「Dジェネシスの漫画って打ち切りになったの？」と不安に思って検索したあなたへ。もしかしたら、その情報は別の漫画と混同しているかもしれません。本記事では、漫画『Dジェネシス』の連載状況と、なぜか一緒に検索される『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』（通称：デデデデ）の打ち切り説の真相について、詳しく解説していきます。この記事を読めば、あなたの疑問はスッキリ解消されるはずです。
【結論】漫画『Dジェネシス』は打ち切りではない！噂の真相を解説
まず結論からお伝えします。漫画『Dジェネシス ダンジョンが出来て3年』は打ち切りになっていません。現在も月刊コンプエースで元気に連載中です。では、なぜ「打ち切り」という噂が立ってしまったのでしょうか。それは、浅野いにお先生の『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』（通称：デデデデ）という、全く別の作品と混同されている可能性が非常に高いです。
この章では、まずあなたの不安を解消するために、打ち切り説の真相についてハッキリとさせていきます。
- なぜ『デデデデ』は打ち切りと噂されたのか？
- 打ち切りはデマ！『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は堂々完結
- 2つの漫画は全くの別物！『Dジェネシス』と『デデデデ』の違いを比較
「デデデデ」がなぜ打ち切りと噂されたのか、そして実際はどうなのかを詳しく見ていきましょう。そして、2つの作品がどれだけ違うのかも解説しますので、もう混乱することはありません。
なぜ『デデデデ』は打ち切りと噂されたのか？考えられる3つの理由
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は、実際には打ち切りではありません。しかし、なぜ多くの人が「打ち切りになったのでは？」と感じてしまったのでしょうか。その背景には、いくつかの理由が考えられます。読者がそう感じてしまったのも、無理はないかもしれません。
主な理由として、以下の3つが挙げられます。
- 8年にも及ぶ長期連載と休載期間
『デデデデ』の連載期間は、2014年から2022年までの約8年間です。 長期にわたる連載の中では、作者の構想を練るためなどの理由で休載期間が挟まることもありました。毎週楽しみにしている読者からすると、「もしかして、このまま終わってしまうのでは…」と不安に感じてしまう一因になったと考えられます。 - 衝撃的で難解な最終回
物語の結末は、非常に衝撃的で哲学的な内容を含んでいます。 読者によって解釈が大きく分かれるラストであったため、「物語が投げっぱなしにされた」「伏線が回収されていない」と感じた一部の読者が「打ち切りだったのでは？」という印象を抱いた可能性があります。しかし、これは作者である浅野いにお先生の作風でもあり、読者に深い思索を促す意図があったと言えるでしょう。 - 物語の急展開
物語の終盤、特に最終巻に向けての展開は、非常にスピーディーで密度が濃いものでした。 それまでの日常と非日常が入り混じるゆったりとした雰囲気から一転し、物語が核心へと一気に突き進んでいく様に、「もっとじっくり読みたかった」「駆け足に感じた」という声も聞かれました。この展開の速さが、打ち切りを連想させてしまったのかもしれません。
これらの要因が複合的に絡み合い、「デデデデは打ち切りだった」という噂が広まってしまったと考えられます。しかし、これはあくまで噂であり、事実は異なります。
打ち切りはデマ！『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は堂々完結
前述の通り、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』が打ち切りというのは、完全なデマです。この作品は、2022年2月に発売された単行本12巻をもって、物語に幕を下ろしました。 8年という長い歳月をかけて、作者の浅野いにお先生が描きたかった物語を最後まで描き切った、正真正銘の「完結作品」なのです。
物語のあらすじを簡単にご紹介しましょう。
物語の舞台は、3年前に突如として巨大な「母艦」が襲来した東京。しかし、世界が滅びることはなく、上空に母艦が浮かぶ非日常が日常へと溶け込んでいました。そんな世界で、ごく普通の女子高生である小山門出（こやまかどで）と「おんたん」こと中川凰蘭（なかがわおうらん）の、他愛のない青春の日々が描かれます。 彼女たちの日常と、じわじわと迫りくる世界の謎や終末の予感が交錯する、唯一無二のディストピア青春譜です。
