく浸透させるのにも役立ちます。髪の広がりやパサつきが気になる方、より美しい艶髪を目指したい方にぴったりのアイテムです。
天然素材の優しさ!つげ櫛
つげ櫛は、日本古来から愛されてきた伝統的なくしで、本つげという木材から作られています。最大の魅力は、静電気が起きにくいことと、椿油などの植物油を染み込ませて使うことで、髪に潤いとツヤを与える効果が期待できる点です。
髪の毛に負担をかけずに優しく梳かすため、切れ毛や枝毛を防ぎ、乾燥した髪や傷みやすい髪にもおすすめです。コンパクトな半月型やケース付きのタイプも多く、持ち歩きにも便利です。長く大切に使える一生ものとして、プレゼントにも選ばれています。
頭皮ケアもできる!アヴェダ
アヴェダのヘアブラシは、頭皮への優しさと髪の健康を考えた設計が特徴です。特にパドルブラシは、クッション性のあるブラシ面が頭皮に心地よい刺激を与え、マッサージ効果も期待できます。
ブラッシングすることで、頭皮の血行促進を促し、健やかな髪の成長をサポートします。持ち歩き用としては、ミニサイズのパドルブラシが人気で、外出先でも手軽に頭皮ケアとヘアスタイリングができます。髪の絡まりを優しく解きながら、頭皮から健康な髪を育みたい方におすすめです。
プチプラで優秀!100均・ドラッグストアのくし
「持ち歩きくしは手軽に試したい」「コスパの良いものが欲しい」という方には、100円ショップやドラッグストアで手に入るプチプラなくしがおすすめです。
- 100円ショップ(ダイソー、セリアなど)
ダイソーやセリアでは、折りたたみ式のコームや、ハニーオイル・椿オイル配合のくし、静電気防止機能付きのコームなど、機能的でデザイン性の高いアイテムが豊富に揃っています。コンパクトで持ち運びやすく、気軽に試せるのが魅力です。 - ドラッグストア
マペペや貝印など、様々なメーカーから携帯用くしが販売されています。天然毛とナイロン毛をミックスしたブラシや、ブローしやすいブラシなど、用途に合わせた選択肢が豊富です。
プチプラなくしでも、選び方次第で十分満足できるものが見つかります。まずは手軽に試してみたいという方に、これらのアイテムは最適です。
その他注目の持ち歩きくし
上記以外にも、持ち歩きに便利な魅力的なアイテムはたくさんあります。
- ReFa(リファ)
リファからは、ハート型の可愛らしいデザインが特徴の「リファハートブラシ」や、顔まわりの髪専用の「リファハートコーム アイラ」などが登場しています。摩擦を抑えたコーミングで髪をツヤやかに整え、静電気も軽減する機能が魅力です。 - ウェットブラシ
ウェットブラシの「ミニディタングラー」は、コンパクトサイズで持ち運びに便利でありながら、絡まった髪を優しく解きほぐし、指通りの良い髪に整えます。どんな髪質でもきれいに整えられると人気です。 - 京極(KYOGOKU)
京極の「ローズゴールドコーム」は、人間工学に基づいてデザインされた軽量の美髪コームで、美容師にも選ばれるほど髪質改善に効果が期待できるとされています。スタイリッシュな見た目も魅力です。
これらのブランドも、それぞれの特徴を活かした持ち歩きくしを展開しており、あなたのニーズに合った一本が見つかるかもしれません。
持ち歩きくしに関するよくある質問

持ち歩きくしを選ぶ際や使う上で、疑問に思うことはありませんか?ここでは、よくある質問にお答えし、あなたの疑問を解決します。
- 持ち歩きくしはどこで買えますか?
- 絡まりやすい髪におすすめのくしはどんな種類ですか?
- 静電気が気になる場合、どんな持ち歩きくしを選べば良いですか?
- 持ち歩きくしのお手入れ方法は?
- 前髪を直すのに適した持ち歩きくしはありますか?
持ち歩きくしはどこで買えますか?
持ち歩きくしは、様々な場所で購入できます。主な購入場所は以下の通りです。
- ドラッグストア・バラエティショップ:マツモトキヨシ、サンドラッグ、ロフト、プラザなど、多くの店舗で様々なブランドのくしが手に入ります。
- 100円ショップ:ダイソー、セリア、ワッツなどでは、手頃な価格で機能的な持ち歩きくしが豊富に揃っています。
- 家電量販店:ビックカメラ、ヨドバシカメラなどでも、ヘアケア用品としてくしやブラシが販売されています。
- 百貨店・デパート:アヴェダやジョンマスターオーガニックなどの高級ブランドのくしは、百貨店のコスメカウンターなどで購入できます。
- オンラインストア:Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでは、非常に多くの種類から比較検討し、購入できます。ブランドの公式オンラインストアも利用できます。
実物を見て選びたい場合は店舗へ、多くの選択肢から比較したい場合はオンラインストアを利用するのがおすすめです。
絡まりやすい髪におすすめのくしはどんな種類ですか?