この作品は、その独特な世界観とリアルな少女たちの心理描写が高く評価され、第66回小学館漫画賞（一般向け部門）を受賞するなど、批評家からも読者からも絶大な支持を得ています。 打ち切りどころか、漫画史に残る名作の一つと言っても過言ではないでしょう。
2つの漫画は全くの別物！『Dジェネシス』と『デデデデ』の違いを比較
ここまで読んでいただければ、「Dジェネシス」と「デデデデ」が全く違う作品であることはお分かりいただけたかと思います。読者の皆さんの混乱を完全に解消するために、ここで2つの作品の情報を表で分かりやすく比較してみましょう。
| 項目 | Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 | デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション |
|---|---|---|
| 通称 | Dジェネシス | デデデデ |
| 作者 | 原作：之 貫紀 / 漫画：平 未夜 | 浅野いにお |
| 出版社 | KADOKAWA | 小学館 |
| 掲載誌 | 月刊コンプエース | 週刊ビッグコミックスピリッツ |
| ジャンル | ダンジョン、現代ファンタジー | SF、ディストピア、青春 |
| 連載状況 | 連載中 | 全12巻で完結済み |
| 原作 | 小説（小説家になろう発） | オリジナル漫画 |
このように、作者からジャンル、連載状況まで、全く共通点がないことが分かります。おそらく、作品名の頭文字が「D」であることや、どこかSF的な響きを持つタイトルから混同されてしまったのかもしれませんね。これで、もう間違えることはないはずです！
【2024年最新】『デデデデ』のアニメ・映画情報まとめ
打ち切り説がデマであるばかりか、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は2024年に大きなメディアミックス展開を果たし、再び大きな注目を集めています。原作ファンはもちろん、この機会に作品に触れる方にとっても見逃せない情報です。ここでは、アニメ映画とアニメシリーズ版の情報をまとめてご紹介します。
この章で解説するのは以下の内容です。
- 2024年公開のアニメ映画（前章・後章）
- 映画とは違う結末？全18話のアニメシリーズ版
ファン待望の映像化は、期待を裏切らないクオリティ。原作の魅力を再発見できる素晴らしい機会となっています。
2024年公開のアニメ映画（前章・後章）
ファン待望の初のアニメ化として、2024年にアニメ映画が全2章で公開されました。前章が3月22日、後章が5月24日に全国の劇場で公開され、大きな話題を呼びました。 監督は『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの絵コンテなどを手掛けた黒川智之氏、アニメーション制作は『地球外少年少女』のProduction +h.が担当しています。
声のキャストも非常に豪華で、主人公の小山門出役を幾田りらさん、中川凰蘭役をあのさんが務め、二人が主題歌も担当するという異例のタッグが実現しました。 原作の持つ独特の空気感や、少女たちの繊細な心の動きが見事に映像で表現されており、原作ファンからも高い評価を得ています。特に後章では、原作者・浅野いにお先生の監修によるオリジナルのエンディングが描かれ、原作を読んだ人でも新たな驚きと感動を味わえる内容となっています。
映画とは違う結末？全18話のアニメシリーズ版
映画の公開に続き、さらにファンを驚かせる発表がありました。なんと、映画版とは異なるラストを描く全18話のアニメシリーズ版が制作されたのです。 このシリーズ版は、劇場公開版では描ききれなかった原作の印象的なエピソードをふんだんに盛り込み、より深く『デデデデ』の世界を体験できる内容になっています。
映画版が門出とおんたんの関係性に焦点を当てた構成だったのに対し、シリーズ版ではサブキャラクターたちのエピソードも丁寧に描かれることで、物語にさらなる奥行きを与えています。そして何より注目すべきは、映画版とも原作とも違う、このシリーズ版だけのために用意されたエンディングです。 どの結末が一番好きか、ファン同士で語り合うのもまた一興でしょう。このアニメシリーズ版は、2024年12月4日発売のBlu-ray&DVDコンプリートBOXに収録される予定です。
『Dジェネシス』と『デデデデ』はどこで読める？
さて、ここまで読んで「どちらの漫画も読んでみたくなった！」という方も多いのではないでしょうか。打ち切りではないと分かった『Dジェネシス』も、完結してアニメ化もされた名作『デデデデ』も、どちらも電子書籍サービスで手軽に読むことができます。通勤・通学のスキマ時間や、休日にじっくりと楽しむのに最適です。
ここでは、代表的な電子書籍サービスをいくつかご紹介します。
- コミックシーモア
NTTグループが運営する老舗の電子書籍ストア。品揃えが豊富で、特に女性向け漫画に強いですが、もちろん青年漫画も充実しています。お得なクーポンやキャンペーンが頻繁に開催されるのが魅力です。 - ebookjapan
Yahoo!が運営する電子書籍ストア。特にPayPayユーザーにはお得なキャンペーンが多く、週末や特定の日にまとめ買いするのがおすすめです。背表紙を並べて管理できる機能など、本棚としての使い勝手も良いです。 - BOOK☆WALKER
『Dジェネシス』を出版しているKADOKAWA直営の電子書籍ストア。 KADOKAWA作品の購入でコイン還元率が高くなるなど、特典が充実しています。もちろん、『デデデデ』のような他社作品も購入可能です。
これらのサービスでは、無料の試し読みができる巻も多いので、まずは気軽に作品の雰囲気を確かめてみるのがおすすめです。 あなたの読書スタイルに合ったサービスを見つけて、2つの魅力的な作品の世界に飛び込んでみてください。
よくある質問
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の最終回はどんな内容ですか？
『デデデデ』の最終回は、読者によって様々な解釈ができる、非常に示唆に富んだ内容となっています。ネタバレを避けてお伝えすると、物語は一つの世界線だけでなく、「もし侵略者が来なかったら」というパラレルワールドも描かれます。 どの世界線においても、主人公の門出とおんたんの「絶対」的な友情が物語の核となり、希望を感じさせるラストを迎えます。 全ての謎が明確に説明されるわけではありませんが、その余韻こそが本作の魅力であり、多くのファンが考察を繰り広げています。
『デデデデ』のアニメはどこで見られますか？
2024年に公開されたアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章・後章は、今後各種動画配信サービスでの配信が期待されます。 また、映画版とは異なる結末を描く全18話のアニメシリーズ版は、2024年12月4日に発売されるBlu-ray&DVDコンプリートBOXに収録される予定です。 最新の配信情報については、公式サイトや各配信サービスのお知らせをご確認ください。
『Dジェネシス』の原作は小説ですか？
はい、その通りです。漫画『Dジェネシス ダンジョンが出来て3年』は、之貫紀（この つらのり）先生による同名のWeb小説が原作です。 もともとは大手小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が開始され、人気を博したことからKADOKAWAで書籍化、そしてコミカライズへと至りました。 漫画版は原作の面白さを活かしつつ、平未夜（たいら みよ）先生の美麗な作画でキャラクターたちが生き生きと描かれています。原作小説と漫画版の違いを比べてみるのも面白いかもしれません。
まとめ
- 漫画『Dジェネシス』は打ち切りではなく、現在も連載中です。
- 「打ち切り」の噂は『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』（デデデデ）との混同が原因です。
- 『デデデデ』も打ち切りではなく、全12巻で堂々と完結した名作です。
- 『デデデデ』が打ち切りと噂されたのは、長期連載や難解な結末が理由と考えられます。
- 『Dジェネシス』と『デデデデ』は作者も出版社もジャンルも全く異なる作品です。
- 『Dジェネシス』はKADOKAWAのダンジョンファンタジー漫画です。
- 『デデデデ』は小学館のSF青春漫画で、浅野いにお先生の作品です。
- 『デデデデ』は第66回小学館漫画賞を受賞しています。
- 2024年に『デデデデ』はアニメ映画化（前章・後章）されました。
- 映画版は原作者監修のオリジナルエンディングが描かれました。
- さらに、映画とは異なる結末の全18話アニメシリーズ版も制作されています。
- アニメシリーズ版はBlu-ray&DVDコンプリートBOXに収録予定です。
- 『Dジェネシス』の原作は「小説家になろう」発のWeb小説です。
- どちらの作品も主要な電子書籍サービスで読むことができます。
- まずは無料の試し読みで、作品の雰囲気を確かめるのがおすすめです。