絡まりやすい髪には、髪への負担を最小限に抑えながらスムーズに解きほぐせるくしがおすすめです。具体的には、以下のような種類が挙げられます。
- タングルティーザー:特許取得の長短二段構造のブラシが、絡まりを優しく解きほぐします。濡れた髪にも使えるタイプがあり、お風呂上がりにも活躍します。
- ウェットブラシ:独自のIntelliFlex®ピンが、どんな髪質でも絡まりをスムーズに解消し、指通りの良い髪に整えます。
- 歯の間隔が広いコーム:粗めのコームは、髪の毛が引っかかりにくく、絡まりを広げずに優しく梳かせます。
- 天然毛ブラシ:豚毛や猪毛などの天然毛は、髪のキューティクルを整え、絡まりにくい状態に導く効果も期待できます。
絡まりやすい髪の方は、無理に引っ張らず、毛先から少しずつ丁寧に梳かすことが大切です。これらのくしを上手に活用して、髪へのダメージを減らしましょう。
静電気が気になる場合、どんな持ち歩きくしを選べば良いですか?
静電気は髪の広がりやパサつき、ダメージの原因となるため、特に乾燥する季節には静電気防止機能のあるくしを選ぶと良いでしょう。
- 天然素材のくし:木製や特に「つげ櫛」は、静電気が発生しにくい素材として知られています。椿油などのオイルを染み込ませたものは、さらに髪に潤いを与え、静電気を抑える効果が期待できます。
- 静電気防止加工が施されたくし:プラスチック製でも、静電気防止剤が配合されたり、特殊なコーティングが施されたりしている製品があります。
- 金属製くし(特殊加工):ラブクロムのように、特殊な表面加工で静電気を吸着・拡散する機能を持つ金属製くしもあります。
静電気対策には、くしの素材だけでなく、ブラッシング前にヘアオイルやミストで髪を保湿することも効果的です。
持ち歩きくしのお手入れ方法は?
持ち歩きくしを清潔に保つことは、髪の健康にもつながります。定期的にお手入れを行いましょう。
- 絡まった髪の毛やホコリを取り除く:使用後は、くしに絡まった髪の毛やホコリを、別のくしやティッシュ、綿棒などで丁寧に取り除きます。
- 水洗いできる素材の場合:プラスチック製など水洗い可能な素材のくしは、中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく洗い、しっかりとすすいでから陰干しで完全に乾燥させます。
- 水洗いできない素材の場合:木製や天然毛のくしは水洗いに不向きな場合があります。乾いた布で拭いたり、ブラシクリーナーを使ったりして汚れを取り除きましょう。つげ櫛の場合は、椿油を染み込ませた布で拭くことで、汚れを落としつつ油分を補給できます。
- 保管方法:清潔な状態を保つため、ケース付きのくしはケースに入れて保管し、直射日光の当たらない場所に置きましょう。
清潔なくしを使うことで、髪への負担を減らし、より効果的なヘアケアができます。
前髪を直すのに適した持ち歩きくしはありますか?
前髪は顔の印象を大きく左右するため、外出先でもサッと直したいですよね。前髪直しに適した持ち歩きくしは、以下のような特徴を持つものです。
- コンパクトなコームタイプ:薄くてかさばらないコームタイプは、ポーチに収納しやすく、前髪の細かい調整に便利です。特に、歯の間隔が細かすぎず、適度な粗さのものが使いやすいでしょう。
- 折りたたみ式・ミラー付き:折りたたみ式でミラーが付いているタイプは、これ一つで身だしなみチェックと前髪直しが完結するため、非常に便利です。
- 顔まわり専用コーム:ReFaの「リファハートコーム アイラ」のように、前髪やサイド、おくれ毛など顔周りの髪をしっかりキャッチし、摩擦を抑えて整えることに特化したコームもあります。
- ハニーオイル配合コーム:ダイソーなどで見られるハニーオイル配合のコームは、保湿成分が髪に潤いを与え、パサつきがちな前髪をしっとりまとめるのに役立ちます。
前髪を直す際は、力を入れすぎず、優しく毛流れを整えるように使うのがコツです。
まとめ
- 持ち歩きくしは外出先でのヘアケアに欠かせないアイテムです。
- 髪質に合わせた種類選びが美しい髪を保つコツです。
- 細い髪には絡まりにくいソフトなブラシがおすすめです。
- 太い髪にはしっかり梳かせる硬めのブラシや粗いコームが適しています。
- ダメージヘアには摩擦を抑える天然毛やくし油配合のくしが良いでしょう。
- プラスチック製は安価で種類豊富ですが静電気に注意が必要です。
- 木製・つげ製は静電気が起きにくく髪に優しい素材です。
- 金属製は耐久性があり、特殊加工で静電気を軽減するタイプもあります。
- 静電気防止機能やくせ毛対策機能で髪の悩みを解決できます。
- タングルティーザーは絡まりやすい髪を優しく解きほぐします。
- ラブクロムは特殊加工で艶髪と静電気軽減を叶えます。
- つげ櫛は天然素材で静電気を抑え、髪に潤いを与えます。
- アヴェダのブラシは頭皮ケアもできる優れものです。
- 100均やドラッグストアでも機能的でコスパの良いアイテムが見つかります。
- ReFaやウェットブラシ、京極なども人気の持ち歩きくしを展開しています。
- 持ち歩きくしはドラッグストア、100円ショップ、オンラインストアなどで購入可能です。
- 絡まりやすい髪にはタングルティーザーやウェットブラシが特におすすめです。
- 静電気が気になる場合は天然素材やくし油配合、静電気防止加工のくしを選びましょう。
- 持ち歩きくしは定期的に清潔に保つことが大切です。
- 前髪直しにはコンパクトなコームやミラー付きのタイプが便利です。
